Art89の葛藤

DJ Yudetaro 日記

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DJ Yudetaro 日記

最近の記事

3/21 新宿末廣亭下席夜の部 笑福亭羽光 土橋萬歳

新宿末廣亭での主任興行初日、笑福亭羽光師匠がかけた噺は、上方落語の「土橋萬歳」という演目だった。聴くのは初。 師匠の素晴らしい熱演と、照明・音響も駆使したスリリングな演出に惹きこまれ、長尺な演目だったがあっという間に時間が流れた。 そして緞帳が降り、場内が割れんばかりの拍手に包まれているあいだ、私は「いい意味で」厭な余韻に浸っていたのだ。 涙が出るまで笑い転げたり、逆に感動したりといった風な、いわゆるスッキリと観終わった気持ちになれない。どうにももどかしく、何か心に引っ

    • 日記のような 8/18

      駅や繁華街は お盆休みの人と 夏休みの人と ただの平日の人が1/3ずつ混ざっているような様子 小さな子どもは電車に向かって、よく手を振る 手を振るのは、何歳くらいまでだろう 大きくなると、手は振らなくなり代わりにお辞儀をよくするようになる 家の最寄駅では息が詰まるような豪雨だったのに、名古屋に着くとよく晴れていた 死んだ叔父の配偶者は、その日も出てこなかった ここ1週間部屋の奥に篭りっきりで、医者、ケアマネージャーさん、ヘルパーさんも誰も姿を見ていないと言った 彼女は

      • 日記 早送り 7/9〜8/17

        7月〜8月中旬までは、結構忙しく執筆が追いつかなかった。いや、異常な暑さで執筆する気も起こらなかった。早送りスキャンで強引に時を手繰り寄せていこう 7/9 小鳥書房、閉店後落合さん、雄平くん等と飲み、チャイナドレスな中華からスナック水中、小鳥の巣箱に場を移すがそこで記憶は途切れ、そのまま泊。谷保のマジカルなパワーに、また一段階ハートをえぐられる 7/10 昼に国立の銭湯に寄ってから小鳥書房に戻り本屋夜話の読書会に参加、渋谷ContactでHOHAIというイベントに顔を出し

        • 日記 7/4〜8

          やさしい半月を2巻とも読み終わる。とても危なくて、怪しくて、濃密で、愛に溢れた最高の書であった。 滞空時間など、注文したレコードが届いて針を落とす。そういえばヴァイナルを買うのは久々である。やっぱり良いなあ、高いけど。 七夕の日、仕事の後市役所に寄り、参院選の不在者投票。 自民党が強い神奈川、どうせ自分のいれる候補者は落選するだろう…、それでも一票を投じ続けなければならない。 比例代表は、ネットのニュースで福島瑞穂が当落戦上の危機で、社民党がピンチだというのを聞き、彼

        3/21 新宿末廣亭下席夜の部 笑福亭羽光 土橋萬歳

          日記 7/3

          7/3 午前中、ごろごろ音楽と読書など。 Bandcampパトロールは、相変わらずLeaving Records, Seance Centre,辺りを。 ネット巡回して、滞空時間のレコードを注文。また、SHEILA CHANDRAのQuiet!が中古で見つかったのでそれも買う。 本は積読の整理、吉増剛造の詩は徐々に。西村賢太の日記をみているとついエンタメものが読みたくなり、松本清張や横溝正史に手を出す。 そろそろこんトマさんの為に作ったらっきょう漬けが仏間で芳しい匂いを発

          日記 7/2

          2週間借りたレンタカーを、10時に返しにいく。 相模大野で修理あがりの自車を引き取る時間が13時である。 小田原駅から相模大野までは50分くらいで着いてしまう。 微妙に時間が空いたので、東林間に行き、駅前の町中華へ寄る。あやうくビールを頼みそうになる。オーソドックスなラーメンが、とても美味しかった。 車を引き取る。エアコンがよく効くようになり、快調である。渋滞も回避して、スムーズに帰宅。

          日記 7/1

          午前中で退社し、午後から市の清掃センターに粗大ゴミを搬出。 いったん家に帰り、身支度してから東京へ向かう。暑いので小田原駅まで車。 大船から横須賀線に乗り換えて馬喰町へ。ギリギリ通勤ラッシュを逃れた時間帯。 日本橋で開かれている、七咲友梨×山若マサヤの展示「どこへ行けないにしても」 4年ぶりくらいにお会いする、七咲さん、山若くんともにフレンドリーに迎え入れてくれ、話も弾んで嬉しかった。 散文と写真で構成された展示のコンセプトもセンスも、MOUTAKUSANDAマガジ

          6/27〜6/30 日記

          異常に早い梅雨明けと、酷暑の日々 私の住む土地では観測史上最高気温が更新された エアコンが無い部屋では窓からの風と扇風機で凌ぐしかない 蝉が鳴かない暑さが不気味である 仕事帰りのホッピーと焼き鳥が美味い

          6/27〜6/30 日記

          6/25,26 日記のような

          島に着いたときから、recipeは始まっていた いや、正確にいうと 6%時@35#分 大阪東梅田、商店街で 尼崎全市民の個人情報が入ったUSBメモリを抱えたまま路上で眠りこけている公務員を救出し 大阪駅からヒタスラ、神戸線を西へ 白鷺を拝んでいただく最高のジャンクフード駅そばにありつく 電車の色はいつの間にか檸檬色になり 尾道、から 船に乗った、ところまで、さかのぼる 生口島と、私たちとは発酵していった 徐々に 甘茶茂に導かれて 滞泊するMINATOYA 鬼崎

          6/25,26 日記のような

          日記 6/20~6/24

          水に深く潜って、浮かび上がってから、重たいものを持ち上げるような感覚だ。 それを繰り返し続ける。答えはない。 日曜日、家の近くの小径で私に絡みついてきた蛇は、その後も何回か挨拶にきてくれた。 ミミズを少しでかくしたような、可愛らしい奴だが、私には蛇を飼う余裕などないから可哀想だけど抱き抱えて家に連れ帰ってやることはできない。そのうち、姿を現さなくなった。 仕事が終わり、ビールを飲んでからのBandcampサーフィン。Vampi Soulのアルゼンチンサイケポップ、最も

          日記 6/20~6/24

          日記 のような 6/19

          向かってイル、鎌倉へ 人が滅多に通らない山道を、下ってイルと 珍しく、犬の散歩をしている男性にすれ違った、会釈すると、 犬がジブンに、向かって、しきりに吼える 尋常じゃない吠え方だが、飼い主も、驚いたような眼線で、犬ではなくジブンに向かって、「ア、アシモトッ!」と一言。 ジブンがジブンのアシモトを、ミルト、細い、とても細い50cm位のヘビが、ジブンの、脚と脚の間を、S字に描いて行軍中 思わず、ひゃうふっ、となって。ダンサーのように華麗なフットワークで爪先から、一回転

          日記 のような 6/19

          日記 6/18

          6/18 朝9時に小田原駅で格安レンタカーの借用。ガソリンは絶対に満タンにして返してください、と念押しされる。それに乗ってまずは事故車が安置されているディーラーへ。 久々に事故車をみて、再び絶句。なぜこんな大事故なのに自分は生還して元気でいるのだろうか。無惨な姿をみて泣きそうになる。母親の所有なので愛着があるわけでもなかったが、しかし修理不能、これでお別れと思うと、胸が痛む。事故車の車内整理を終え、野暮用をすまして一旦、帰宅。 休む暇もなく、事故ってない方の車に乗り換え

          日記 6/17

          細かい修正の指示を何度かクリアし、ようやく原稿も校了。今回記事にしたツールは、今までのとコンセプトが異なるためか、非常にやり辛かった。引き受けた単価の二倍くらいのコストがかかったような気分。とはいえ金曜なので、17時過ぎに帰宅後は少しアップテンポなDJ MixをSouncloudで流しつつ、日曜日のイベントおよび注文をいただいた岐阜の書店、徒然舎様のために日本酒と電子音楽2を製本作業。すると18時過ぎだというのに先方から、校了だったはずの原稿に対し再度の手直しを求めるメールが

          日記 6/13〜6/16

          6/13〜6/16 精神的に落ちる。会社上層部との不和と、締切に追われるライティングと、梅雨寒の天気。鉛のような日々を過ごす。音楽は救い。1080pを継続的に聴き、その奥深さに感服する。こういう時、田舎暮らしは辛い。都会だと、パッと飲みに行って憂さを晴らす場があるが、田舎の場合安定したメンタリティを保てないと地獄のような夜が続くのみである。初稿を提出するもダメ出しを食らう。さらにピークは水曜日、21時近くまで続いたオンラインの会議で、他社員から名指しで非難され面罵された後、

          日記 6/13〜6/16

          6/12

          朝から晴れて、暑い。昨日に引き続き、Leaving Recordsばかり聴いている。 レゴ制作、機材いじり、トマトの苗の観察のち、日本酒と電子音楽2納品分の製本作業。 昼、無性に蕎麦が食べたくなり、スーパーで二八蕎麦の乾麺とかき揚げを買う。ついでに隣接のブックオフを物色。文庫1冊購入。 蕎麦を茹で、たまらずクリアアサヒ1本と、丹沢山を常温で盃に一杯。燗の美味さには及ばないが、これはこれであり。 オーストラリアのアンビエントレーベル、Daisartを聴きながら読書してい

          6/11

          眠たいが、朝から野暮用。のちニトリで仏間に敷くイグサカーペットを、そして鮮魚が市場なみに充実しているスーパーにて小田原港朝獲れの生シラスと鯵の刺身を買う。それならば日本酒をと、酒屋で山北町の地酒「丹沢山 秀峰」を久々に入手。 午後は、レコード店のWebサイトとBandcampを巡回し、ひたすら音楽を聴き漁る。結句カリフォルニアのレーベルLeaving Recordsにハマり、クオリティのバラツキも含めアウトサイダーでフリーなラインアップに改めて感服。 衝動買いしたレゴ「ゴ