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合い会う友人と合わず会わなくなる友人

昨日、高校時代の友人の結婚式があった。

友人の結婚式に参加するのは
初めてだったんだけど、
それはそれは本当に素敵な式だった。


派手で壮大な演出などはない。

でも、流れの一つ一つに
彼ららしさが詰まった式だった。

普段持ってる自分軸を
しっかり結婚式でも表現していて、
改めて素敵な人間だなと思えた日だった。


8月に前職をやめて引っ越してから、
懐かしい友人と会う機会が増えた。

高校時代のクラスメイト
大学時代のサークル仲間
大学の同期

転職したおかげで、
ここ数年疎かにしてしまっていた友人関係に
目を向けることができていてとても嬉しい。

でも、会った友人の中には、
久しぶりに会っても
楽しく話せる人もいれば、
昔は仲良かったのに全く話が合わず、
全然楽しくない人も少しだけいた。

冷たいと思われるかもだけど、
もう会おうって誘うことはないかなと
思ったこともあった。


高校を卒業してから、
年々友人が減ってるなと感じる。

友人だと思っていた人と会っても、
何らかの違和感を抱えてしまうことが増えた。


でもこれは仕方ないんだと思う。

だって、僕らは大人になり、
大事にするものがバラバラになりすぎたから。


高校生の頃までは学校の中が全てだった。

みんながそこで行われる
勉強や部活、恋愛を大事にしていた。

多少の考え方の違いはあるとしても、
学校という共同体の中にいるだけで
ある意味みんなが似たもの同士だった。


でも今は違う。

奥さんや彼女を大事にする
価値観の人がいれば、
30歳までは女遊びをしたいという
価値観の人もいる。

自分で人生を切り拓くことを
生きがいにしている人がいれば、
会社にしがみついて言いなりになることを
正当化する人もいる。

大人の落ち着いたノリを
求めるようになった人がいれば、
学生ノリをずっと大事にしていたい人もいる。


共同体から抜け出し、
それぞれが新たな価値観を形成すると、
僕らは以前のような似たもの同士の関係では
いられなくなる。

だから、知らない間に
全く話が合わなくなってしまう。

別にどっちが悪いわけでもなく、
避けようがなくこうなってしまう。


でここからが大事。

友人関係においてこう感じ始めた時、
どういう生き方を選ぶべきだろうか?

過去の縁を何よりも大事にし、
少し合わなくなった友人とも関係を続けて
自分の価値観をぶらしながら生きるか、

それとも、自分の価値観を何よりも大事にし、
自分にマイナスの影響を与えない友人とだけ
付き合っていくか。


これに正解はない。

でも僕は後者の生き方を選んでいこうと思う。

自分軸をぶらすと、
人生が思い描く方向に
進まなくなる気がするから。

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