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遺伝子はどうやって私たちの姿を決めるの?

 『遺伝子』。普段の生活でちょこちょこ聞いたりして、何となく親から受け継ぐ情報的なもので、バイオテクノロジーで使われたり。。といった感じでぼんやりと理解されている感じの言葉。最初に授業でこの遺伝子のことを学んだのは高校生くらいのときだったかなと思う。最初に勉強したのは『メンデルの法則』で、教会でメンデルさんがエンドウを栽培し、そこで豆の形が親から子へ受け継ぐ際の遺伝の法則を発見したというものだ。
このほかにも遺伝子とはDNAという物質で、DNAは4種類の塩基の配列を暗号のように組み合わせて情報を伝える、DNAの情報からタンパク質がつくられる・・などもろもろ教わったが、なぜ遺伝子、DNAという物質が親から子へ姿・形を伝えていくのかわからなかったし、疑問にも思わなかった。
大学に入って、生物学の勉強をしているときに、ふとそんなことがちょっと疑問に思って物思いにふけってみた。そういえば、私たちの形や色はタンパク質でできている、つまりどんなタンパク質が合成されるかで私たちの姿・形は決まるのか!と突然もろもろつながった。
ちょっとよく考えれば(よく考えなくても?)普通にわかることなのかもしれない。けどちょっと頭の足りない私には理解できていなかった。
高校で、遺伝の法則、DNAはどんな物質か、DNAをもとにタンパク質が合成される・・ばらばらに勉強し、それぞれを理解していたが繋げることができなかった。たぶん、『受験のために』単純に覚えるということに集中しすぎて考えが及ばなかったのだろう。
受験勉強ではなく、大学に入って学ぶとは何かをはじめて少し知ることができたのかなと感じた出来事だった。
そんな経験から今回は遺伝子からタンパク質、そして我々の姿・形が生まれる過程を描いてみた。すこしでも多くの人に生物を興味深いと感じでもらえればうれしいです。


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