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「私のテンション下げないで!」Better Bossになろう!Weekly Pickup(67)

1ヵ月ちょっと前から、言動に問題があるとされている中学1年生の対応をしています。きっかけは、自分の対応可能な範囲を超えたという理由で見放そうとした大人がいたからです。
私は、問題行動を起こす子供に必要なのは「指導」ではなく「自発行動」を促すための取組みだと思っています。
そこで、まずは、ヒアリングによる行動分析と並行して、自分を客観視し、現状認識してもらう作業をします。
私は、その子の言動をまんま真似してみました。
中年女が手足をジタバタさせたり、乱暴な言葉を使ったり…。
「ちょっと真似してみた~テヘ♪」としか言わずに、あくまでも判断は当人に委ねるのです。
担当している子供は、私の奇行に「止めろよ!」と嫌悪感をあらわにしました。そして、その後、自然と彼自身の問題行動が減少していったのです。
ここで大切なのは「止めろ!」と言われたときに「イヤな思いさせてごめんなさい」とすぐに謝って止めることです。
間違っても「あなたに理解してもらおうとして、わざとやった」なとど偉そうな事を言わないことです。
いいんです、こちらの意図なんて。 本人がどう感じて行動するかだけが大切なんです。
暴走する中年と認識されそうで心配?
いいじゃないですか、それでも。世界平和の役に立てて私はとてもハッピーですよ!

さて、Twitterで毎日発信中の「Better Bossになろう!」今週のピックアップは「私のテンション下げないで!」です。

「部下は上司に仕えるもの」という意識の人と会うと、「武家社会DNA健在!」と感じる私です。
徳川260年の刷り込み恐るべし!

先日、上司が部下に自宅の留守番をさせる10年くらい前のテレビドラマを見ました。
「個の侵害」がパワハラとして認知されて以来、上司が部下に個人生活のサポートを依頼しにくくなったはずですが…。
たった10年前までは、そんな公私の境目がない行為があたりまえのように拡散されていたんですよね。脈々と続く武家社会刷り込みスゴイなぁ~。

そもそも武家社会では上司が自腹で人を雇っていました。だから、部下が上司オンリーの人間関係を作るのも理解できます。
でも、現代社会ではどうなのでしょうか?

ちなみに、私が企業でレクチャーするときに必ず入れる一枚のスライドがあります。
それがこちら。

このスライドを出しながら、「みんなが役割をもって、企業としての目的を果たすために連携している。社長も上司も新入社員も、それぞれの役割で企業として同じ大きな輪でつながって協力しあっているんですよ~」と熱く語ります。

誰かのためではなく「事業の成功」という共通目的のために頑張る。仕事って本来そんなシンプルなものではないでしょうか?

そもそも「私を~させるな!」なんて発言する人は、「偉い人に気に入られるために頑張る」という価値観の信奉者。そのために使うエネルギーが、本来の業務にかけけるエネルギーを上回っているひともいるかもしれません。

そんな人にはどう対応すればいいのか?
お勧めは、「自分は事業の成功にフォーカスしてるよアピール」です。
たとえば今回のような発言をされたときは「そうなんですか?それでは〇〇で成果を出して挽回しますね!」など、「個人的感情」に基づく上司の主訴を華麗にスルーしつつ、自分のスタンスをアピールしてみてはいかがでしょうか?
こんな返しをされても、しつこく「自分ガ~!」と主張するのってカッコ悪いですよね。だから、ある程度知恵が回る上司ならここで黙るはずです。
それでも繰り返す上司は、相当無能なので気にしなくてOK!!

ではでは本日はこのへんで!
いよいよ寒さ本番の日々ですが、みなさまどうぞくれぐれもご自愛くださいね!
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