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ホスピタリティ業界が考えていくべき「香害」-まずは問題をまとめる No.1-


ある取引先で「スタッフが香水をつけていて、食事の邪魔になる」というクレームがありました。サービスに従事する人は、基本的に香水NGです。これはどこでも徹底されていることで、香りのきつい化粧品も使用不可とされている企業は多いですね。

ただ、今回指摘されたそのスタッフは香水をつけておらず、トラブルとなった香りの元は柔軟剤でした。ドラッグストアなどに行くと、かなり多くの「良い匂いがする洗剤・柔軟剤」が発売され、その効果も長持ちすると謳われています。

私は仕事柄、香水と同様に考えてこのような香りの強い洗剤・柔軟剤はNG(未使用)ですが、今回の件でこの香りが原因で様々な症状に苦しむ「化学物質過敏症」の方々の存在を知りました。正確には、そのような方がいるということは知っていましたが、詳細にその原因や症状を知ろうと思った、というのが正しい表現です。

単に「香りが食事の邪魔をする」という視点ではなく、お客様の健康を害しているという事実に対し、ホスピタリティ業界がどうするべきか、まず考えられる問題点・改善点を順次まとめていき、今後の課題とします。


読んで頂ける方へのお願い


この内容は「化学物質過敏症」の方々の苦しみを知り、私たちができることはないか、と考え始めた最初の一歩、初歩の初歩です。

苦しんでいる方が見たら「その程度の理解か」と思われるでしょうが、逆に「何事も最初はそんなもんだ」と、温かく見守って頂ければ幸いです。

宿泊施設や飲食店の事業再生や改善を行っている当社としては、この問題は新たに取り組む問題だと考えております。宜しければ、一覧表をご覧頂き、抜けている点や変更した方が良い点など、コメント頂ければ幸いです。


香害・化学物質過敏症の方々への対応問題洗い出し Ver. 01  20.09.23


pdfファイルはこちらです。

pdfの内容はこちらです。写真データとしてもダウンロード可能です。

香害・化学物質過敏症の方々への対応問題洗い出し Ver. 01 20.09.23


この問題は宿や飲食店だけでは絶対に解決できません。それは一般のお客様の出入りがあるからです。私達がどんなに気を付けて対応をしていても、外部からの自由な往来は止められない。やはり一般の方々への意識浸透は必要不可欠です。

その中でもまず私たちが問題を認識することから始めたいと考えています。そのためにまずは問題把握から取り掛かります。


ツイッターで繋がり、参考にさせて頂いた方々のサイト


■ カナリアの手帖 - 化学物質過敏症の私が試してきたこと


■ 化学物質過敏症に悩む方のためのお店 wacca(ワッカ)


■ 人生を変えるエッセンシャルオイル


他にも多くの個別メッセージを頂き、その内容を一覧表に反映させています。

この一覧表の内容は随時更新して参ります。その上で、当社お取引先であるホテル・旅館・飲食店の方々にも共有し、できることは始めて行きます。またゆくゆくは業界全体へも発信していきます。

化学物質過敏症の方々にとっては、ホテル内で一つのことが解消されても他に多くの要因があるため、ほとんど意味がないことは重々承知しております。一度に解決できないため、少しずつでも進展させていきます。


株式会社ディライティングオール 概要


MISSION:お客様の「人生に銘す想い出」を創造する


■ ホテル・旅館および飲食店の事業再生、経営改善、サービス改善に関するコンサルタント業

■ ホテル・旅館および飲食店の運営受託

■ 地方創生・地域再生およびブランディング戦略などのコンサルタント業

事業再生・改善が必要なホテルや旅館、飲食店の個性を活かしながら、それぞれが独立した経営を保ち、お互いに弱点補強・補完できるアライアンスを作り上げます。

ステキな個性を持った日本のホテル・旅館・飲食店を、私たちの知恵と知識とスキルでサポートしています。


【当社HP】株式会社ディライティングオール
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