高校生の進路選択 その6 せなさん(前編)「大学のさらに一歩先が見えたことで受験勉強の姿勢が変わった」
対談記事は、「前編」「中編」「後編」の3回に分けて投稿しております。
前編では、
「大学入試に GTE サマースクールがどうつながったのか」
「何を判断基準に進路を選んだのか」
についてお聞きしました。
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せなさん「高校3年の夏。受験に向けてエッセイを各段階で書くネタがないことに気づいた!成長に向けて一気に追い込んで良かった」
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・高校生の進路選択 その6 せなさん(前編)「大学のさらに一歩先が見えたことで受験勉強の姿勢が変わった」
・高校生の進路選択 その6 せなさん(中編)「大学のさらに一歩先が見えたことで受験勉強の姿勢が変わった」
・高校生の進路選択 その6 せなさん(後編)「大学のさらに一歩先が見えたことで受験勉強の姿勢が変わった」
信頼する先生が背中を押してくれた
能登: 今回は、前回のインタビュー(対談記事 その5 あきさとさん)を通じて、せなさんとお話できてうれしいです。
せなさん: たまたま あきさとと話したときに、「俺、この前インタビューを受けてさ。せなのことも言っておいたよ」と聞いてびっくりしました。
2019 年の GTE サマースクールに参加した高校3年生って、4人しかいなかったじゃないですか。なのに同じ受験会場に、あきさとがいたことに驚いて。すごく印象のある人だったし、Instagram でつながって何をしているか見ていたから、「きっとこの人は受かるだろうな」と思っていました。
お互い合格できて、入学後のクラスも同じ、教員免許の授業も一緒で、これも縁だなと。
能登: GTE のときは志望校の話をしていたのですか?
せなさん: チームが別だったのであまり… 同じチームのメンバーとは「どんな大学を目指しているの?」とかすごく色々話していたんですけど。
能登: いまは大学で何を勉強していますか?
せなさん: 母校は国際教養大学で、国際教養学部グローバルビジネス専攻です。いまはポーランドの大学に留学中ですが。
留学先にポーランドを選んだのは、「ポーランドって名前は聞いたことはあるけど、そこに何があるか分からないな」という興味、直感で決めました。
能登: ポーランドでの留学生活、とても興味がありますが後でお聞きしますね。
先ほど、高校3年生で GTE に参加したと話されましたが、受験真っただ中でなぜ課外活動に参加したのでしょう? あきさとさんも高校3年生でしたけど。
せなさん: 私はずっと、中学3年生のときから国際教養大学が第一志望だったので、一般選抜だけでなく推薦入試も受けようと思っていました。
でも、勉強も部活も生徒会活動もとくに目立った成果がなくて。「ヤバイ! 何か課外活動をやらないと話すネタがない!」と思って参加しました。国際教養大学は授業がぜんぶ英語なので、英語に関わる課外活動を探し始めてたまたまヒットした感じです。
能登: ですが、高校3年生の夏、受験勉強真っただ中にサマースクールに行くのは勇気がいりませんでしたか?
せなさん: やはり最初は、「周りのみんなは一生懸命ガリガリ勉強しているのに、本当に行っていいのか!?」とすごく迷いました。
それで、私が一番信頼している先生に相談したんですよ。そうしたらその先生が「行ってきなよ。たぶん行って後悔することはないから」と背中を押してくれて。
その先生は留学経験もあって考え方がオープンで。私が半分行きたい気持ちで相談したし、国際教養大学を志望していることも知っていたから、背中を押してくれたんだと思います。
能登: もしかすると、別の先生に相談したら止められていたかもしれませんね。相談した先生がよかったですね。
大学合格が終着点ではないと気づき、勉強への姿勢が変わった
能登: 中学3年生のときに、もう国際教養大学を第一志望にされたのですか? どういう基準で決めたのでしょうか?
せなさん: 本当に巡りあわせというか、たまたま高校受験の勉強で図書館に行ったときに、なんとなく大学案内の分厚い本をパラパラめくったときに見つけました。
私は英語が好きだったから国際系かな? と思って大学のページを見ていたら、「えっ、授業はぜんぶ英語?」「しかも1年間の留学ができるの!?」「私にピッタリじゃん、国際教養大学に行きたい!」と、本当に直感で決めました。
それで、まだ高校にも受かっていないのに「私は国際教養大学に入る!」と言い続けていました。
能登: 巡りあわせもありますが「国際」というキーワードは自分の中にあったのですね。
せなさん: 私は親の仕事の関係で小学校はアメリカで、英語が好きだったし海外の人と関わるのも好きだったので。中学、高校は地元の公立校だったし、英語に自信があるという訳じゃないんですけども。
逆に日本語、国語が苦手だったので、英語を活かしたいなと思っていました。
能登: 国際というキーワードで、他の大学も見てみましたか?
せなさん: はい、見ました。高校生になって色々な大学を調べたときに、同じような大学は東京にありましたがほとんど私立で。家庭の経済的には国公立大学がいいな、このプログラムならやはり国際教養大学がいいな、と思い第一志望はずっと変わりませんでした。
能登: ちょっと聞いてみたいんですけど、志望校は変わらなかったとしても、「私は将来何になるんだろう?」「本当に国際というキーワードだけで進路を選んでいいのか?」など悩みませんでしたか?
せなさん: 実は、GTE に参加して考え方が変わったんです。
高校3年生の夏までは、大学合格が終着点だと思ってその先が見えていませんでした。
GTE に参加するまでは、「私には何か勉強したいものがある訳じゃない。なりたいものも特にない。国際教養なら色々なことを学べるから、何か進路が見えるんじゃないか」って、ぼんやりした状態で。
でも GTE に参加して、「困っている人の悩みを見つけて新しいビジネスとして解決する、起業家精神(アントレプレナーシップ)ってステキだな。私それやりたい!」と将来のことを考えるようになりました。
大学のその先が見えたから、そこから逆算してアクションを考えることができます。ビジネスを学ぶには自己流では難しいから大学に身を置いてしっかりした教育を受けたい。私は日本の食を海外に広めたいと思っているから、日本の良さを海外に伝えるためにも海外に行きたい。だから私は国際教養大学を目指そう! と、この大学でこれを学びたい、という将来に続く理由付けができました。
能登: 大学合格が終着点ではないと気づいて、その先が見えたから、進路の悩みが消えたのですね。
せなさん: はい。私は何でも逆算思考で考えているんです。一つ大きな、実現できるかどうか分からないけれど高めの目標を置いてそこにアンテナを立てれば、逆算して色々なアクションが見えてくる。アクションへのモチベーションが変わってきます。
だから、推薦入試で国際教養大学に合格した後も、受験勉強を続けていました。いまも母校や留学先で、自分の将来を見据えた授業選択ができています。
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・高校生の進路選択 その6 せなさん(中編)「大学のさらに一歩先が見えたことで受験勉強の姿勢が変わった」
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