コーチングとは、内向型タイプのコミュニケーションを視覚化したもの

コーチングを学んでいるうちに気づいたことがあります。
セミナーに参加するたびに、「なんか、みんな私と違う」と痛感します。
ここでいう「私」とは、内向的な脳の反応を持った人のことを指します。

内向的な人は、友人は限られるけど、関係性は深くて親密なのです。
それが普通だと思っていた。
実は違った……世の中のほとんどは、浅く広くだったのです。

私には無理だぁ……。
誰とでも友達になるなんて、昔からできなかった。
それでも、仲良くなった友人とは、いつまでも交流が続くし、それぞれの悩みに深く共感しながら一緒に涙を流したり、嬉しいことがあれば感動したりする。それが友達なのだと認識していた。

それが、コーチングセミナーに参加して「私の普通は普通じゃない」と気づいたのです。あまりにも、次から次へとグループワークをするためのペアが変わり、だれとでも仲良くしましょう、的な空気。
心を開けないうちに、次、次……と、まるで終わらない「フルーツバスケット」をしているような感覚に襲われる。
頷き、相槌は1、5倍で。なんて言われたりする。

内向型のコミュニケーションスタイル


私たちは、親しい友人と話すとき自然とそうしている。友人だから話を真剣に聞くし、心を共にしてもらえることが嬉しいっていうのが共通認識だから、お互いに相手の世界観にひたって、相手の世界の住人になったつもりで話したり共感したりする。これが普通だと思っていた。

コーチングとは

「相手の話を聞いて、相手の見ている光景をまるで自分も見ているかのように錯覚して話を聞くことで、相手が安心して自分の奥にあるものと繋がれるようにするスキル」と定義できるかもしれない。
そう考えると、私たち(内向型)はできている。
ただ、内向的な人は、人口の20%〜25%くらいしかいないと言われている。それだけにマイノリティであり、まだ市民権を得ていないところがある。
そんな中で、外向的な人たちが自分たちの進化のためにコーチング、というスキルを使い始めた。そんな感覚だ。

今読んでいる本

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内向的な性質を正しく知って生かしたいので、洋書を探して読み始めた。日本語で訳すときっとこんなタイトルになるかな。「内向的な人の利点。外向的な世界にあって、どうしたら輝けるか」かな。。。。

外向的VS内向的とは、ソーラーパネルVS充電池

この本にはとても面白いことが書いてあった。
外向的=ソーラーパネルであり、内向的=充電池。
どういうことかというと、ソーラーパネルは、充電に太陽という強い熱が必要だ。つまり、元気になりたいときには、外に出かけて行って、大勢の友達と騒いで楽しんだり、パーティーに参加したりなど、そんなところだ。
それに、外向的な人は、人生を通して、たくさんの体験を集めようとするらしい。広く浅く、できるだけたくさん。それが、彼らの豊かさなのだ。

一方で、内向的=充電池、つまり静かな環境で刺激をシャットアウトし、自分の内側とつながることで、自然と充電され、インスピレーションや、アイディアがたくさん生まれる。内向的な人は、より強い刺激を受けるとストレスと感じるので、ある程度になると刺激をシャットアウトして静かに一人きりになる必要がある。なので、どうしても広く浅くというのは無理そうだ。脳のつくり上、難しい。ならば、その特性を活かしたい。覚悟は決まった。
この本に出会えてよかった。本の内容は、noteに少しずつ書いて行きたい。この本(のまだ一部分だけど)を読んで、「あぁ……脳の作りが圧倒的に真逆なのねと」と素直に思えた。

本当のゆたかさを知るきっかに

ひと昔前は、できるだけたくさんの物や人を自分の所に集めたり所有することで豊かさを感じられていた。コロナと共存する事態になって、「自分にとって本当に大切なものは何だろう?本当のゆたかさって何だろう?」と考えさせられている。それが、私たちのようなタイプにとっては、少しだけ自分たち側に寄ってきてもらった感じがあって、嬉しかったりする。




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