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どこかの町の高田
2024年3月18日 20:41
夜になると、沈んでくるものがあります。こころとからだの奥底に、澱のように沈んでいくこれはなんでしょうか。あまりおおく沈んでいると苦しいですけれど、私にとっては重心のような、必要なものであるような気がします。それにしても、今日は沈みすぎています。まるで私がひとつの錨となったみたい。こんな日に思い出すのは誰の詩でしょうか。どんな文章でしょうか。私はひとつひとつ点検していきます。今、先の段落から
2024年3月17日 22:11
まっしろなワードの画面、またはノートブックを前にすると、期待と緊張でピリッとします。それは畏れにもちかい感覚で、いちめんの積雪を前にした朝のようでもあります。書くということは、彫り出すことにも似ていると思います。新雪のかたまりを彫っていって、いずれ美しい像が顕れると信じ、不可能にも思える挑戦に手を伸ばす。言葉で語り尽くせる範囲など限られているかもしれないのに。しかし、そうして彫り出したもの