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ワーケーションが地方に与える経済効果がすごい

ワーケーションってめちゃくちゃ地方創生に効果があると思ってます。今地方都市の人口減少率が高く、どの都市も頭を悩ませていますよね。各地方自治体では移住促進や関係人口増加施策が積極的に行われています。
それを解消する鍵はワーケーションではないかと思っています。今回はその辺りの理由を自分の体験を交えてお話ししていきたいと思います。

平日に宿泊費を使う

山形で滞在したリッチモンドも平日長期なら安かった

ワーケーションでは複数日滞在することが多いと思うのですが、その宿泊費がその土地に落ちます。ワーケーションで使う経費で一番大きい比率になるのが宿泊費です。そのお金がその土地にごっそり落ちるのは大きいですよね。

自分の場合、ワーケーションでの平均的な滞在期間は約1週間程度にしています。地方なので安いとはいえ日数がまとまると結構な額となります。

ただ使う側の感覚としては都市部のホテルなどから比べれば地方のホテルは半額ぐらいになるし、複数日利用だと長期プランなども採用されるのでさらに安くなります。これって双方にメリットのあるなと感じます。

さらに。
ワーケーションは宿泊が稼働するタイミングが平日が多くなるというのがいいですよね。ワーケーションで滞在期間中は基本仕事をしていますので、ビジネスしやすい平日を使うケースが多いです。土日祝やイベント時期はほっといても部屋が埋まりますが、地方のホテルの平日は基本ガラガラ。もったいない。それがワーケーションユーザーで埋まると稼働率が劇的に上がる。これは双方にめちゃめちゃメリットあるなーと思っています。


毎日3食 ご飯を食べる

館山駅前で食べた中村屋の野菜カレー

訪れた土地のご当地グルメはワーケーションの楽しみの一つです。普段食べられないものが輸送コストのかからない格安の金額で食べられる地方は最高ですよね。先日も下田で金目鯛を食べたり、境港で海鮮丼を食べたり、、ご飯回じゃないのでこの辺にしますが、とにかくその地方の名物を食べれるのはワーケーションの醍醐味です。

名物言われるやや高価になりがちなご当地グルメもいいのですが、人間どこにいてもご飯は食べるわけで、普通のものも食べます。ワーケーションは滞在期間が長いので食事の強弱はあります。それこそリーズナブルな前回紹介したローカルチェーンなんかも利用します。

つまり1日滞在にあたり3食分の食費がその土地に落ちるんですよね。ご飯はどこにいても3食食べる。それを地方で使う。ダイレクトなふるさと納税みたいなもんかなと思ってます。


観光にお金を使う

富山県美術館の屋上庭園「オノマトペの屋上」

せっかくワーケーションで地方に来たらそこの面白い場所に行きますよね。単純にその観光のお金がその土地に落ちます。美術館なら入館料、寺社仏閣なら拝見料がチャリンチャリンと。行ったら行ったでグッズやお土産もつい買っちゃいます。

またその場所に行くためにバスや電車などを使うとその交通費も落ちます。自分の場合は滞在期間中に一度レンタカーで周辺をドライブします。そうするとレンタカー代やガソリン代、有料道路代なども落ちます。

さらにいいのがワーケーションで空いてる平日などに行くことが多いので繁忙期や土日祝を外して来てくれるところ。施設にはキャパもあるので忙しい時に集中して来られると困りますよね。それが分散してくれる。そして行く側も混雑している中で行くのと広々快適な時期に行くのでは充実度が違います。これも双方メリットがあります。


単純な旅行先とは違う需要の掘り起こし

境港はこの地形どうなってんねんという理由で選びました

これは自分だけかもしれないのですが、旅行とワーケーションでは考え方が違い基本仕事できりゃどこでもいいやぐらい感覚でいたりします。なので「人生で一度も行く機会のなさそうなところに行こう」という感じで行き先を選びます。

誰しも名前を聞いたことあるけど行ったことない地方、桃鉄で気になってる都市などありますよね。人生で行ったことない土地たくさんありませんか?それがワーケーションだとスケジュールを調整して捻出する、という労力を気にせず行けるようになります。これだけで旅行のハードルが随分下がって滞在先の選択肢が激増します。

旅行だと目的型になることが多く、USJやハウステンボス行くぜ!で行って1日遊んですぐ帰ってくるとかになりがちです。一撃のパンチ力が求められる感じですかね。

でもワーケーションでは仕事しやすさ、毎日見ていても飽きない自然、快適な宿泊施設、美味しいご飯、会いたい何人かいる、近所に行きたいところがたくさんある、など一撃より連打が重要な気がします。ワーケーションは快適さや毎日ちょっとづつ楽しめることが重要なんですよね。

なので、一発の目立つ観光地がなくても滞在先として選ばれる可能性が出てくる。それってちょっと面白いなと思います。群馬の自治体の方が「うちは観光地じゃないからワーケーション誘致はあんまり、、」と言っていましたが、前回のローカルチェーンの豊富さからも自分には十分魅力的に映ります。


その土地のことを知る、発信する

ワーケーションで実際にその土地に行ってみると様々な発見があります。ここにこんなところあったんだとか、あれってここだったんだとか、案外あれうまかったなどなど。

人はそんな発見があった時どうするかというとSNSで言いたくなるんですよね。いいものを見つけると人は勝手に情報発信してくれます。その情報が発信されるとフォロアーの目に留まり、勝手に口コミとして拡散されていきます。うっかりバズったりすることもあるでしょう。

ワーケーションを積極的にしている方は情報収集に積極的な方が多い気がします。そしてその方は情報発信にも積極的であることが多い気がします。直接的にお金が落ちるという訳ではないのですが、現代において情報発信してくれることも財産になる気がしませんか?

また行ってみるとその土地のことに愛着が湧きます。そうすると自動的にその土地のニュース記事などにも興味が湧きます。山形行った後に積雪の話題や八戸でホテルが羽生くんのイベントの関係でホテルが高騰したとかつい記事読んじゃいました。

その土地のことを興味を持ってウォッチする。これってまさに行政の皆さんが積極的に取り組まれている関係人口なのではないでしょうか?少なくとも関係人口予備軍にはなっているのではないかと思っています。その先には移住があり、人口減少の対策にも繋がるのではないでしょうか。


まとめ

現在地方創生は切実な問題でどうするべきかいろいろな方がいろいろな視点で考えられていると思います。実際に行くと分かるのですが、皆さん自分の得意なことを使っていろいろな取り組みをされていて本当に頭が下がります。

ワーケーションでいろいろなところに行く上で自分にも何かできないかなと考えるようになりました。ただ自分にはたいした能力がない。ではどうしたらいいか。

で、出た結論は
自分にできる地方創生はただその土地に訪れるだけだと思っています。

地方創生は単純に経済効果があるだけじゃダメなのは理解しています。ただ経済効果も重要です。しかもワーケーションのいいところは経済効果だけじゃない点です。ワーケーションは地方創生につながる可能性があるのではと思っています。

自分が直接地方創生に協力できるというおこがましい気持ちはなく、上記の理由からワーケーションをしながら間接的にでも地方創生をする方の支援できればと思ってます。

いろいろと理屈をこねましたが、ただただワーケーションが楽しいんで今後も仕事にかこつけてどんどんいろんな地方に行きたいと思います。

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