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Re:ゼロから始める異国生活~wakei 20さん~

あなたは、海外で暮らした経験があるでしょうか。

僕はリオ五輪と平昌五輪のときに3週間ずつ。短い期間でしたが、日本語が通じない土地で不便を感じることが度々ありました。特にトラブったときなどは……。

さて、きょうは放送作家の僕が描く、こちらの企画をお届けします。

今回は、wakei 20さん。カナダにお住いの方なんですが……、

なんと、異国での生活をスタートさせたのは、50歳を過ぎてから!

しかも、英語力は〝ゼロ〟だったというんです!

まさに「Re:(英語力)ゼロから始める異国生活」――。タイトルは、異世界に転生する某人気アニメからもじらせていただきました。

wakei 20さんは普段、現地に住んでいるからこそわかる文化、習慣、景色などを発信しています。例えば、こちら。

雪が積もった日、ドアベルが鳴ったので出てみると、中学生くらいの女の子が2人立っていて、こう言われたんだそうです。

「雪かき、必要ないですか? 雪かきやります」

実はこの申し出、ボランティアではありません。アルバイトの売り込みだったんです。

カナダでは子どものころから「自分で稼ぐ」という体験をさせる文化があるのだとか。

ビジネスチャンスを見つけ、行動する。親は見守るだけ。日本との違いを感じるエピソードですね。

さあ、そんなwakei 20さんの異国生活はどのようにスタートしたのか。

カナダに渡ったのは10年前。

英語を話せる家族がいるわけでもなく、現地に知り合いがいるわけでもなく、英語力は赤ん坊なみにゼロ。

相手の言葉が理解できない。そして、それ以上に悔しかったのは、相手に思いを伝えきれない。

英語さえわかれば、複雑なことも話せるし、理解もできるのに、こんなつまらない話しかできないのか、と思うと情けなくなります。相手だって、私と話しても面白くない、場が持たない、と思って当然です。英語が上手く話せないことで、私は不自由で、自分らしくできなかったのです。

自分に自信が持てないことで、数年間は対人恐怖症になっていたというwakei 20さん。

では一体、どのようにして英語力を身につけていったのか。こちらです。

①学校に行く
②自分の好きなことについて表現する
③アルバイト、ボランティアに参加する

①は英語を学べる学校ですね。wakei 20さんの場合はちょっと特殊で、大学のESL(English second Language course)を修了しているんです。

「大学」ですから、ただ英語の基礎を学ぶだけではありません。

「エッセイ」(論文)の書き方、クリティカルシンキング(批判的思考)、ディベート(討論)、プレゼンテーションの仕方など。

より高度な授業なので、社会人の移住者が修了するのはかなり大変みたいです。

続いて、②について。

これは英語力を上げるモチベーションになるとともに、自分らしさを見失わないためにも有効なんです。

wakei 20さんにとっては「matcha」と「kimono」

「matcha」とは「抹茶」のこと。カナダではコーヒーや紅茶と同じくらいの市民権があるそうです。飲み方は独特のようですが笑

とはいえ、茶道で用いる抹茶は別。値段は日本の倍。種類も数もあまり出回っていません。

そんな中、wakei 20さんは友人をおもてなししたり、小学校でデモンストレーションしたりして、交流の輪を広げてきました。

こうして楽しむことが、英語上達の近道なんでしょうね。

wakei 20さんのnoteにはフォトジェニックな抹茶画像がたくさん!

最後は③について。

現地の人と接する機会を設けること。実はこの記事にこんなことが書いてありました。

昨年1年はコロナで全くアルバイトもせず、英語で話す機会が激減したせいか、この夏に久々に会ったカナダ人の友人から、「英語が下手になったね」と指摘されました。

やはり、使わないと英語力はゼロに戻ってしまうんですね……。

それを防ぐために、アルバイトやボランティアはオススメだそうです。

去年、還暦を迎えたというwakei 20さん。noteを読むと、生き生きとアグレッシブな様子が伝わってきます。

あなたも、Re:ゼロから始める異国生活を読んで、カナダを感じてみませんか?

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