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オリックスの奇策に対し、視点を変えた言葉選びが絶妙すぎた。

新聞記事の見出しを見て、思わず「IPPON!」と膝を打ちました。

きのう、ロッテとオリックスの試合でこんな場面があったんです。

延長11回裏、オリックスは二死一二塁と、一打サヨナラの危機を迎えていました。

ここで中嶋監督が奇策。センターの福田選手を極端に前進させ、二塁ベースのすぐ後ろを守るよう指示したのです。

そう、いわゆる〝内野5人シフト〟!

内野への打球は何が何でもアウトにする。その代わり、外野に飛んだらあきらめる。そんな一か八かの戦術であります。

さあ、結果はどうなったか。

……途轍もなく味わい深いものになったんです。

内野の隙間を狭めたにもかかわらず、打球はゴロで外野まで抜けていきました。しかし、抜けた先には左中間を守っていたレフト・中川選手が。すぐさまホームへと返球し、みごとランナーを刺したのでした。

打った菅野選手が思わず苦笑いしていましたよ。

さあ、こんなミラクルが生まれたら、話題にならないわけがありません。

各メディアがこぞって記事にしました。

そんな中……、

秀逸だったのが、スポニチの見出しです。

こちら(↓)。

「サヨナラ危機で内野手5人のシフト破られるも、外野2人シフトがはまる」

〝外野2人シフトがはまる〟って笑

本来は〝外野2人シフト〟なんて言葉はないわけです。外野は結果的に2人になっただけ。それでも、起きた現象はまさに言い得て妙。

なるほど、実にうまい言葉を考えたものです。

内野が5人ということは……、っていう逆説の発想。

こうした考え方は、大いに参考にしたいですねー🤔

僕の場合だと、仕事で「サイド」を考えるときなど。

「サイド」とは、TV画面の右上とか左上に出ている見出しのようなテロップのこと。視聴者の心をぐっと掴むフレーズが求められるんですが、字数制限もあってなかなか難しかったりします。

そんなとき、出来事に対してちょっと視点を変えて考えられるか。

〇〇ということは……、と気付けるか。

僕は今回、そんなことを学びました。

ちなみに、きのうは本当に濃度の高い試合でして。

9回表に起死回生の同点3ランは飛び出すわ……。

12回表には意外すぎる決勝点が入るわ。

ちょっと忘れられない夜になりました笑

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