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新橋で長野の日本酒の飲み比べ

こんばんは。
名前と違ってお酒はKoimeが好きなUsuiです。

先日、新橋駅前ビルの中にある、日本酒のスタンドバーでサクッと飲んできました。

新橋駅前ビルって、レトロな喫茶店があったり、味のある飲み屋がひしめき合ったりして、仕事終わりのオジさんたちが、こじんまりしたお店の中でワイワイ飲んで、仕事のストレスから解放されている光景が広がっていて、建物も雰囲気も全部ひっくるめてエモいんですよね。

それにあれだけ多くの飲み屋が軒を連ねているので、じっくりと開拓していきたいと思うのですが、どの店も小さくて、常連とおぼしきお客さんで賑わっていて、新参者の若造のわたしが1人で入るのは勇気がいるなぁと感じ、いつも同じ店に入ってしまうんです。

自分もオジさんになったらあのビルの住人になるんだろうなぁ。

「信州おさけ村」で優勝

6月に入り、日がすっかり延びて、まだまだ明るい夕方6時半前。
オンライン飲み会で知り合い、リアルで会うのは今回が初めましての友人と新橋駅で合流し、今回の目的地「信州おさけ村」へ。

何度か訪れたことのあるお店だったのですが、いつもと違うルートでビルの中に入ったので、地下のディープな空間に迷い込んでしまいました。気をとり直して1軒目に到着。

「信州おさけ村」は長野の地酒や地ビールが手頃な値段で楽しめる酒屋兼スタンディングバーなのです。
お店に入り、レジでさっそく注文をします。
今回は、「黒澤」の飲み比べセットにしました。

「黒澤」を飲み比べる

左から、赤ラベル、うすにごり、青ラベル。

この「黒澤」という日本酒ですが、通常なら人工的につくられた乳酸を使い、発酵させるところを昔ながらの製法で、蒸米と麹をすり潰し、おかゆ状にして乳酸菌が発生しやすい環境をつくり、乳酸を一から育てるという「生もとづくり」という製法でつくられたものなのです。
ざっくり言うと、普通のお酒より手間ひまかけて作られたものということです。

日本酒は好きなお酒の一つですが、まだ知識がそれほどインプットされていないので、これからじっくり勉強しようと思います。

空いてるカウンターを見つけ、さっそく乾杯。
今回はお店の雰囲気に合わせて、キャッキャウフフとせず、しっぽりと飲んでいきたいと思います。

そしてこれからバカ舌なりのレビューをつらつら書いていきます。

ひと口目は赤ラベルから。
辛口でありながらフルーティーで、ふくよかな味わい。ほのかな甘みもありました。食事と合わせるとしたら、もつ煮込みや筑前煮、すき焼きといった味付けが濃いめの料理や旨味の溢れる馬刺しと合うんでしょうか。

次はうすにごり。
こちらは微発泡性なのか、シュワシュワとしたはじける舌触りが特徴。カルピスソーダのように爽やかで透明感のある味わいでした。
吟醸酒や大吟醸のように研ぎ澄まされた味わいではありませんが、初心者の人にも勧めやすいお酒でした。
飲み口は比較的軽く、お酒がそこそこ強い人だと単体で飲めてしまいそうでした。

最後は青ラベル。
最初に飲んだ赤ラベルと比べて、さっぱりとした味わいの辛口で、食事の邪魔をしない、食中酒としてふさわしい印象を受けるお酒でした。食事と合わせるとしたら、刺身や魚のフライ、漬物あたりと相性がよさそうです。そして魚料理であればフレンチやイタリアンとも合いそうな味わいでした。
他の2つとくらべて様々な食事と合わせられるという印象でした。

「喜久水」本醸造を飲む

「黒澤」の飲み比べセットを楽しんだあとは、すっきりした日本酒が飲みたいと思い、「喜久水」の本醸造を注文。大きめのお猪口にたっぷり注がれた日本酒をアテのおたぐりや野沢菜のわさび漬けといっしょに楽しみます。
おたぐりとは馬のもつ煮のことで、臭みがなくさっぱりとした味でした。

「喜久水」をひと口飲むと、本醸造らしくすっきりしつつも、米のまろやかな旨みでホッとする味わいでした。それでいて辛口。しっかりと日本酒を飲んでる感じもあります。
いま流行りの雑味のない研ぎ澄まされたものとは対照的です。
ちゃんこ鍋やおでん、揚げ出し豆腐と合いそうですね。
おたぐりや野沢菜のわさび漬けとの相性ももちろん良かったです。
ただ、飲み口がまろやかゆえ、水のようにするすると飲めてしまうので、飲むペースは少し気をつけた方がいいのかなと感じました。
わたしもハイペース気味に飲んでしまい、意外と早くほろ酔い気分になってしまいました。

お猪口のデザインは、穏やかな味わいのお酒らしく、ニコちゃんマークで。

ほろ酔い気分になって退店

日本酒をじゅうぶん楽しみ、ほろ酔い気分になったところで退店。
われわれは上機嫌で2軒目のお店に向かいました。

今回で3回目の来訪でしたが、季節ごとに置いているお酒を変えてたり、バリエーション豊富なラインナップだったりと、何度来ても飽きないお店です。
さすが日本酒ミュージアムと銘打ってるだけありますね。
また、ここで飲んだお酒で気に入ったものがあれば、買って帰ることもできます。
個人的には今回、「喜久水」が気に入ったので、次回訪れたときに買おうかなと、思っています。

2軒目の記録は近いうちに載せます。
今日はこの辺で。

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