動物の雑学・名前の由来 コウテイペンギンとオウサマペンギン
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●勇み足が原因の格付け
◎先に発見された、小さい方
コウテイペンギン(エンペラーペンギン)もオウサマペンギン(キングペンギン)もどちらもペンギンの中では大きい種類ですが、コウテイペンギンの方が大きく、世界最大のペンギンです。
見た目も似ていますが、コウテイペンギンは首元が黄色く、白の部分が首回りまで広がっているのに対して、オウサマペンギンの首元はオレンジっぽく、白の部分も首の前付近で塞がっています。などなど、細かな違いがあります。
いずれも動物園でよく見るフンボルトペンギンやジェンツーペンギンのように小柄でよく動くペンギンに較べて、じっと突っ立っていたり、あまり泳がなかったりですが、堂々として、カワイイというよりもカッコイイ印象を受けます。
さて、このおおきな2種ですが、先に発見されたのはオウサマペンギンのようです。
発見者は、よく見る小柄なペンギンに較べて大きく堂々とした姿に感激を覚えたに違いありません。だからこそ、ペンギン界のオウサマ(キング)という、そのままズバリの名前をつけたのでしょう。
◎さらに大きな種が見つかった
しかし、その後にさらに大きな種が見つかりました。よく見るとオウサマペンギンとは違いがあるため、同種の個体差ではなさそうです。
さて、困りました。先に「ペンギン界の王様」の称号はオウサマペンギンにつけてしまいました。
では、さらに大きく堂々ととしたこのペンギンの名前はどうしようか??
そこでだした答えが、「王様よりも偉い(格上)称号」として「皇帝」という名前をつけました。
ここで僕も気になりました。王様と皇帝はどちらが偉いのか?
調べてみると、「王様」は一つの国(単一民族)を統べる者、「皇帝」は複数の国(複数民族)を統べる者、という意味らしく、それぞれの王様をまとめるのが皇帝、という見方もできるようです。
であれば、納得です。
もし、コウテイペンギンが先に発見されていれば、コウテイペンギンの名前がオウサマペンギンになっていて、現在のオウサマペンギンはまた別の格の名前(大臣とか?)になっていたかもしれないですね。
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