〝えくぼ〟に癒される。娘のにっこりが増えた理由。
うちの娘は、にっこり笑うと〝えくぼ〟ができます。
食卓にオムライスが並んだら、にっこり。
休日に友だちとの約束が入ったら、にっこり。
ほめられたら、照れてにっこり。
そのときにできる〝えくぼ〟を見ると、僕は幸せな気分になります。
先日はこんなことがありました。
テストの結果を見て、にっこり。
娘は中学3年生。今までは勉強に興味が湧かず、成績はどの教科も平均ほどでした。しかし、遂に今回……、
周囲から絶賛されるような点を取れたんです。
最高点は美術で、93点!
なかなか越えられなかった70点台の壁も、次々にクリアしてみせました。
家では、僕に見せてにっこり。
塾の三者面談でも、講師たちに自慢してにっこり。
あー、ほっこり🤭
志望している高校の水準にはまだ遠いものの、父はその成長がうれしいのです。ここまでは、本当に紆余曲折ありましたから……。
小学生のころ、娘は不登校児でした。
4年生の夏、母親をがんで亡くしたことは、きっと無関係ではないでしょう。登校しようとすると腹痛、学校に行っても腹痛が出て、授業が受けられませんでした。
出席できた日はごくわずか。そんな生活が、卒業まで続きました。最後にもらった通信簿は、オール斜線(=評価なし)。「中学校に入学したら……」という思いで、春休みを過ごしました。
しかし、新生活も決して順風満帆ではありませんでした。
5月までは頑張ったものの、またも腹痛。声が出なくなる日もありました。夏休みが明けてからは、次第に出席できない日が増えていき、2年生になっても行けたり行けなかったり……。
もちろん、授業にも置いていかれていました。
そんな中、大きな変化を感じたのは夏から秋にかけて。
なんというか、にっこりと〝えくぼ〟を見せることが増えたんです。自ら朝起きて、学校にも行ける日が増えて、それまで頑なに入りたがらなかった塾にも「行きたい」と言い出しました。
担任の先生からは、こう聞かれました。
「お父さまから見て、変わった理由はなんですか」
僕はちょっと考えて、こう答えました。
「娘を変えてくれたのは、友だちです」
友だちと会いたいから、学校へ行く。一緒の塾へ行く。友だちに負けたくないから、勉強を頑張る。
今回のテストは、そんな経緯があっての結果だったんです。
これから受験本番まで、あと半年とちょっと。僕は合格発表のとき、娘がとびきりの〝えくぼ〟を見せてくれることを楽しみにしています。
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