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好き嫌いは子供の発達に影響するのか

どうでしょう
逆もありますね

「発達障害だから偏食がある」
これは保育園の子供たちを見ていても薄々感じていました
保護者も「グレーゾーンかもしれない」と不安を抱いていた園児がいました
特徴としては、「白一色の食べ物が苦手」でした
例えば、「白ご飯」「白い蒸しパン」等
「グレーゾーン」ではなくても、なにかしら好き嫌いがあるのが当たり前なくらい、子供たちの味覚は敏感です

当保育園は少人数制です
「企業内保育園」と言われる施設で、定員は12人
それに対し、保育の先生が3~4名ほど出勤します
「3歳未満児だから」というのもありますが、かなり手厚い保育です

食事の時は、先生一人に対し園児は約2名です
0歳児に至っては、マンツーマンの食事介助です
先生方が、丁寧に対応して下さるおかげで、前述した苦手な食べ物がある子も、いつの間にか克服します

「みんな食べているんだから○○ちゃんも食べなきゃダメ」
なんてことは言いません
本人が「嫌」と言っていることを一度受け入れ
「そうよね。嫌よね。じゃぁ、こうやったら食べられるかな?」
と、条件を緩和し、チャレンジさせます
それでもダメな時は、一度距離を置き、機嫌が良いのを見計らって再挑戦します
少しでも食べることが出来た時は盛大に褒めます
褒められると嬉しいので、少しずつ少しずつ食べる回数が増えていきます

結果、卒園するころ(4月から年長さんになる歳)には、当園で提供される食材全てを食べこなせるようになっています

本当に根気が必要です
これを家庭で・・・と言われると、私でも無理だと思います

「現代型栄養失調とメンタルへの影響」
でも触れていますが、バランスのとれていない食事が継続することで、体調だけでなく、メンタルも良好に維持できなくなってきます

幼児の場合
・午前中にうとうとする
・遊ぶ体力がない
・癇癪がおこる
・お昼寝から起きられない
etc
等の症状が見られます

幼児でさえ、食事が及ぼす影響は大きなものがあります
食事は死ぬまで向き合う必要があります
「食べないから」と好きなものばかり与え続けると、確実にバランスは崩壊しますし、同じ食品を食べる親の栄養も偏ります
家庭内の食事バランスが崩壊すると、各々のメンタルも不安定になり、子供の癇癪にイライラし、躾ではなく怒りをぶつけ、親子共に負のスパイラルに巻き込まれてしまいます

健全な心は健全な食事から
完璧でなくても良いのです
少しずつ、意識するだけでも構いません


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