◆番外編:1社から2社目の転職時に起きた【お前今どこおんねん!!?@東京〇手線事件】
こんにちは。初めて読みに来ていただいた方、またいつも私の記事を読んでいただいている方、誠にありがとうございます。
今回は番外編として、1社目から2社目への転職活動中に起きた事件をお話したいと思います。現在、一社目での仕事を、一章目~六章目(現在連載中)まで小説風に書いており、今回の番外編は一章〜六章まで読まなくても分かる内容になってますが、もしよろしければ併せて読んでいただければ幸いです。
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これは私が1社目、入社後5年半ほど経過したある日のことである。
今でも忘れないが、今から10年以上前の7月頃の真夏のクソ暑い中…
実はこの4ー5か月前から私は2社目への転職活動をしていたのだ。
前述の通り、入社してから5年半経過していて、かなり経験や知識もついており、営業としてやっと一人前に売上も利益も稼げるようにスキルが身について取引先や社内の人たちとも関係づくりも出来て順調だったのだが……
活動していた理由は、一番はやはり仕事も大変だったがそれ以上にまず、【当時の1社目の給料が異常に低くこの先結婚するしない、子供をもつもたない関わらず、生活をやっていけるのだろうかと思うぐらいレベルの強い危機意識】が非常にあった。当時は実家住まいだったので、バイトレベル並みの給料しかもらえなかったが、それでも親のサポートもあり何とか生活できた。家にももちろんいくらかお金を入れていたが、余裕はなく、飲みや遊び盛りの年で何回か貯金を切り崩すこともあった。
そして転職活動をすることに決めたのだが、そんな中数社、面接を進めて行く中で、やはりネックになったのは私は関西に住んでいるので、応募先の会社が東京に本社があり、二次、最終と面接が進んでいくにつれて、どうしても面接の時間は平日の午後や夕方になるので、関西から東京に移動しなければならない、ということだった。
今みたいに、teamsやskype、zoomのようなオンライン面接というのも一般的には普及して無かったし、あったとしても会社のPCにスカイプを導入している企業も少なく、オンライン面接も最初の一次面接とか、せいぜい二次面接までで最終はやはり対面面接だった。まぁこれはコロナみたいな予測不可能なパンデミックが起きて会社や社会の考えというのが大きく変わって、今は普通に一次面接はオンラインで、企業によっては最初から最終面接までもオンライン面接をやっている企業もたくさんある。この辺りは良くも悪くも大きく世の中の仕組みが変わったなぁと思う。
そんなわけで面接を進めて行く中で、ある時期に数社から東京へ来てくださいと面接がいくつか決まったのだ。ただ問題になったのが1社目は非常に給料だけではなく労働環境状況も酷く、有給休暇を申請取得しようものなら、部長が眉をひそめ、けんもほろろに怒鳴られたり、機嫌が悪くなったり、最悪の場合は有給をとらせないというような場面もあった。
ただ、当時は私はそれなりには営業実績を出していて、また知識や経験でも仕事は難しいことが起きても遂行できるレベルにはいたので、(それでもまぁ会社というのは誰でもだが重要人物が辞めようが社長が辞めようがそれでも回っていくものだろうが)私の仕事の進め方もだが、色々な点について結果が伴っていたので、比較的に自由には動けた。そのため、ある程度悪い意味で言えば放置プレー、良い意味でマイクロマネジメントされなかった、自身で考え行動できたということもあり、日々の営業活動については制限や監視がなかったのだ。(というか一章目に書いているのですが、部長というか部署組織自体がとんでもない状態からスタートしているので、マイクロマネジメントされないとかじゃなくて、できないという状態でした。)
有給休暇も取れないので、どうしても何社か面接を受けに行くため、平日にねじ込まざるを得ず、面接が終わればトンボ返りで関西に帰っての日々が数日続いた。
そんな中ある日の木曜日に、とある企業の面接を受けに東京に来ていて、山〇線でのプラットフォームに立っていたら、部長から電話がかかってきたのだ。
部長【もしもし?もぺもぺ、今ええか?】
ワイ【はい、お疲れ様です。どうされましたか?】
部長【お前今どこおんねん!?】
ヤバッ!!っと思ってどうしたかというと・・・・
まず電話もかかってきて今どこおんねんと言われたことでまずヤバいと思ったのだが、応答しようとした瞬間、更に冷や汗がでた。
というのも、プラットフォーム上で電話に出たので最初から電話出なかったらいいのに、アホなのだが出てしまい、当たり前だが山手線の発着音がけたたましく鳴りだしていて、向こうには丸聞こえであろう・・・・更にやべぇっ!!!とウ〇コもだが、それ以外にも色々なものが漏れそうになった。
(とりあえずなんとか答えねば!)
ワイ「はい。お客様のところで今色々と話してます!申し訳ございませんが電話難しいのでまた後で折り返します。帰社時間は19時ぐらいを予定してます!」
部長「・・・・ほんまか~?まぁそれならまぁいいわ。明日俺は休んでるから、また来週でもええから進捗を報告するように!」
ワイ「(え?いけた?山手線の発着音バリバリ流れてたのに…汗)ありがとうございます。また明日報告いたします。」
と電話を切ったのである。
内心絶対疑われていると思ったのだが、とりあえずまず乗り切れたという安堵と、明日部長が休みということで更にテンションが上がったのだ。
というのも、その日には東京で働いている友達と夜飲みに行く話にもなっており、友達の家で泊まらせてもらおうという計画だった。しかもその次の日も私は直行で申請を上げていたのだ。
このことを友達に報告しながら、その夜に飲んだ酒もだが、とにかくテンションが上がっていて、ヒャッハー!!!!と人生でかなりのハイ状態だったのは今でも鮮明に覚えている。しかもその週に既に1社から内定も出ていたので無敵状態だったのである。
その次の日にはまた違う会社の最終面接があり、この時に受けた会社が運命的に出会った2社目の会社であった。
家に泊めてくれた友達は遠方のとあるお客さんのところに営業に行くので、それが終わったらまた連絡してくれるとのこと。昼から空いているというので、俺も面接が終了次第、彼を追いかける形で最寄りの駅まで移動をした。ドライブもかねて、その土地の有名な温泉にでもつかって今日も飲むか~~~!と盛り上がっていた。
温泉に入り、疲れやストレスが取れ友人の車に乗せてその温泉を離れようとしたまさにその時、転職エージェントから電話がかかってきた。
エージェント「もぺもぺさん?今良いですか?!」
ワイ「はい、大丈夫です。(今日の面接の合否連絡かな?)」
エージェント「おめでとうございます!!!内定です!!」
ワイ「ファッ!!?ありがとうございます!!!めっちゃうれしいです。」
そう、その内定が出た会社は元々かなり行きたかった会社であるのと、とにかく2社内定が出たので、とにかくうれしかったし、その温泉や電話もらった時の今でも鮮明に覚えている。既に出ていたもう1社の内定は断ろうと思っていた。」
ワイ「もう心は決まってるので、受理するにあたり申請や手続きを教えてくださいとお伝えください。」
エージェント「わかりました!!そしたら手続き進めておきますね。」
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その後、その夜も友達と酒池肉林パーティーをしたのは言うまでもない。
とにかくこの時の思い出は、転職活動中の東京@山〇線事件として心に刻まれ、今でも思い出すことが多く、人生において忘れられない一日となったのだ・・・・・。
【次回に続く】