DEEPCORE / KERNEL

AI特化型ベンチャーキャピタル「DEEPCORE」の公式noteです。DEEPCORE…

DEEPCORE / KERNEL

AI特化型ベンチャーキャピタル「DEEPCORE」の公式noteです。DEEPCOREや投資先の取り組み、運営するインキュベーション拠点「KERNEL」についての情報に加え、海外視察レポートや業界動向など、幅広い情報を発信していきます。https://deepcore.jp/

最近の記事

特許取得の授粉ロボット技術で農業課題を解決。HarvestXが目指す新たな生産基盤の確立

「未来の世代に、豊かな食を。」をミッションに掲げ、AI・ロボティクスを活用したイチゴ自動栽培ソリューションを提供するHarvestX(ハーベストエックス)。DEEPCOREは2022年に続き、2024年3月にもHarvestXへの追加出資を行いました。 急成長スタートアップが目指す持続可能な農業について、HarvestX株式会社 代表取締役社⻑の市川友貴さんに伺います。 イチゴの完全自動生産技術を作るには、起業が最適な選択肢だった ── まずは市川さんの経歴や起業しようと

    • 不妊治療から女性医療の未来を切り拓く。データ解析サービスや医療者向け情報メディアまで多角的にアプローチ。

      DEEPCOREの出資先であるvivola株式会社は女性医療×AIを軸に、不妊治療をはじめとした生殖医療領域に特化したtoC・toBサービスを展開しています。少子化が社会課題となっている日本で、どういった想いで不妊治療領域のサービスを展開しているのか、代表の角田 夕香里さんにインタビューしました。 不妊治療にまつわる原体験からvivola創業——これまでのご経歴や、創業に至るまでの実体験をお聞かせください。 角田:大学院卒業後新卒でソニーへ入社し、7-8年ほど研究開発や事

      • 【イベントレポート】DEEPCORE投資先新年会「DEEPCORE Meet 2024」を開催

        DEEPCOREは、投資先新年会「DEEPCORE Meet 2024」を開催しました。 本イベントは、スタートアップ同士がノウハウを共有し合ったり、スタートアップとLP投資家が直接コミュニケーションを取ったりする機会を作ることを目的としています。 今年は投資先のスタートアップが100社を超え参加者が増えたため、初の試みとして2日に分けて実施。DEEPCOREの投資先、LP投資家、アドバイザーなど、計214名にお越しいただきました。 参加者からは“アットホームな雰囲気で

        • 18歳での起業から6年。大型の資金調達を経て、ロボティクスによる課題解決を広げるNew Innovations

          DEEPCOREの出資先であるNew Innovations(ニューイノベーションズ)は、スマートコーヒースタンド root C(ルートシー)事業から始まり、現在はOMO 事業を主力として開発・事業展開を行っています。今回は、代表取締役CEO兼CTOの中尾 渓人さんに起業の経緯やロボットの開発方針、今後の展開についてインタビューしました。 1,000坪の本社を構えるまでに成長したロボコン少年—— 18歳で起業するに至るまでのお話を聞かせてください 中尾:小中高校時代を通し

        特許取得の授粉ロボット技術で農業課題を解決。HarvestXが目指す新たな生産基盤の確立

        • 不妊治療から女性医療の未来を切り拓く。データ解析サービスや医療者向け情報メディアまで多角的にアプローチ。

        • 【イベントレポート】DEEPCORE投資先新年会「DEEPCORE Meet 2024」を開催

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          AI研究の第一人者 東大・松尾豊教授に聞く「AIスタートアップの勝ち筋」とは

          東京大学で人工知能、特に深層学習に関する研究を進める松尾豊教授は、DEEPCOREのFounding Partnerでもあります。企業との共同研究にも取り組む松尾氏に、生成AIの2023年の総括、2024年の展望、そして「AIスタートアップの勝ち筋」について伺いました。 2023年、大企業の生成AI導入には大きな課題も——2023年の生成AIに関する日本企業の動きについて、松尾先生はどう評価されますか? 松尾:これまでのテクノロジーに対する動きと比較して、スピード感があっ

          AI研究の第一人者 東大・松尾豊教授に聞く「AIスタートアップの勝ち筋」とは

          経理DXで顧客課題を解決。IPOまでの軌跡と持続可能な成長の鍵

          DEEPCOREの出資先であるファーストアカウンティングは、AI技術で経理業務を自動化・効率化する経理DX企業で、23年9月に東証グロース市場に上場しました。 代表の森 啓太郎さんに起業からIPOまでの道のりをインタビューしました。 PMFではなく、顧客の課題解決に注力したプロダクトづくり——起業のきっかけについて教えてください 森:以前にネット通販の会社を経営していたことがあるのですが、中小企業同士の請求書に関するやりとりは、かなり煩雑で悲惨な状況でした。 例えば、毎

          経理DXで顧客課題を解決。IPOまでの軌跡と持続可能な成長の鍵

          2024年のAI動向予測は領域特化とマルチモーダル化

          DEEPCOREは、メディア向け勉強会を開催し、「2024年のAI動向予測とAIを活用した新しい技術」をテーマに、代表の仁木と取締役CFOの雨宮が最新のAI市場トレンドや2024年に鍵となるAIテクノロジーについて発表を行いました。 生成AIの登場は組織のあり方や働き方、さらには産業構造やビジネスモデルを変えるとされています。 AIが急速に進化したことで、人間とAIの共存が求められているといえるでしょう。 2023年はさまざまな業界でAIが導入され、まさに“AI時代の幕

          2024年のAI動向予測は領域特化とマルチモーダル化

          スタートアップの指南役。札幌AIラボのトップが語る、いま起業すべき理由とアドバイス

          DEEPCOREのアドバイザーで、北海道大学の人工知能研究者である川村秀憲教授は、「札幌AIラボ」のラボ長をつとめるなど、産官学連携によるAI人材の育成とスタートアップ支援に取り組んでいます。「AIは今こそチャンス」と述べる川村氏に、その理由とアドバイスを伺いました。 2度の起業チャンスを逃した研究者時代——はじめに、人工知能に興味を持ったきっかけと、大学教授になった経緯を教えてください。 川村:最初に人工知能に興味を持ったのは、小学生時代に遡ります。当時としては珍しく、

          スタートアップの指南役。札幌AIラボのトップが語る、いま起業すべき理由とアドバイス

          AIが社会実装される最前線を追い続けるために。理系学生がVCを選んだ理由と目指す姿

          DEEPCOREでインターンを経て新卒入社する東 愛恵に、現在大学院で学んでいること、DEEPCOREに興味を持ったきっかけ、社内の教育体制や、今後のビジョンについてインタビューしました。 コロナ禍で急激なIT化を目の当たりにし、AIに興味。材料工学とAIを組み合わせたMIを研究——東さんは現在大学院生ですが、どのような分野の研究をされているのでしょうか? 東:私は材料工学とAIを組み合わせた、マテリアルズインフォマティクス(以下、MI)という分野の研究をしています。具体

          AIが社会実装される最前線を追い続けるために。理系学生がVCを選んだ理由と目指す姿

          「想像し創造するAI」で、人間の可能性を拡張する。EmbodyMeが見据えるAIの未来

          DEEPCOREの出資先であるEmbodyMe(エンボディーミー)は、生成AIの流行に先駆けて、2016年からAIを活用した映像生成の研究開発を行っています。代表取締役社長 吉田一星さんに技術の優位性や展開可能性についてインタビューしました。 AI×映像で世の中にインパクトを与える——はじめに、EmbodyMeの事業領域について教えてください 吉田:私たちは「学習し模倣するAI」を「想像し創造するAI」へと進化させることをビジョンにかかげ、生成AIを活用した映像生成の研究

          「想像し創造するAI」で、人間の可能性を拡張する。EmbodyMeが見据えるAIの未来

          DEEPCORE CFOの雨宮かすみが「日経懇話会」に登壇。Generative AI領域の動向について講演

          DEEPCORE CFOの雨宮かすみが信州日経懇話会に登壇し、Generative AI領域の動向やビジネスにおいての活用について講演しました。今回のnoteでは、講演内容の一部をご紹介します。 生成AIの動きは早く、新しいサービスも続々とリリースされています。最新情報についての講演希望の企業様や取材希望のメディア様は、お気軽にお問い合わせください。 ▼以前に実施したGenerative AI領域の最新動向についての勉強会レポートも併せてご覧ください 生成AIの“画像生成

          DEEPCORE CFOの雨宮かすみが「日経懇話会」に登壇。Generative AI領域の動向について講演

          眼科×AIの可能性を追及し、生活者へ届けるために研究から起業へ。大学発ベンチャーの挑戦

          DEEPCOREの出資先であるDeepEyeVision(ディープ・アイ・ビジョン)は、AIの力で失明を減らすために設立された、自治医科大学眼科学講座発ベンチャーです。同大学医学部で准教授も務める代表の髙橋秀徳さんとCTOの近藤佑亮さんに、起業の経緯や対峙する社会課題についてインタビューしました。 起業への想いとAIとの出会い——はじめに、准教授として医療現場で働く傍ら、高橋さんが起業に至った経緯を教えてください 高橋:元々は眼科医として患者さんの診察をしながら大学でも研

          眼科×AIの可能性を追及し、生活者へ届けるために研究から起業へ。大学発ベンチャーの挑戦

          起業家と共に挑戦を続け、地方都市におけるスタートアップエコシステムづくりに取り組むキャピタリスト

          2018年4月にDEPPCOREへ参画し、現在キャピタリストとして活動する中島順也に、これまでのキャリアや現在の取り組み、投資先との関わり方についてインタビューしました。 スタートアップの挑戦を支えるキャピタリストへ転身——中島さんはソフトバンクからDEEPCOREに移られたのですね。ソフトバンク時代はどういったお仕事をされていたのでしょうか? ITコンサルとして法人向けのプロジェクトを推進したり、インフラエンジニアとしても働いていたりしました。業界を問わず様々な法人や官

          起業家と共に挑戦を続け、地方都市におけるスタートアップエコシステムづくりに取り組むキャピタリスト

          長期での成功を見据えた技術ドリブンでの起業。ロボットで人間の存在拡張を目指す「TELEXISTENCE」

          DEEPCOREの出資先であるTELEXISTENCE(テレイグジスタンス)は、「すべての惑星上のすべての人々に、ロボット革命の恩恵を授ける」をミッションに掲げ、AIを活用した遠隔操作ロボットの開発に取り組んでいます。代表の富岡仁さんにディープテック企業における事業選定の考え方や、本日発表した資金調達についてインタビューしました。 ディープテックやハードウェアスタートアップは、登る山を途中で変えられない——まず、テレイグジスタンスの事業概要を教えてください 富岡:私たちは

          長期での成功を見据えた技術ドリブンでの起業。ロボットで人間の存在拡張を目指す「TELEXISTENCE」

          小さな積み重ねで医療×AIによる大きな革新を。医療現場に技術で貢献する「メドメイン」

          DEEPCOREの出資先であるメドメインは、「テクノロジーでいつでもどこでも必要な医療が受けられる世界をつくる」をミッションに掲げ、画像解析AIによって癌の検出を支援する「PidPort」を提供しています。当初医師を志していた代表の飯塚統さんは、なぜこの領域に取り組むことにしたのか。また、今後の展望についてもインタビューしました。 医療を新しい技術で支えたい ——医師を目指していたところから、起業の道を選ぶに至った経緯を教えてください 飯塚:宇宙や物理学に興味があり、素

          小さな積み重ねで医療×AIによる大きな革新を。医療現場に技術で貢献する「メドメイン」

          生成AIの活用が進む画像や言語。グローバルな技術の進展や動向についての勉強会を開催

          DEEPCOREは、Generative AI領域の最新動向についてのメディア向け勉強会を開催しました。 はじめに、代表の仁木よりDEEPCOREのファンド概要や2号ファンドクローズについて、投資先スタートアップや、AI技術者・研究者・起業家のためのコミュニティ「KERNEL」について説明しました。 2号ファンドクローズについては、プレスリリースもぜひご覧ください。 続いて、CFOの雨宮より、Generative AI領域の最新動向についてお話ししました。 Gener

          生成AIの活用が進む画像や言語。グローバルな技術の進展や動向についての勉強会を開催