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日記 6/20~6/24

水に深く潜って、浮かび上がってから、重たいものを持ち上げるような感覚だ。

それを繰り返し続ける。答えはない。

日曜日、家の近くの小径で私に絡みついてきた蛇は、その後も何回か挨拶にきてくれた。

ミミズを少しでかくしたような、可愛らしい奴だが、私には蛇を飼う余裕などないから可哀想だけど抱き抱えて家に連れ帰ってやることはできない。そのうち、姿を現さなくなった。

仕事が終わり、ビールを飲んでからのBandcampサーフィン。Vampi Soulのアルゼンチンサイケポップ、最もリスペクトすべきグラスゴーの存在12th isle、奈良の社会福祉施設が奏でるアンビエントWANOWA  ……

呼応するように詩の本を読む。ユー・メイド・ミー・ア・ポエット・ガール。ノトーリアス・グリン・ピース。

塩素が濃いプールの中で沈下と浮上を繰り返す私に、日本各地、世界各地から押し寄せる言葉と音のバブルが優しい挑発を伴って襲ってきては、酸素を供給する。

月曜日から木曜日まではそのまま眠りに堕ちたが、金曜日はそうはいかなかった、衣服と本を心配性の私は過剰に詰め込む。尾道へ。西へ。

置き去りにされた切符を踏みつけて、
終電少し前の沼津行。

列車のトイレの扉から漏れ出すアンモニアには無関心、
車内から「ハンフリー!ボガード!!」と叫ぶ声がしたので降りる。

トンネルの出口は近そうだ。

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