子どもの体調不良を代わってあげたい|週末の医療アクセスも気になる点
どうも、ゑんどう(@ryosuke_endo)です。
日曜日の朝、毎週恒例の家族定例をぼくと妻さんで行っていると、いつもよりちょっと早めに長男くんが階段を降りてきました。長男くんの両手にはNintendo Switchがあり、最近、弟たちと一緒にワイワイと楽しんでいるスーパーマリオ系のゲームの様子を我々に見てもらいたいといいます。
「ここでね…」「ここが厄介なんだけど…」「ほら!見て!」なんて具合に、静かな興奮を見せながら楽しさを共有してくれる姿を見ながら癒されていたものの、おもむろに彼の表情を見てみると明らかにつらそう。目が窪んで頬は赤らみ、髪の毛や産毛も下に向いているようです。
「もしかして、体調悪いんじゃない?」と聞くと、「うん…ちょっと…」と言うので熱を測ってみると、みるみるうちに体温計の温度は上がっていき、38℃を超えました。時計を見ると朝の9時を指していますが、この日は日曜日。近隣にある小児科はどこも空いてません。
最近、巷ではインフルエンザが猛威を奮っていると耳にしていましたし、次男くんのクラスは学級閉鎖に追い込まれていただけでなく、学校中が日ごとに学級閉鎖クラスを増やしていくような状態だったことから、割と身近にウィルスの脅威を感じていたことは事実です。
また、彼が体調不良となる前日には小学校の展覧会があり、雑多な環境に出向いたことは確かであり、明らかに飛沫や接触による感染の可能性があることも否定できません。
しかし、潜伏期間(インフルエンザの潜伏期間は1日から5日とされていますので、それ)を考えると、その前から感染していた可能性があります。長男くんは不登校ではありますが、特別支援級に籍を移してから徐々に登校の兆しを見せています。
展覧会の前日、前々日と特別支援級に通い、給食を食べ、昼休みを過ごすところまでは在籍できるようになり、展覧会も含めると3日連続で「学校へ登校した」ことになります。他の児童からすると「毎日登校するのは大した問題じゃない」と思いますが、一度、学校や教室で過ごすことに忌避感や恐怖感を覚えた子どもが、それ以前のように戻っていくことは決して敷居の低いものではありません。
彼がそうやって自分自身を奮い立たせながら、自らの意思で「学校に行く」と逞しい背中を見せてくれていることが感染につながってしまったのかもしれないことを踏まえると、悔しくて悲しい気持ちになってしまいます。
逆に捉えれば、登校したからこそ感染したとも言えるわけですが、可能なことならば感染自体はしたくないわけで、前向きに捉えていいのかどうかは微妙なところです。
実際、非常につらそうな表情を浮かべながら過ごす彼のことを見ていると、あまりにも切なく、すぐにでも症状をすべて引き取って代わりたいと思うほど。
この文章を書いている時点では、まだ医療機関へアクセスできていないため、インフルエンザなのかどうかもわかりませんし、そもそも感染しているのかどうかもわかっていません。(これから通院予定)
メタ的な見方をすれば、少子高齢化社会の中で医療機関も社会構造に応じて増減していくことは必然的です。
子どもの数が減っているんだから小児科をやる医師も減っていくでしょうし、産婦人科の産科も減少していくものでしょう。反面、高齢者を対象とした医療期間、福祉機関が増加していくことも仕方のないことだと言えます。
結果として、子どもと暮らす当事者としては徐々に生活のしづらい状況が漸進していくのであろうことを予測すると、なんだかやってられない気分になってしまいます。だって子どもたちは悪くないじゃないですか。
彼らが大人になり、子どもと共に暮らすようになる頃には、さらに状況は悪化しているでしょうし、自治体の在り方も「高齢者だけの街」とか「若者だけの街」みたいな分断が起こっていてもおかしくありません。
なーんでこんな風な社会になってしまったんだろうなぁ…って思いながら、長男くんを病院に連れていくことにします。
ではでは。
ゑんどう(@ryosuke_endo)
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