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家族だけど他人であり続ける妻さんとの結婚生活について思うこと

どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

noteを毎日書くようになった(途中の心身の不調により離脱期間があるけれど)のは2018年5月からなので、これを書いている時点で2023年8月だから丸5年は経過していることになります。小学校2年生とか3年生であれば問題なく解ける計算です。

それよりもさらに長い期間を赤の他人である妻さんと過ごしてきて、さらに3名の子どもたちとも一緒に暮らすことができていることは本当に幸福なことだと自覚できています。これを書けている時点で、ぼくは勝ち組を気取ってもいいのでしょうか。

基本的にダメ人間といえるほどの情けない精神レベルであるため、妻さんはストレスフルな日常を過ごしているような気がしますし、ぼくに向けて憎悪の感情を押し殺しながら「子どものため」と我慢してくれているのかもしれません。

そうなってしまうような、彼女からそういった感情を引き出してしまうようなことを散々とやってきてしまったからなので、ぼくからは弁明の余地はありませんし、今さら何をいったとて過去を変えることはできません。そう、過去には戻れないのです。いくら後悔したところで、事実を捻じ曲げるような力を手にすることは不可能なのですから、受け入れて粛々と生きていくだけです。

世の中にはゲスい夫の話だとか、逆にゲスグロい妻さんの話だとかがネット上では人気のある愚痴系コンテンツとして花を咲かせていますが、ネット上に愚痴を書くことをすべきなのかっていうと「やめとけよ」って思ってしまいます。そんな愚痴コンテンツをネット上に吐き出したところで、いいことなんてまったくないから。

それらの愚痴コンテンツの中に、もしかしたら我が家の妻さんが投稿したものがあるのかもしれませんし、ないのかもしれません。いずれにしても、ぼくは彼女が持っているソーシャルメディアのアカウントを全て把握しているわけではありませんからネット上で匿名ながらも、でも確実にぼくのことが記載されているであろう愚痴コンテンツを見つけた方は、ぜひ、こっそり教えてください。

家族として一緒に暮らすことを選択し続けているからといっても、所詮は赤の他人であって、同じ思考傾向を持っていたり、同じ判断基準で物事を決めているわけではありません。まったく理解できない行動をしてしまうこともあれば、到底、共感のできない感情の起伏を見せることだってあります。

あまりにも極端な傾向が見られ続ける場合には、片方の精神がすり減ってしまい限界を迎えた場合には一緒にいることができない……と離別することになるのかもしれませんが、離婚をしないでいる夫婦はどこか互いに諦めているところが最低でも7個ぐらいはあるものではないでしょうか。ぼくはありませんけど。

毎日の投稿をする前に、以下のような投稿をしているのですが、当時からというか、それ以前から家族といった形式をとっているだけで、根本的に他人同士の営みが家族って名称として使われているだけであることは認識・自覚していました。

だからか、夫婦間で完全に理解できることもなければ、完全に分かり合えるだなんてことは幻想でしかないと考えていますし、その考えは子どもと一緒に過ごすようになってから余計に確固たる自信のようなものにすり替わってしまいました。

自分以外の人格と一緒の空間で、同じような食事をし、共通の話題が日々一刻と増えていくことによって、いわゆる絆と呼ばれるような心理的な距離が縮まっていくことで愛着や親近感等が養われていくのかもしれません。

ぼくが妻さんと過ごしてきた時間は干支を一周するほどですが、付き合いの時間って意味でいうとさらに長くなります。

だからと言って彼女のことを完全に理解できているわけではありませんし、彼女も同じような考えを持っていることでしょう。実際、「貴様は何様だ」と胸ぐらを掴まれながら言われたことはいい思い出です。床から足が2cmほど浮いていたような記憶すらあります。

おそらく、これからも彼女のことを完全に理解することはできないでしょうし、時間が経過すればするほどに彼女の中で積み上がる何かがあって、ぼくの中でも積み重なる何かがあるからアキレスと亀のようなもので、追いつくことも追いつかれることもないのだと思えば気が楽になります。

「貴様は在宅フリーランスという名の引きこもり失業者だ」と言われた際には彼女の言葉選びの才能に光をみましたし、今後、ぼくが何かしらで成功したとしても常に「調子に乗るなよ。貴様はあくまでも貴様なんだから」と釘を刺し続けてくれるようにも思います。

それがいいかどうかはわかりませんが、そうやって意味不明で理解のできないキャラクター扱いをしてくれるからこそ、ぼくは勘違いをせず、人の道を外すことなく生きていられるのかもしれません。

そうやってぼくの自我を保つための防壁として機能してくれている妻さんには感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)


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