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親子ワーケーションの意義について考えてみよう

 どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。

 在宅勤務の求人数が増えてくるのと同時に、仕事と休暇を組み合わせた『ワーケーション』、聞いたことがある人も増えてきているのではないでしょうか。我が家の場合、不登校状態にあった長男くんと、その長男くんが大好きな次男くんを連れて出かける機会を設けるようにしており、いわゆる親子ワーケーションと呼ばれるものです。

 子どもと生活しながら働く親にとって、仕事と家庭の両立は大きな課題ですよね。親子ワーケーションは、その悩みに対する一つの解決策となるんじゃないかと期待を抱かせるものとなっていることから、徐々にワーケーションができる人たち界隈では注目されていたりします。

 親子ワーケーションの特徴は、親が仕事をしながらも子どもと一緒に旅行気分を味わえること。いくら在宅勤務で出社する働き方よりも柔軟で自宅にいるとはいえ、普段は仕事をしており子どもとゆっくり過ごす時間が取れないものです。

 そこに違和感というか、モヤモヤした気持ちを抱いている親にとって、親子ワーケーションは貴重な機会だといえるでしょう。子どもにとっても、新しい環境で過ごす経験は刺激的で、成長を促す効果が期待できます。

 今回は、子どもと暮らしながら働くけれど旅行気分を味わうことができるワーケーションについて、その意義を考えてみようかなと。

親子ワーケーションの3つの意義

家族の絆を深める機会

 なんで仕事をするのかっていうと、身銭を稼ぐため、つまりは生活をするためです。仕事をするってことは、その分、子どもたちとの時間を確保することが容易ではなくなります。善し悪しではなく、生活をするためですから仕方がない部分はあるものの、やっぱり仕事をしなくても生きていけるのであれば存分に子どもたちと過ごすことができるのに…と悔しい気持ちを抱く人はぼくだけではないでしょう。

 それだけ仕事と家族時間のバランスを取ることは容易ではありません。日々の忙しさに追われ、家族との大切な時間が十分に取れないことも少なくないのですが、だったら一緒に仕事に出かければいいんじゃないかってのが親子ワーケーションです。

 基本的には仕事をしなければならないため、子どもたちには相応の節度を持ってもらう必要がありますし、何なら子どもたちにとってはつまらない時間となってしまう可能性はありますが、親子で一緒に旅をすることができますから、少しは充実した時間とすることができるでしょう。

 普段とは異なる、新たな場所での体験や思い出って、なかなか消えるものではないことを親は実感しているからこそ、この時間を楽しみたいし、楽しむ分、親子の絆を強める絶好の機会にすることができるのではないでしょうか。

子どもの成長を促す教育的体験

 次に、親子ワーケーションは、子どもにとって貴重な教育的体験とすることが期待できます。普段とは異なる環境に身を置くことで、子どもは見慣れない環境や状況といった新しい刺激を受けることで視野を広げることができます。

 日本に限らず海外に出向くことができるのなら、現地の文化や自然に触れることができますし、子どもにとって不思議と好奇心に溢れる時間とすることができるでしょうから、知的好奇心を刺激し育むことも可能でしょう。

 また、行き先で出会う親の顧客や友人、知人、現地の方々との交流は、子どもの社会性やコミュニケーション能力の低さの気づきや成長・発達の機会を提供してくれます。

 海外であれば言葉や文化の違いを実感することができるでしょうが、日本でも各地の方言などを聞けば理解できない言葉も出てくるでしょう。そういった"違い"を理解し、普段とは異なる多様な価値観や風習などに触れることは教育的な体験だといえるのではないでしょうか。

仕事と家庭の両立を実践するロールモデル

 親子ワーケーションを実践することで期待できることの一つに、子どもに向けて仕事と家庭の両立を実践するためのロールモデルを提供することも挙げられます。

 ワークライフバランスとかワークアズライフなんて具合に、生活と仕事の平衡性や協調性の重要さが叫ばれる今、実際にそれを実現することは簡単ではないことを実感する毎日ですが、親子ワーケーションを実施することで、仕事と家庭を両立できる可能性があることをを示すことができます。

 ぼくは両親が飲食店を営んでいましたし、ワーケーションのようなことをを経験することができませんでしたが、お客さんと向き合っている両親の姿を見ることはできていました。

 大変そうではありましたが、生活と家庭を両立させるために家族以外に大切にしなければならない存在がいることを痛感することができていましたし、それが親子ワーケーションのような「親が仕事をする場所に同行する」といった行動に心理的な敷居がないのかもしれません。

 いずれにしても、親子で柔軟な働き方というものを実感する絶好の機会ですから、実施以降の生活に向けて「次は…」なんて期待感を抱かせることができますし、それ自体は家族の会話が弾むための話題を提供することになりますから、家族に対しポジティブな影響をもたらすことが期待できます。

親子ワーケーションを成功させるポイント

 親子ワーケーションを成功させるためには、いくつかのポイントに留意する課題があります。

 まず、仕事への集中できる環境と状況の確保が必要な点と、子どもの安全確保のバランスを取ることが重要です。ワーケーションとはいえ、仕事の質を落とさないよう適切な環境を整える必要があります。その一方で、子どもの安全や健康面にも十分な配慮が求められます。

 その意味では、親は仕事をするためだけの環境が用意されていて、子どもたちは子どもたちで存分に体験や知的好奇心を刺激してくれるアクティビティなどが用意されているのであれば最高です。

 とにかく、宿泊先の選定や現地での行動計画をきちんと練らなければならない点は、乗り越えなければならない課題だといえます。

 次に、親の商談等へ子どもが同行するのであればビジネスマナー的なことを事前に含ませる必要があるかもしれません。子どもには、旅先での振る舞い方やビジネスの場に同行する際のルールを事前に説明し、理解してもらう必要があり、挨拶や返答の仕方など、同行してもらう以上は相応の態度が求められる点を理解してもらう必要があるでしょう。

 また、職場や顧客との事前調整と柔軟な対応力も重要なポイントです。

 親子ワーケーションの実施にあたっては、上司や同僚、顧客の理解と協力が不可欠です。事前に十分なコミュニケーションを取り、業務への影響を最小限に抑える工夫が求められます。特に、顧客との商談がある場合は、子どもの同行について事前に了承を得ておくことが大切ですし、子どもの体調不良等による急な予定変更にも臨機応変に対応できるよう、柔軟性を持って臨む必要がありますし、他の大人たちにも理解と協力を得ておく必要があります。

 などなど、親子ワーケーションを成功させるには、綿密な準備と臨機応変な対応力が求められ、家族や職場、顧客との円滑なコミュニケーションを図りつつ仕事との両立を目指さなければいけません。

 逆に、これらを乗り越えることができれば、随分と意義深い時間を子どもと過ごすことができるのですから、できる可能性がある人は、ぜひ、挑戦してみたらいいのではないでしょうか。

おわりに

 そんな、何度もできているわけではありませんが、少なくとも年に複数回は機会に恵まれて経験してきた身としては「いいものですよ」とオススメしたいところです。

 何がいいかと問われれば、少なくとも子どもと一緒に電車やバスに乗って出かける機会があるってこと、それ自体にあります。もう、それだけで満足感の高い時間を過ごすことができるのです。

 ぜひ、やってみてください。

 ではでは。

 ゑんどう(@ryosuke_endo)


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