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『Web制作者のためのUXデザインをはじめる本』 読書会 |2024年4月
アルファ室 プロダクトマネージャー/プランナーの石田です。こんにちは。
日々の業務の中で「ここが共通知識あったらな」など感じることが多く
今期は何冊かピップアップし、読書会を実施することを決めました。
読書会の設計をどうやってやったか?
わたしが日々大切にしていることの1つとして、「学び」があります。
正しく体系的に学ぶ・何度でも学び直すこと、それを活かして次のレベルを目指すことは、非常に重要だと考えています。
<準備したこと>
目的・想定する成果と狙いを言語化しました。
目的
UXデザインの知識を共通で得る
インプットを深める
想定する成果と狙い
UXデザインの手法をプロジェクトに導入する
<書籍のピックアップ>
第1回読書会:『UXデザインをはじめる本』
ピックアップ理由
1. 全体的に絵が多く、読みやすい
2. PjMの立場においても、開発メリットが学べる
3. PdMの立場においては、学び直しによる気づきが得られる
ちょっと古い書籍ですが、基礎の魅力ってありますよね。
続けて、「KPI」や「思考プロセス」など、数本対象書籍をピックアップしています。こちらに関しては、今後レポート予定です。
<読書会ボードの作成>
あえて、輪読会とはしませんでした。
理由は、1週間に1度、たった10分くらい書籍を読む時間を設けたいですし
みんなで同じ時間に読む=同じ熱量で対話しインプットを深めたいと考えたからです。
タイムスケジュールは45分で設計し、伸びても1時間以内でできるようにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1719298449470-dUvDGTNuZC.jpg?width=1200)
8章あるため1章づつ担当を決めて、ファシリテート・進行と担当章のサマリ作成を事前にしておくようにしました。
▼実際の読書会のボード
左側に各章のサマリがあり、右側がディスカッションボードになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1719298504346-OB4IqJGLnE.png?width=1200)
どんな読書会だったか
1章から8章まで、各章においてどんな気づきや学びがあったかレポートします!
1章 UXデザインとは
UXという言葉の指す範囲は、人によって様々である前提
UXデザインの手法を用いる際、押し付けないこと
2章 ユーザビリティ評価から始める
UTは自分の仮説を正当化するためのものではない(再認識!)
誰に向けた「ユーザービリティ」改善なのかを定める重要さ
![](https://assets.st-note.com/img/1719299764265-Xg0a96uc1Z.png?width=1200)
3章 プロトタイプで設計を練り上げる
プロトタイピング時点でのデザインの作り込みに注意!
余計な話題で論点がズレていくことを回避しよう
ワイヤーフレームの重要さ、骨格を仕上げる
![](https://assets.st-note.com/img/1719299832831-AbSYDsiXzh.jpg?width=1200)
4章 ペルソナから画面までをシナリオで繋ぐ
シナリオの客観性は1人で担保しない、周りの目・力を借りて仕上げる!
各シナリオをかくことで、作り手の思い込みを回避できそう
(再認識)ペルソナがユーザー目線を教えてくれる、気付きの重要性
![](https://assets.st-note.com/img/1719300665718-cJHYJ0Nyyu.png?width=1200)
5章 ユーザー調査を行う
ユーザーの「思い」と「行動」は別のデータ
分析上手は動かし上手
ユーザーが自分の本当に望んでいること=意識していない可能性
6章 カスタマージャーニーマップで顧客体験を可視化する
WEBサイトやサービスありきで、ユーザーは行動していない
カスタマージャーニーマップはワークショップ形式で進めるのが理想
7章 共感図によるユーザーモデリング(上級編)
調査した内容を翻訳して伝えることの重要性
調査分析をベースにユーザーの欲求と行動に共感するためにやろう
プロジェクト関係者全員が「誰に向けて」「何」をするか共通認識を育てる
8章 UXデザインを組織に導入する
UXデザインステージ(UX成熟段階)で現在地をすり合わせ
ユーザー主導型を目指そうという気持ちが高まる!
参加者の声🙋♀️
アルファ室は、PjMとPdM・プランナーが一体となった組織です。
それぞれの職種の立場で、さまざまな学び・発見のある会になりました。
参加後アンケート結果
理解が深まったか … 4.6/5
読書会に参加していないメンバーにも勧めたいか … 4.2/5
ディスカッションによる意見交換は有効的だったか … 4.7/5
実際に届いた意見・感想
PJにおいてユーザビリティ観点を含めることの重要性を理解し今後に活かせそうだ
なんとなく理解していたことをを正しくインプットできて良かった
カスタマージャーニーマップの雛形をつくろう
AIを用いたユーザーインタビューを試みる!
事業部との取り組みにおいて、ユーザーテストの機会があるので、改めて準備することや設計を提案してみる
黙読TIMEによって、事前に読む負担が少なくてよかった。
おわりに
何年PdMをやっていても、改めて学び直すことで、気付きや発見が得られるものですね。
幾つになっても、初心忘れるべからず、謙虚にやっていこうと思いました。日々邁進!
また、今回の学びを得て、各自が実際に様々な業務に取り入れて鋭意遂行中です。(今後この場でレポートしていく予定)
次の読書会のテーマは「KPI」です。お楽しみに。
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