山括弧塾

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https://twitter.com/hitoshinagai1 メールでのご連絡、お問い合わせは yamakakkojyuku@gmail.com

マガジン

  • 塾生の方へのお知らせ

    山括弧塾事務局から塾生の皆さんへのお知らせです。

  • 山括弧塾について

    塾についての説明です。

  • 質問

    山括弧塾生の皆さんからお寄せいただいたご質問に、永井均が答えました。

  • 動画アーカイブ

    無料公開の講義などの動画をアーカイブします。

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山括弧塾 はじめました

「山括弧塾、はじめます」と宣言してから早くも2年が経ってしまいましたが、あらためて私塾を始めようと思っています。まだ手探り状態ではありますが、以下の2形態を並行して運営していこうかなと考えています。 ◇オンライン塾 ZOOMにて開催。平日の夜に1時間半程度。基本的に私が講義をするスタイルです。最後に質疑応答もします。さしあたっては、Web春秋に連載してきた「哲学探究3」の第1回から第10回までをテキストにして、それについて解説的な講義をして行く予定です。 ◇リアル塾

    • 24年初夏 山括弧塾について(事務局からのお知らせ)

      山括弧塾事務局です。講座をあらたに3つ、お届けいたします。みなさまのご参加お待ちしております。 ※①③の両講座とも、塾長の永井も参加いたします。みなさまもふるってご参加くださいませ。 ※①谷口先生ご講義にまだ若干名の余裕がございます。先着順となりますがご希望の方は下記詳細の応募フォームからお申し込みください。 開催概要:3講座いずれも自由が丘での開催となります。 ①キルケゴール『不安の概念』を読む(講師:谷口一平先生) 5/10~6/28まで毎週金曜夜20時~開催。全8

      • 24年春期特別オンライン講義について(事務局からのお知らせ) ※アーカイブ配信情報追記しました

        山括弧塾事務局です。ご案内するのが少し遅くなってしまいましたが、かねてより温めておりましたオンライン講義をお届けいたします。みなさまのご参加お待ちしております。 ※多数のお問い合わせをいただきまして、アーカイブ配信を開始しました。下記URLよりお申し込みください。購入期限は4月26日(金)24時となっております。 https://peatix.com/event/3916106/view 開催概要:『「マイナス内包」としての性自認の構成』を読む▼講義要項: 谷口一平氏の

        • 24年春期山括弧塾について(事務局からのお知らせ)※情報更新しました

          山括弧塾事務局です。お待たせしました。この春、山括弧塾は自由が丘での講義を3つ、お届けいたします。少し説明がややこしくなりますがご了承ください。みなさまのご参加お待ちしております。 開催概要:講義は3種類。いずれも自由が丘での開催となります。 ①〈しくじり〉の人間学――フロイト『日常生活の精神病理学』を読む』(講師:片岡一竹先生) 3月1日(金)20時 開催。※募集を締め切りました。 ②ヘーゲル『キリスト教の精神とその運命』を読む(仮)(講師:永井均) 3月8日(金)2

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        • 24年春期特別オンライン講義について(事務局からのお知らせ) ※アーカイブ配信情報追記しました

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        記事

          質問(24/1/18講義)

          だいたい全部まなぶ: ある人がある対象を持続的に認識しているときは、その対象の数的同一性が保証できると思います。しかし、ある人がある対象を認識したあと、ずっとあとになってその同じ対象を認識する、ということが可能なのはなぜなのでしょうか?あるいはある人と別の人が同じ対象を認識することが可能なのはどのような根拠に基づくのでしょうか。 (質的同一性についてはこのような問題は生じない気がしますが、数的同一性の場合は生じそうな気がしています) 永井: ある人がある対象を認識したあと非

          質問(24/1/18講義)

          冬季講義受講の塾生の方へ(お心あたりの方はご連絡ください)

          こんにちは。実は、冬期の講義をお申し込みいただいた方の中でおひとり、メールのご案内が届けられずにメールが戻ってきてしまう方がおいでになります。その方のメールボックスがいっぱいになっており、こちらからのメールを含め、すべてのメールが届かない状況になっておいでのご様子です。 恐れ入りますが、お心あたりの方いらっしゃいましたら、メールボックスの整理をいただけると助かります。お手数おかけして恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。 山括弧塾事務局

          冬季講義受講の塾生の方へ(お心あたりの方はご連絡ください)

          質問(24/1/11講義)

          晃太郎: 超越論哲学の示す認識を単なる心理的事実としてしか理解できなければ「ヒュームの経験論哲学と本質的には変わらない」とされていますが、一方で因果関係をわれわれの心の習慣にすぎないとみなしたヒュームの議論を「もっともな議論」であるとも書いています。 にもかかわらず超越論哲学を心理学化して理解することをここで戒めているのは、その読解があくまでカントに即していないからにすぎない(つまり、心理学的に、あるいは「二重に」読む方向もありうる)、ということでしょうか? 私がそう思ったの

          質問(24/1/11講義)

          質問(24/1/4講義)

          スラベス: 段落24に「おそらくはこの遠い由来によって、段落7及び8で指摘された、「感性」や「直観」のもつ二つの意味もまた繋がっているだろう。」 とありますが、この「二つの意味」をうまく捉えることができません。ご教示いただけますと幸いです。 永井: 段落8の冒頭にあるように、感性と悟性の区別を個別的なことと一般的なことという(存在論的な)区別と見る場合と、感じられることと理解されることという(認識論的な)区別と見る場合があり、これが感性と悟性の二つの意味です。 スラベス:

          質問(24/1/4講義)

          24年1月の山括弧塾(オンライン)について(事務局からのお知らせ)

          ※お申し込みは講義の最終日まで可能です。お申し込みが確認でき次第、アーカイブ配信をご案内いたします。 山括弧塾事務局です。下記の通り、年明け早々にオンライン講義を開催いたします。みなさまのご参加お待ちしております。 開催要項▼日時・参加方法: ・ZOOMにて開催。 ・開催は1月4日、11日、18日、25日、2月1日(以上全て木曜)の計5回。 ・時刻は20時30分~22時。(開始5分前に開場) ・アーカイブ配信(受講者のみ)も行います。 ▼受講料: ・5回合計で、社会

          24年1月の山括弧塾(オンライン)について(事務局からのお知らせ)

          23年秋期(追加講座)山括弧塾(自由が丘)について(事務局からのお知らせ)

          山括弧塾事務局です。ややこしいタイトルで申し訳ありません。『自我論』『批判』ふたつの秋季講義をお送りしておりますが、もうひとつだけ、この秋に自由が丘での講義をお届けいたします。みなさまのご参加お待ちしております。 開催概要:自由が丘講義『実践理性批判』 11月17日(金)から3週連続。いずれも開始は20時~。 カントを巡るシリーズの最後に、三大批判の第二批判、『実践理性批判』の特に後半部を題材にお送りします。日程、テキスト等については要項をご確認ください。 ・料金は月額

          23年秋期(追加講座)山括弧塾(自由が丘)について(事務局からのお知らせ)

          23年秋期山括弧塾(自由が丘)について(事務局からのお知らせ)

          ※当選された方にご案内のメールを差し上げております。ご自身のメールボックスと、あわせて迷惑メールフォルダもご確認くださいませ。 山括弧塾事務局です。春期講義と同様に、23年9月から、自由が丘での講義をふたつ、お届けいたします。みなさまのご参加お待ちしております。 開催概要:講義は2種類になっております。 ①自由が丘講義『カントの自我論』(中島義道)9月1日(金)から。毎週金曜20時~。 ②自由が丘講義『カント批判』(冨田 恭彦)9月2日(土)から。毎週土曜10時半~。

          23年秋期山括弧塾(自由が丘)について(事務局からのお知らせ)

          質問(23/8/10講義)

          リョウ: 「超越」の場面における言語の役割について。 黒本「アフターソート」(pp194-)を拝読し、p204までの内容を以下のように理解しました。そこでは、客観的世界、他者、〈私〉を成立させる(立ち現れる)ための条件が述べられています。 【A】 ①客観的世界は、他者と〈私〉の2種類の異質だが同型の主観を「同種」のものとして、 そしてカントの主張では、②〈私〉は、異時点を同種のもの(持続的自己)として、それぞれ超越することが必要である。 そして③他者は、客観的世界の成立と相即

          質問(23/8/10講義)

          質問(23/8/3講義②)

          みや竹: 白本(復刊本)26頁の、「痛み」という言葉の意味の習得過程に関する議論についての疑問 1.超感覚生物の例 (1)仮に人類が、「哲学探究2」261頁後半で想定されているような、例えば他人の体に手を当てれば他人のその部分の痛みが(手を通じて)直接感じられる生物(超感覚生物)だったとする。 (2)そのような生物において、「痛み」という言葉の意味はどのように習得されるか。一歳児が転んだ時、親が駆け寄り、子供の膝に手を当てると、確かに痛い。これを確認したのち、親は、この子に

          質問(23/8/3講義②)

          質問(23/8/3講義①)

          五三郎: 世界体験をしている主体は〈私〉なのかそれとも「私」なのか、どちらなのでしょうか。世界の開けの原点、それがなければ何もないに等しい〈私〉は世界体験に現実性を与えているわけですから、本当の世界体験の主体は〈私〉だと言えるのではないでしょうか。しかし一方、脳や身体を持った「私」が存在しなければ〈私〉だけ存在しても、世界体験の中身が生じてきません。すると、やっぱり世界体験をしている主体は「私」の方なのかとも考えられます(普通、ほとんどの人はそう考えていると思います)。世界体

          質問(23/8/3講義①)

          質問(23/7/27講義)

          リョウ:黒本p.11「われわれの世界構成のカテゴリカルな要求である」に関連して。 webでの連載(哲学探究3 の第1回/カントの誤謬の第1回・第2回)を拝読しました。「いかなる事実も、したがって心理的事実も、このような超越論的関係の上に乗ってしか成立しえない」、したがって、カントに従えば「その問題を考えること自体が誤りである」とされるものがあると理解しました。「世界構成のカテゴリカルな要求」や「言語的世界構造」も、そうした、有効な問いを規定する条件のような性質のものだと理解し

          質問(23/7/27講義)

          質問(23/7/20講義)

          真彦:①黒本p.17、6行目~「哲学的」という表現について。「ここに飛躍が介在していることを理解することは哲学的に非常に重要である。・・・ずれを認識することが、ここでの哲学的なポイントだからだ。」(二か所の「哲学的」に傍点)とあり、「哲学的」という表現がされています。私は、例えば、「〇〇は哲学的に重要で・・」とか「〇〇は哲学的な問題には影響しない・・」といったような表現があった場合に、どういう種類の重要性について言われているのか、どういう種類の問題が意味されているのかが捉えき

          質問(23/7/20講義)