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「教育」への違和感や不信感

どうも、えんどうです。

なんだかやぶさかじゃないタイトルですが、あくまでも雑談です。

「教育」って言葉というか、事の運びにずっと違和感があるんですよね。これ、ボクが子どもと生活をする立場になったからではなく、小学生の頃......は鼻を垂らしていただけなので、特に何ってこともありませんでしたが、中学生の頃に部活を1日で辞めたり、不登校になったりしたことから、教員の方々に限らず大人が振りかざす「教育」への不信感が拭えません。

当時は「我慢しなければならないもの」だと思っていたのですが、自らが望んで耐え凌ぐことと、我慢を強いられることは異なるものだと30歳を迎える頃に直面し、そのタイミングと子どもとの生活が始まったのも重なって、都度、考え続けているような状態。これが今回の前提です。

いいことをしてると勘違いしていた自分

もういい年齢のオッサンになってきたのもありますが、ひたすらに「教育」と口にする人ほど、自信がないのではないかと勘繰っています

ボクはフラフラと生きてきた人生の中で専門学校の職員をしていた時期があります。決して褒められたものではありませんでしたが、そこに自分がいるからこその意義と意味を見出そうと足掻いていた時期でもありますし、自らの「できなさ加減」を実感する日々でもありました。

「教育サービス」を手がけていることに誇りを抱きつつ、主に20歳前の学生たちに向き合っている人たちに囲まれて仕事をしている、いや、「いいことをしている」気になっていました。

ところがどっこい「教育」なんて言葉を振りかざて仕事として担おうとしている上に、それを社会に対しての好影響を与えていると勘違いすらしている自分への違和感・不信感が増幅していくような感覚だったのを覚えています。

ちゃんと答えて調べ方や問い方を示せること

これまでボクが接してきた学校現場の教職員の方々は、義務教育、私立、高等教育機関など、所属する機関がどこであろうと真剣に向き合ってくれる人たちがいましたし、現在も児童や学生に向き合うことを大事にされている方々が多いことに違いはありません。ただ、"多い"のであって、すべてだとは思わないことも、また事実です。

職業選択の自由がある以上は珍しいことでもなんでもないでしょうし、それは教育現場にかかわらず、どこの業界、どんな職種であろうが、ボクみたいな中途半端な人間ってのはいるものでしょう。

そんな中で、いくつかの職歴や現場での苦い思い出も踏まえ、「教育者」というか「いい先生」となりうる人、なっている人はどんな人物なのかを考えてみると、以下の二つを持ち合わせていることが必要条件なのだと思います。

・質問に"ちゃんと"答えること
・調べ方や問い方を示せること

当たり前のように思うかもしれませんが、これができない人はいるもので、職業選択上の「教員」だからできるわけでもないし、ビジネスマンの「上司」だからといってできないわけでもありません。

「教育」を振りかざす人

馴れ合うことで「仲良くなっている」と勘違いしてしまう人もいれば、突き放すことで「試練を与えている」と勘違いしてしまう人だっていますし、言葉が足りないのに「説明してるつもり」の人もいます。

何かしらの欠損部分があることは、ボクたちが感情と思考が重なり合う人間って生き物なので仕方がないのかもしれませんが、「教育」を振りかざす以上、相手が小学生であろうと、新卒の社会人であろうと、上の二つを持ち合わせていない状態で接することは失礼である、とボクは考えます。

また、それを自覚していない人ほど「教育」って権威的な言葉を振りかざしている印象すら抱いているため、そこに気付く余地が少なく、その人の下について学業や仕事を「教わる立場」になった人は不憫であり、不運だったと思う他にありません。

ボクが思うに、教育に人を変える力などありませんし、適切な教育なんて求めることは難しすぎて敷居が高すぎます。

親の役割を担うようになり、子どもと接するようになってからは本当に悩ましい事の連続で、どうにかできないものかと考える日々でもありますが、こればかりは仕方ありません。

ボクにできることは「環境の整備」ぐらいなもので、誰であろうと「質問にちゃんと答える」ことと、「調べ方や問い方を示す」ことを丁寧にやりつつ、「何かに取り組んだら成功できる状況」を用意することをする他にないのかな、と思ってます。

ボクは「人を育てる」なんて言葉を使えないのですが、それと一緒で自分が人に対して与えられるものなんてないと思っていますし、あったとしても高(たか)が知れています。

「教育」なんて言葉や、事の運びにも少し忌避感があるのかも知れません。ただ、今後も違和感や不信感は払拭できないでしょうし、しなくてもいいのかな、と。

自分がどうあるべきか、なので。

それでは、また。

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