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現代に学ぶ【学問のすすめ】

読書の秋ということで最近オススメされて読んでみた、福澤諭吉の「学問のすすめ」がむちゃくちゃおもしろかったので紹介します!!!

福澤諭吉といえば、1万円札の肖像画の方で(今後、変わるようですが)、慶應義塾大学の創設者として有名です。

最も有名な言葉は、

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず

というものですが、具体的にどんな内容なのか紹介したいと思います。


▼ 人は老若男女問わずみな平等

冒頭の言葉通り、まず言っていることは、人はみな平等である」ということです。

「学問のすすめ」という本は、今から150年前の明治初期に書かれた本です。当時は裕福な男性は妾さんがいることが当たり前という価値観・常識である中で、現代の価値観のように男女平等を説いているのです!

現代にも通じる価値観、慧眼をもっていて、いま読んでもまったく色褪せません。

生まれながらにして人は平等であるにもかかわらず、「学ぶ」か「学ばない」かで、賢くなるか愚かとなるか、富めるか貧しくなるかが決まると言っています。

では、何をどう学べばいいのでしょう?

▼ 生活に役立つことを学び行動することで人生は変わる

「学問のすすめ」というように、学ぶことの大事さを謳っていますが、何をどう学ぶかについて書かれています。

現代の価値観だと、大学や専門学校に行ったり、社会人であれば資格を取るのが「学ぶ」ということのように思えますが、この本ではハッキリとそういった学び方を否定しています。

学ぶべきことは以下のことだと言っています。


・何かしら世の中のためになる

・学んだら活用できる(生活上で役に立つ)

・机上で終わるものでは意味が無い

具体的には、世の中の仕事について、商売について、お金について、時代の流れについてを学んで、生活に役立てるのが良いとのことです。

そのために、仕事して稼いだお金を、読書なり学ぶことに自己投資(自分に投資)した方が良いそうです。

▼ 個人が自由・独立をいかに獲得するか

学んだ方が良いとのことですが、福澤諭吉の言うその理由がとてもシンプルで明確です。

自分でお金を稼ぐことが、独立して生きる基本。すごく大事なこと!

以上のように、他人の言いなりにならず、人の尊厳を守るためにも、自由・独立(独立自尊というそうです)を推奨しています。

この生き方、価値観は、現代においても通用する理想の考え方のひとつですし、僕はオススメされて読んでみてとても勉強になりました。

ぜひ読んでみてはいかがでしょうか???


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