すべての物語は魂から生まれる

画像1 完全にこの世の外にあって永遠不滅の何か。<そこ>からしか時空を超えた物語は物語として生まれ得ない。ナマギーリ女神から宿ったと彼が言っていたラマヌジャンの奇跡の数式の数々も、そんな物語のタイトルだったのだろう。柄谷行人のほぼ全著作も「共同体」の狭間を漂う「霊的な力」を巡る物語だった。だから彼のほぼ全著作はそのように数行で要約できる。現代思想に限らずほぼすべての思想書は物語作品である。ごく一部の(作品全体ではなく)記述を除いて極めて典型的な例がフーコーで、全体として物語でなかったものは一冊もなかった。

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