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きらきら町のものがたり

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架空の町『きらきら町』の住民たちがワーワー言います。
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#叙事詩

前時代風

前時代風

「愛がすべて、すべては愛」そういいながら、歌いながら踊りながらわらいながら、青年はきれいに狂っていった。ほっそりした胸元には柘榴の刺青をして。

青年は自らの感性が、もはや時代には適合しないのだと知っていた。出会う女はみなうつくしかった、それがゆえにかなしかった。「滅びることのない倫理をさがしに行こう」彼はゆうれいのように河川敷を歩くことがあった、風がささやいていた。「遠くに行こう、とおくにいこう

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きらきら国の美香

きらきら国の美香

わたしの前世はおひめさまでした。おとぎばなしのはじまりは、春の嵐のようなさっそうとした轟音が鳴る。うつくしいものをさがしに行こう、そういって馬に乗って駆けて行った昔の日はかすか。わたしはいまはどーしようもない女子大生です。

ひとを欺かないように生きようと思っても、それがとっても難しいということに気が付くのにそう時間はかかりませんでした。傷口をひらくようなとわず語り……わたしは毎夜、ブログを更新す

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