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ちっちゃい事は気にするな映画「君たちはどう生きるか」 #映画感想文

※ネタバレなしです

余談ですが、一番好きなジブリの作品は、

もののけ姫

です。


どのくらい「もののけ姫」が好きかというと、

映画の舞台となった屋久島に実際に行って、山道を一人で歩きながら・・


「もぉのぉのぉ〜けェェ たちぃぃぃい だけぇぇぇえーー」(超高音ボイス)


って歌ったぐらい好きです。実話です。


そんな私が見た、映画「君たちはどう生きるか」の感想になります。


前評判が「賛否両論まっぷたつ」という話を聞いていたので、自分も「最高!」or「金返せ!」のどちらかになるかと思っていましたが…


映画を見た後の率直な感想は・・・

うーん。普通。

って感じでした。


どんな感じの「普通」かというと、

最近のラーメン屋で、注文の際に「麺の硬さ」を選べるお店があるじゃないですか。紙とか渡されて・・・

【麺の硬さをお選びください】
・ばりやわ
・やわ
・ふつう
・硬麺
・ばり硬
・針金
・粉落とし

とか書いてあって、『えぇ…ふ、普通で…』って感じのときの「普通」です。


話の内容は、俺には全然理解できませんでした。


ただ、ストーリーが全然わからない、ではなく

細かい設定や理由がわからない、といった感じです。


つまり、ちっちゃい事を気にしだすと、説明もないのでわからないし不満が残ります。

逆にいえば、ちっちゃい事は気にせず「ジブリの不思議なお話だなぁ」と思えば楽しく見ることができます。



つまり映画を楽しめた人は全員、ゆってぃです。


俺はストーリーもメッセージ性も全然理解できなかったタイプですし、ちっちゃい事も気にするタイプなので、不満があったことも確かです。


ただ、よくよく考えると、ジブリって基本的によくわからないことが多いですよね。


「千と千尋の神隠し」だって、

お父さんとお母さん、なんで豚になっちゃったの?ってなりますし。

「ハウルの動く城」だって、

なんでソフィはお婆ちゃんになってしまったの?ってなりますし。

さまざまな考察や裏設定などで明らかになっているものもありますが、初見で全て理解するのは至難の業です。


なので、そういう意味で言うと、

映画「君たちはどう生きるか」もジブリらしいジブリ作品

だったと思います。


ただ。

一番残念だったのは「君たちはどう生きるか」が伝わってこなかったこと。


俺は映画を見た後に、

宮崎駿『私は、こうやって生きてきたんだ…でらくん。君はどう生きるのかな?』

でら『せ、先生…!お、俺は・・・どう生きたいんだろう』

って自分自身を見つめられる映画だと勝手に思ってたんですね。


しかし、俺にはそれが感じられず、普通の「ジブリらしい不思議なお話の映画」でした。

なので、そういう意味では個人的に残念な映画でした。



でも、感じ方は人それぞれ。

自分の中で「どう生きるか」を模索していけばいいんだ。

ちっちゃい事は気にするな。

強烈〜!(超高音ボイス)


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