カムイの教え

ユバル・ノラ・ハラリ　‘21世紀における21の提言(英語版の日本語要約) ’

第12の提言 #謙虚さ 　‘最終章’　P193~196

(私の説明)

VALUER制限の鍵付きを今回は外します。人間の信心は自由あり、多種多様です。

著者が自らをもって既存の宗教を否定的に述べることは、

和訳している私にとって、大変辛いことでした。信心を否定されることは、大変辛いことだからです。

それは深く受け止めつつ、著者が最後に提案する、

‘ #神 　’以前の #謙虚さ 　の重要性を、皆さんに知って頂きたい一心です。

(本題)

私が自虐的 #ユダヤ人 で、 #反ユダヤ人 だと疑われるといけないので、以下のことを強調しておく。

#ユダヤ教 　が、悪の無知な宗教であると私は言っているわけではない。

#ユダヤ教 　が、人類史にとってとりわけて重要ではなかったと言っているだけである。

何世紀にもわたり #ユダヤ教 　は、遠く離れた国々を侵略したり、文化遺産を燃やすことよりも、

読んで考えることを好む、小さな迫害された少数者の宗教であった。

#反ユダヤ主義 　は、 #ユダヤ人 　をたいへん重要な存在だと考えているようだ。

そして、以下のようにイメージしがちである。

‘ #ユダヤ人 　は、 #世界 　、 #銀行 　、 #メディア 　を操っている。’

‘ #ユダヤ人 　は、 #地球温暖化 　から #911 　にいたるまで全てのことで責められるべきだ。’

このような #反ユダヤ主義 　の妄想は、 #ユダヤ人 　の誇大妄想と同じくらいバカげている。

#ユダヤ人 　は、興味深い民族であるものの、世界地図を見れば、

#ユダヤ人 　は、世界に本当に限られた影響しか与えていないと分かる。

歴史を通じて、 #人類 　はたくさんの異なる #宗教 　を創った。

それらの一部が、 #キリスト教 　、 #イスラム教 　、 #ヒンドゥー教 　、 #儒教 　、 #仏教 　であり、

何10億人の人々に影響を与えた。

#ユダヤ教 　を含む大多数の宗教は、小さな影響しか与えていない。

個人的に言って、私は勇猛な世界征服者からでなく、他人のことにめったに口を出さないマイノリティーから受け継いだ考え方が好きである。

多くの #宗教 　が、 #謙虚さ 　の大切さを述べている。

しかし、そうしたら、宗教が宇宙の中で最も重要なものとなるように考えようではないか。

多くの #宗教 　は、個人的なおとなしさと、ずうずうしい集合的なおおへいさを混ぜ合わせてしまう。

全ての #宗教 　の人類は、もっと真剣さをもって、 #謙虚な態度 　を取れればいいのであるが、、、

#謙虚さの形 　が多くあるなか、たぶん最も重要なのは、‘ #神 　’以前の #謙虚さ 　を持つことである。

‘ #神 　’の話となるといつも、人間はみじめなほど控えめなことを言っておいて、

‘ #神の名 　’のもとに、他人にいばり散らす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(以上)

今回で、「第12の提言 #謙虚さ 」が終了しました。

著者の天才的論考能力。及び、数学のように美しい旋律。

これらの表れの一つですが、「第12の提言」の最終盤に、‘ #神 　’が頻繁に登場しました。

次章、「第13の提言」は、‘ #神 　’です。