見出し画像

阿佐ヶ谷の「ふじ」で飲んだ話

こんばんは。
酒は濃いめが好きなUsuiです。

色々とあって久々の更新となってしまいましたが、これからもマイペースに続けていくのでよろしくお願いします!

かれこれ2週間前の出来事になるのですが、阿佐ヶ谷駅からパールセンターをてくてく歩き、10分ほどの場所にある「ふじ」という居酒屋で飲んできました。

この「ふじ」ですが、飲兵衛のバイブルともいえるせんべろnetさんで紹介されていたのがきっかけで知ることになり、2年前にはじめて訪れたのです。

今回、約1年半ぶりに飲みに行ってきました!

史上最強のせんべろセット

「ふじ」が入っているビルの入口にはこんな看板が。

「ビックリセット」
価格も内容もビックリさせられる内容です。
お店潰れるんじゃないかと要らぬ心配までしてしまいます。

1000円でお酒3杯、手作りのおつまみ2品が楽しめて、おかわりもできるってコスパ最強じゃないですか。
2000円払えばそこら辺の居酒屋よりも美味しいお酒とおつまみが楽しめてへべれけになれるってことですよね。
駅からは少し歩くものの、飲兵衛のオアシスは確かにそこにありました。

階段をトコトコと登り、2階へ。
登りきって、左側にお店があります。

お店に入ると、気さくなおかみさんが、
「いらっしゃい、1人?」と聞き、1番奥の席へ通される。

そして「せんべろnet見てここに来たの?」という具合にフランクに話しかけてくれました。
地元の人しか立ち寄らなそうな雰囲気の、場末のビルの中にたたずむ、渋い味わいの居酒屋ですが、他所から来た一見さんに等しい若者を温かく迎えてくれて、緊張感がほぐれていきました。

何を頼むか聞かれ、間一髪入れずにビックリセットでと即答。
そしておつまみの中から、きんぴらごぼうと唐揚げを、お酒は角ハイボールを選びます。
ふじで飲んだ日は気温が30℃近くまで上がり、ジワジワとくる暑さだったのでハイボール以外の選択肢はありませんでした。

1000円で3杯なのに濃いハイボール

角ハイボールが到着。

ゴクゴクと飲み始めます。
「うまい…。そして濃い!」
古いビルの天井をいとも簡単に突き抜ける爽快感と、「ああ、僕はいまお酒を飲んでるんだ」と、改めて感じさせるウイスキーの濃さが口いっぱいに広がります。

せんべろセットとかのハイボールって、すっきりテイストでウイスキー感がそれほど強くないことが多いのですが、ここのハイボールは最初のひと口から濃いんです。
ちゃんと混ぜてないんじゃないかなって思ってしまうほどの濃さなんです。

たしかに、おかみさんがハイボールを作ってたとき、ドバドバとハイボールをたっぷりジョッキに注いでました。

美味しいハイボールの黄金比が1:3~4と言われるなか、ここのハイボールは1:2ぐらいの割合で作ってるのではと思わせる濃さでした。

飲兵衛にはこれくらいがちょうどいい。
この日は3杯ともハイボールを頼みました。

ビックリセットを2回注文したら、へべれけレベルという点で居酒屋の飲み放題プランと互角に争えるんじゃないでしょうか。

わたしは、最初のひと口から「ビックリセット」の洗礼を受けたのでした。

手づくりおつまみ続々と

例の濃いハイボールをちびちびと飲んでいると、きんぴらごぼうが来ました。

きんぴらごぼうは写真以上にボリュームがあり、濃いめの味付けなのでおつまみにピッタリでした。
きんぴらごぼうだけでハイボール2杯飲めそうな勢いでしたが、それは何だかもったいないので1杯に留めておきました。

ここの煮物って味がしみていて、お酒にはもちろん、お米も欲しくなる美味しさなんですよね。

きんぴらごぼうや、ブリ大根(この日はなかったのですが)といった定番の家庭料理でも、丁寧に作られていて、家庭料理なのに家庭では真似できないような、10人いたら10人が美味しいと思う味付けだとわたしは思いました。
大雑把に言うと家ではマネできないプロが作る家庭料理という感じです。

この点がチェーンの居酒屋との差別化を図ってるんじゃないかと思います。

きんぴらごぼうを食べ終わる頃に、鳥の唐揚げがやって来ました。

ハイボールと言ったら唐揚げ、唐揚げといったらハイボール。
ハイボールと最も相性の良いおつまみの唐揚げです。

ここの唐揚げは最近流行りのクリスピーな食感のものとは一線を画し、しっとりジューシー系の食感です。

ひとつひとつのサイズは大きいのですが、むね肉を使っているので、見た目以上に脂っこくなく、ペロッと食べられました。

おつまみひとつにつき、ハイボールを1杯飲んでいたので、3杯目は別でおつまみを頼みます。
今回はエビフライにしました。

本来はタルタルソースが付くとのことですが、この日は切らしていたようで代わりにマヨネーズが別皿に盛られていました。

エビ自体は小ぶりであるものの、プリっとした食感とマヨネーズの濃厚な味わいのおかげで、ハイボールを一気に飲み干してしまいました。

やっぱり、ハイボールと揚げ物のコンビは、ご飯と味噌汁、サトシとピカチュウと同じように一心同体の存在なんじゃないかと思います。

他にも冷やしトマトや冷奴などサッパリとしたおつまみもありました。

ほろ酔いになったところでお勘定

おつまみと濃いめのハイボールを3品ずつ楽しんだところで、お腹が満たされ、昼から飲んでいたので、ほろ酔い気分となり、お勘定とします。

これまでハイボールの濃さや、おつまみのクオリティの高さ、ボリュームの多さに「ビックリ」させられたのですが、トドメは値段でした。

これだけ頼んで1500円で、席料などももちろんなく、お店の行く末を案ずる安さでした。
これはビックリセットだけでなく、他にもおつまみを頼んだ方がいいかもしれませんね。
むしろ、ハイボール3杯、おつまみ2品だと酒が濃いのもあって必然的にもう一品追加で頼んだ方が楽しめそうでした。

70代くらいの、気さくなマスターやおかみさんのつかず離れずで、ほっこりとする接客や美味しく、ヘルシーなおつまみを楽しめるので、男女問わず若い人にもぜひオススメしたいお店です。

それでは今日はこの辺で。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?