バンクシー・ダズ・ニューヨーク-バンクシーはホリエモン!?-
監督:クリス・ムカルベル/2016年/アメリカ
あらすじ
2013年10月、伝説の匿名アーティストバンクシーがニューヨークをハックする!毎日ニューヨークの片隅に作品を残し、ネット内に画像を投稿する。ファンやニューヨーカー達は作品を求めて街中を駆け回りSNSで拡散!すると撮影料を取る住民や転売屋が現れたりと様々な人々がバンクシーアートの一部へとなっていく。ARTに対する価値観が問われる。
バンクシーはホリエモン!?
私は特に陰謀説を語るつもりはない、ただのジョークである。ごめんなさいw
ただ、ホリエモンの著書「東京改造計画」お読みになっただろうか?
この書籍出版から東京都知事選出馬予告までの流れがオンライン上で騒動を巻き起こしている。ホリエモンはまさに日本を代表するエンターテナー!この騒動は人々をハラハラドキドキさせる新しい政治の形になっていくのではないだろうか。NHKから国民を守る党の立花孝志含め、彼らの行動がART!いやビジネスの本質こそがARTだと感じる。
しかし、バンクシーは7、8年前にホリエモンと似た構造のエンターテインメントを仕掛けていた。それはグラフィティーの聖地ニューヨークを丸ごと美術館にしてしまうという計画だ。
アメリカの法律ではもちろんグラフィティーは犯罪である。しかし、ニューヨークにグラフィティー鑑賞を求めて観光に来る外国人は後を経たず、グラフィティーはARTとしての価値を確立していると言っても過言ではない。
ARTが法律に勝る時がやってくるのか!?
バンクシーはまず公式HPを作成し、ニューヨークのどこかに無許可で展示した作品を写真に撮り投稿!ちゃんと美術館によくある音声ガイドもHPで聴けるようになっているのが面白い!
ファンやニューヨーカー達は瞬く間に情報をキャッチしてSNSで拡散!すると何の変哲もない壁やシャッターに人が群がるのだ。バンクシーは毎日作品を展示。人々は我先にと最新の話題を追い求める。その中で多くのドラマが展開される。
ギャング達がバンクシーのグラフィティーをダンボールで隠し、鑑賞料を野次馬から巻き上げるのだ。ファンはお金を払ってまで壁に描かれた落書きを撮影。
他にもHPの告知なしに路上販売で本物の絵を60ドルで販売する。話題の作品にも関わらず人々はスルー。わずか400ドル弱の売り上げ。後にHPに路上販売の写真を投稿し多くの人々が悔しがった。しかもその絵は本物と分かった途端に値段が跳ね上がったという。
ついにはバンクシーの作品を転売する為に店の壁を打ち抜いたり、転売屋のコンサルタントというはちゃめちゃなビジネスモデルまで登場w
当然、政府は黙っちゃいない!バンクシーを見つけ次第逮捕すると宣言した。そして作品の周りで騒ぐ者も逮捕するなど、大胆な対策を取る。
しかし、どんどん新しい作品に人が群がる!ARTを巧みに使いこなせば、金どころか国をも動かしてしまう事が証明された。
そこで政府が取った最終手段はグラフィティーの聖地ニューヨークを全て白紙にするというものだった。
こうして約1ヶ月に及ぶニューヨーク改造計画は幕を閉じた。
私にはまるでバンクシー流の選挙活動のようにも見えた。フォロワーにドキドキとワクワクを与え、作品を通して訴えかける。
そして日本の選挙もホリエモン筆頭にエンターテインメント性に特化し、老若男女全ての日本人が政治に関心を持つ時代が来るのではないかとワクワクしている!
やっぱりホリエモンはバンクシーなんじゃないか!?