ZEN大学の誕生にわくわくが止まらない
昨日、N高等学校を運営する学校法人角川ドワンゴより、新しいオンライン大学「ZEN大学」を設置するという旨の発表があった。
今後の教育業界に大きな衝撃を与える出来事になったと思う。
(なお、これは単にひろゆきさんやGACKTさんが出演するCMの衝撃が大きかったというわけでは決してない。)
実は、通信制大学というものはもともとあった。
これは、家に届く教材で勉強をし、課題に合格すると単位がもらえるというものだ。
ただ、これはあまり高校卒業後の一般的な進路となっているわけではなく、どちらかというと社会人の方向けに存在している気がする。
働きながら大卒の肩書を得たいという人や、大学卒業後に教員免許などの資格を取得したいという人向けのものというイメージが個人的には強い。
ちなみに、芸能人だと、ロンブーの淳さんとかつるの剛士さんが利用している。
一方今回のZEN大学は、通信制大学とは異なる。
その名の通り、オンライン大学なのだ。
そして僕が見る限り、高校卒業後の一般的なルートとして想定しているようなのだ。
角川ドワンゴ学園は、N高によって通信制高校の常識を大きく変えてきた。
通信制高校は、全日制高校に通えない生徒を受け持つ場所だというイメージは、徐々に払拭されるようになった。
そして次は、大学の常識を変えようとしている。
教育業界に足を突っ込んでいる者として、わくわくが止まらない。
コロナ禍を経て、大学にはオンラインでも完結できる部分が多数あることが世間に知れ渡った。
教授による一方的な講義は、オンラインで行われても全く支障がなかった。
オンライン授業は、通学が大変なエリアに住む学生にとっては大きなメリットだった。
というわけでオンライン大学には大きな需要があることはわかりきっていたので、ZEN大学ができなかろうとも、遅かれ早かれオンライン大学というものは出現していたと思う。
でも、角川ドワンゴ学園が先陣を切ってくれて良かったと思う。
というのも、彼らはオンラインを目的化せず、オフラインも併せて有効活用するからだ。
大学で得られるものは、学問の知識だけではない。
自分と考え方の近い友人、新たな価値観、広い視野・・・
僕は京大でこれらのものを得られたと思っている。
そしてこれらは、決してオンラインだけでは十分に得られない。
オンライン大学「ZEN大学」
時代に適して効率化しつつ優良な教育を提供する機関としての発展を願っている。
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