見出し画像

ヒマ人問題が発生するこれから

わけあっていい歳してアルバイトをやってるけど
8時間レーンに立ってるとかは辛く感じることも増えて
もっと短時間の就業に切り替えた。

物価高で収支(金銭)のつじつまが合ってるとは言い難いんだけど
当面しかたがない。

まぁ、10年前にくらべたら、ヒマな時間は増えた。

AIとかが色々な仕事を淘汰するだろうから、ヒマ人は間違いなく増えそうだ。
数年後にトッラクやバスドライバーが定年などで大量に不足する問題が予想されているが
普通免許ではどうしようもないので、おいそれとトラックやバスのドライバーに転身できる人は少ないだろう。

人手が不足する業界は、多分、いろいろあるのだが
都市圏とかに住んでる普通の人が、今日明日、すぐにそれに就業というわけにもいかない職種が大半だろう。

ヒマな時間は、ネットフリックスなどを観て楽しく過ごせてる人もいるだろうから、個人差はあるのだろうが
どうしても、なんか、いろいろ悪い方に考えることも増えるケースが多いようだ。

たとえば、Twitter上で生じている状況を必要以上に悪く考えてしまうのも、ヒマを持て余してるときが多い。

ヒマを持て余すと、商業施設をウロウロするのは、一昔前の上の世代のあるあるかもしれないが(僕は、用のないときあんまり行かなくなりましたけど)
7階まである施設で、どの階でもことごとく警備員に出っくわすと
「つけられてるのか?オレ?」とかいった悪い想像が膨らんだりすることはあるかもしれない。
こういうとき、ノーマルな精神状態だと、右から左へ流せるものだが
精神状態が悪いときは、それに固執して悪いほうに考えがちだろう。
大きめの書店で、あきらかに私服にビミョーにしつこくされても
「まぁ、そんなこともあるだろう」ぐらいに流せれば、幾分普通の精神状態かもしれない(書店にそもそもほとんど行かない最近の若い世代には分からないかな?「私服」っていう隠語も若い世代には意味不明かな?)
無実で被疑を受ければ、怒り狂うのがむしろ普通だろ?
いや、まぁ、職質を直接受ければ、3年くらい忘れられない不快な記憶になってしまうこともあるでしょうが……

言いたいことは、あまりにヒマで、しかも社会とのかかわりが希薄だと、その人の中で、悪い想像が膨らむことも多いのではないかと
これが、ヒマ人を量産してしまう社会の問題点かもしれません。
そして、悪い想像を膨らませた対象に固執することがストーカーみたいな事件につかがるのかもしれないし
ある種の「刺しました」的な刑事事件は、加害者が事件の半年前後かそれ以上ヒマすぎた(無職とかで)ケースも多いようです。

いや、その種の刑事事件は、ヒマの有無というより個人モラルの問題でしょう?
まぁ、そうかもしれませんが
社会と関わりがなく、あまりにヒマな状況は、ひょっとすると悪い想念を膨らますこともあるでしょう。


もちろん、忙しすぎるのもよくないかもしれません。
忙しすぎると、恋愛感情に蓋をしてしまったり、家族や身の回りの人をないがしろにするということもありえます。


日本は基本学歴社会なんで、大学生のブームは70年代以降続いているようですが
この、大学生のヒマというのも、意外な盲点になっているようです。
大学生みたいなヒマな境遇も、一旦、悪い方に考えのスイッチが入るととめどもないケースもあるようです。
やはり、最近の刑事事件のはなしになってしまうのですが
大学でつまづいて、自己肯定感を失って、そこからづるづるいってしまって、ついに……っていうパターンも気のせいか増えてる気がします。
いや、ヒマがなければ本とかもなかなか読めないから(どっちみち本なんか読まないか?いまの学生は?)大学が学生にもっとタスクを課して、学生を厳格管理すればよいと言いたいのでもありませんが

結局ですが、ヒマすぎるのと、社会とのかかわりがない状態は、諸刃の剣だなぁ、と、
もちろん、そのほうが有意義な時間をすごせる人もいると思いますけど

なんかその人に合った適当なタスクがあって
いや、適当なタスクではなくとも、それを受け入れるのに、そんなに抵抗がない環境とかがあればいいんじゃないかなんて思いました。


(あとがき)
Twitterを始めとして、ネット空間で起こってることを悪く考えすぎてる自分に今朝気づいて
「要するにヒマなんじゃねぇか?」って、とりあえずの結論が出て、こんな文を書きました。
でも、だからといって、工場のレーンとかでネジを巻きまくるのも年齢的につらくて、かといってネット投稿みたいな世界に一日中向き合ってるのもつらくて、ヒマを増やしたらこんな体たらくですが
社会における「これぞ適当な自己」ってなかなか見つからなかったりしますよね。
でもそこで、自暴自棄になって、追い詰められて、絶望の刃を振りかざしちゃうとあまりに悲しいですよね。
いずれにせよ、AIとかの発展その他で、仕事の淘汰が避けられないなら、無職や準無職のヒマ人は増えそうです。
ツイ廃と呼ばれてる人たちは幾分マシかもしれません。
Twitterに己のすべてをかけられるなんてすごいことのような気がします。
僕なんて、あんまりネットべったりだとつい悪い方に考えてしまいがちです。

長い文、ここまで読んでいただきありがとうございます。

『ヒマ人問題が生まれるこれから』でした。

少しでも「よい」と感じていただけましたら、是非スキ💛を押していただけると励みになります。

サポートされたお金は主に書籍代等に使う予定です。 記事に対するお気持ちの表明等も歓迎しています。