一方通行のおもてなしはストレスの素。~桜井妙さん~
これまで、テレビの特集で何千人ものアスリートを紹介してきた僕が、あなたのnoteを読んで記事を書きます。放送作家の僕が、あなたを描く!
きょう描くのは、桜井妙さん。
国際線に乗務していた元CAで、現在はストレスマネジメント・コミュニケーション危機管理講師という肩書で活動しています。
CA時代は吐血、胃潰瘍、適応障害と、かなり壮絶な体験をしたそうで。そんな桜井さんが教えてくれたのは……、
一方通行のおもてなしはストレスです。
ってことなんです。
桜井さんが体と心の調子を崩した原因は、ストレス。
CAは〝感情労働〟の代表格といわれる職種です。
肉体労働でもなく、頭脳労働でもなく、感情労働。ざっくり言うと、顧客のために感情のコントロールが必要となる労働ということになるでしょうか。2000年代になって、社会学者によって提唱された概念です。
時に自分の感情に反した表現、行動が求められるため、大きなストレスにさらされることになります。
桜井さんは自身の経験から、こんな考えを持つようになりました。
大切なのは、如何にストレスを管理していくか。
自分では大丈夫と思っていても、実は深刻なんて例はよくあるそうで。では、どのように気付けばいいのか。
心のSOSは、こんなサインとして表れるそうなんです。
言い訳、弱音、愚痴が出るようになったら要注意。
……僕、よく愚痴っていますわ😅
あとはこんなサイン。
ストレスと肥満は大きく関係している!
①ストレスを受けるとコルチゾールというストレスに対抗するためのホルモンが分泌される。
②コルチゾールが分泌されると、俗にいう幸せホルモンのセロトニンが減ってしまう。
③セロトニンには食欲を抑える働きもあるため、セロトニンが減ってしまうので、食欲が増える。
……僕、まさにコロナ太りしましたわ😅
確かに、ストレスを発散できる機会がどっと減ったんですよ。仕事の環境も変わったし。
そうか、これが心のSOS……😅
桜井さんはこんな話(↓)も書いていたので、恐くなってきます。
半日間の記憶が、ない!
夕方から講演の仕事をするはずだったのに、気付いたら翌朝。主催者に連絡を取ってみたところ、講演はバッチリこなした上、そのあとの懇親会まで参加していたというではありませんか。
医師の診断は、一過性全健忘。心身のストレスが原因とのことでした。
では、SOSに気付いたところでどうしたらいいのか。
質の高い睡眠を取る、ストレスと距離を置く、笑う、泣く、適度な運動をする、サポートしてもらう、ストレスの原因を何とかする、出来事に対する捉え方を変えてみる、マインドフルネスなどの対処法があるそうです。
もっと詳しく知りたいという方は、桜井さんの書籍を参照してみてください。ホーム画面のプロフィール欄にリンクが貼ってあります。
最後に、この記事を紹介させてください。
「おもてなし」という言葉には、滅私奉公、至れり尽くせりといったイメージがあるけれど、それってどうなんでしょう?
サービスを受ける側とサービスを提供する側。一方が満足しても、一方が心をすり減らして大きなストレスになっていたら、よろしくないのでは?
過度な気遣いや心配りをすることなく、両方がwin-winになるような接し方が、これから求められる「新しいおもてなし」だというのです。
つまり、一方通行のおもてなしはストレスの素。
それは接客の場面だけでなく、友人、家族、全ての人間関係に当てはまることだと桜井さんは書いています。
……僕、一方通行になっているかも😅 これから気を付けます。
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