見出し画像

#19舞浜サービス業で適応障害・うつ病になる話(仕事の限界)

みなさん、こんばんは。

notoを始めてまだ1月足らずですが、
「スキ」を多く頂き、レビューも増え、
ありがたいことにコメントまで頂きます。

ありがとうございます!!

綴ってて「読みやすい」はぐさっときました。
舞浜で働き続け、様々なインストラクター、
トレーニング、ビジネス視点等を通じて学べた事が
ここで評価して頂けることは嬉しい限りです!


さて前回は

抑うつと診断されながらも薬物療法で様子を見ながら仕事をしてきた事を綴りました。

今回は「仕事への限界」を綴りたいと思います。


コロナ禍でパークは再開。
最大5000人の入園者数での営業でした。

ゲスト対応は少ないものの
前回の記事にも書いた通り、サービスのクオリティー向上と後輩ディズニートレーナーの育成でなんだかんだで仕事が多かったです。

感染症対策も手探り状態で変更が尽きません。

その為、

1、残業が続いたのです。

そこでオペレーションチーム担当として、
人件費の使い方と人員配置にメスを入れます。

まず、リーダー格となるポジションはディズニートレーナーしか入らない設定になっていたので繁忙時間のみゲスト対応し、閑散時間帯は担当業務の時間に充てる事で残業時間の削減を目指します。

一般キャストは繁忙、閑散の両時間帯でゲストサービスを継続させます。担当業務など任されていませんし、残業もありませんでしたからね。

すると、一般キャストの1人から不満が出ます。

「なぜリーダーは外に出ないんだ!」
「みんなが言っている」
と。

説明に追われます。

「みんな?じゃその人達集めて。説明するから」
「一般キャストにも出来る限りの労働時間の確保をしたいし、リーダーは残業ばかりだからバランスだよ」
と。

しかし、人を集めることもなく、働けている事にも納得がいかないようです。

同意見の人なんているのか?
文句言ってる人聞いた事ないぞ?
と思いながら…

私はその方の意見を取り入れた人員配置表を作成し、見せる事にしました。

変更内容は、
・リーダー格は全時間帯外に出てゲスト対応をする。
・リーダーの担当業務は残業で対応を継続する。
・一般キャストは労働時間を削減する

労働人数が増加する分、人員余剰が発生します。
人件費も更に増加です。
5000人の入場者数で赤字運営なのに…。
アルバイト時給制の一般キャストにメスを入れるしかないのです。※
リーダーは正社員なので8.5時間働かなけばいけなかったので労働時間は固定で削減は出来ません。

「リーダーが外に出る事によってアルバイトキャストの配置が少なくなり、労働時間が減り、給与が減っても良いのか?」と不満を述べて来たキャストに問います。

もちろん「それは困る!」の答え。

だったら「人件費の適正、残業代の削減の為に
キャストの配置については変えない」
と私は答えを通しました。

※(当時、アルバイトキャストは新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金という働かなくても政府が給与の一部を補填してくれていました)

2、人員配置を5万人レベルの入園者数を想定したものを作成する依頼が飛び込みむ

いつ、どのタイミングで入園者数があがっても良いように入園者数に応じた人員配置表を作成してほしいと上司から指示されます。

コロナ禍でこれまでのデータは使用できない…

対応件数は把握出来るデータはある…

しかし、感染症対策等を行いながらゲスト一人当たりの対応時間が見出せない…

更に、感染症対策の為にキャストのカウンター配置は通常時の半分しか配置できず回転率が落ちます。
結果、待ち時間が長くなります。

作成したものの、
閑散時間帯が無くなるので人員増加で対応し、
繁忙時間帯は待ち時間の増加で列が伸びた場合のコントロール役の増加することになってしまいました。

3、遺失物届出のデシダル化

入園者数が減っても落し物の問合せ件数は比例しませんでした。若干は減っていましたけどね。

営業時間が短かった為、
閉園時間まで滞留するゲストが多く帰り際に遺失物届出をする方が多かったのです。

その為、待ち時間が長くなりました。
対応が終える頃には残業になっていました。

そこで、緊急性のない落とし物に関しては
後日に探し、郵送での返却をゲストに推奨していきます。

そこで取り組んだのが、
・QRコード読み込みで遺失物届出を可能にさせること
・東京ディズニーリゾートアプリ、HPからでも遺失物届出が出せること

2つのデジタルサービスを作成します。

これによって帰り際に並ぶ事なく届出が出せ、
家にも早く帰宅が出来、自宅で遺失物届出と品物の到着を待つ事を可能にしたのです。

TDRアプリを開いて…

ユーザー設定をタップ
お問い合わせをタップ
遺失物登録してフォームをタップ

すると落とした物の詳細情報を書き込め、
それを元にキャストは品物を捜索し、
見つかり次第登録した住所へ基本的に郵送します。

これを稼働させたのです!!!!

パークで落とし物をした際は、
めちゃくちゃ便利なのでみなさん使って下さい!!!

これで、
ゲストの待ち時間解消、
私達は定時退社が可能となりました。


しかし…


4、休職します。

妻の介護とパーク休園から再開までフル稼働していたので、メンタルクリニックで診断された「抑うつ・適応障害」は悪化します。

朝、過呼吸と涙でベッドから出れない

出れてもご飯が食べれない

食べれても身支度が出来ない

身支度出来ても玄関先で倒れてしまう

と言った感じでした。

会社の休みが増え出していきます。

メンタルクリニックへ行くと
「休職」を告げられます。

「休職 1ヶ月」

薬物治療、自宅での安静を指示されます。

やっと休めるんだ!
俺はなんで休まなきゃいけなかったんだ!
俺はそんなに弱い人間じゃない!
好きな場所で働きたいんだ!
といったいろいろな感情が湧きます。

まぁひと月休めば良くなるならゆっくりしよ
で落ち着いたのではありますが…


「夫婦でうつ病」です。


2000文字に達しました。
今回は「休職」になるまでを綴って終わりにしますね。

次回は「休職中、復職」について綴れればと思っていますが、復職で苦労していきます…

最後まで読んで頂きありがとうございました!

ここから3年半近く「抑うつ・適応障害」と付き合っていきます。
その過程も書いていきますので宜しければ、
「スキ」「フォロー」、気になった事や同じ境遇だよなど「コメント」を頂ければ幸いです。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,984件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?