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日記 6/18

6/18

朝9時に小田原駅で格安レンタカーの借用。ガソリンは絶対に満タンにして返してください、と念押しされる。それに乗ってまずは事故車が安置されているディーラーへ。

久々に事故車をみて、再び絶句。なぜこんな大事故なのに自分は生還して元気でいるのだろうか。無惨な姿をみて泣きそうになる。母親の所有なので愛着があるわけでもなかったが、しかし修理不能、これでお別れと思うと、胸が痛む。事故車の車内整理を終え、野暮用をすまして一旦、帰宅。

休む暇もなく、事故ってない方の車に乗り換え、相模原の車屋まで出発する。東名のインター入口で、なぜかETCが反応しない。係員に券を発行してもらい、出口では一般レーンで支払うことになってしまった。高速は空いており、予定より速く着きすぎたので、国道16号沿いにあったブックオフに寄ってみる。巨大な店舗で、蔵書も豊富。しかし、目に叶うものが少ない。何も収穫なく後にする。やや落胆。事故ってない方の車を修理に出し、帰りは相模大野駅までタクシーを手配してもらった。

最近文フリで買ったガパオ本を読んでいるからか、無性にガパオが食べたくなり、駅のサウスサイドエリア(街並みが雑然と錆びれており、静か且つ怪しげな雰囲気)を散策、タイ料理屋を見つけて入る。

外見がカフェ風だったので、どうかなと思ったのだが、入ってみると独自調べの「ナイスなタイ料理屋の条件、三箇条」に全て当てはまっているではないか。

  1. 節操のないデザインの店内

  2. 店員はネイティブタイ人(挨拶はコップンカップ)

  3. 愛国心が強い(タイ国旗、国王の写真、神聖なる黄色)

店内にはラメ入りのゴールド、シルバー、ピンクの生地に割とリアルなムカデの絵をあしらったタペストリーが運動会の万国旗のごとく何枚も垂れ下がっている。このセンス、最高。これは期待がもてそうだ。

勢いよく「ガパオ、豚肉、辛さマシで!」と注文、しかし伝わらない。
「辛い、大きくする? 辛い、少ない?」と聞いてくるので、
「辛い、大きく!大きく!!」と叫ぶように回答。
ウェイターは厨房に向かって「ガパオ、ペッ ペッ!」と連絡。
そうか!「ペッ=タイ語で『辛い』」を思い出す。

文フリのガパオ本によると、ガパオは挽肉で作ってはダメらしい。肉の塊を小さく切って砕くのだという。日本では挽肉を使ったエセガパオが台頭しすぎている。さらに、ニンニクや唐辛子は例の、あのソムタムを和える時に使うような石臼で潰すのだ。

さあ、この店はどうか? シンハービールを飲み干して、トイレに行きがてら厨房を覗いてみた。するとまさに、大将が石臼で何やらすり潰しているのが目に入った。間違いない。ここは本格的な本物のガパオを提供する店である。

しばらくして提供されてきたガパオを頬張る。荒々しいバジルが香ばしい。唐辛子の効きは思ったより控えめだったが、見るからに挽肉ではないとわかる砕かれた豚肉がジューシーで最高であった。

大満足で店を後にし、北口(新しいショッピングモールやビルが立ち並ぶ、味気ないエリア)に出て、聖地kissyoへ。日本酒を物色。今回も品揃えが豊富で迷う。店頭で、気になってた岐阜の酒「百十郎」が各種展開されているではないか!しかし結局、「にいだしぜんしゅ」と、「仙禽」という無難かつ安定の商品を買った。

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