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小説ひとくち考察感想レビュー

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恐ろしいあくまであるぼくが、よんだ小説をひとくちレビュー、ネタバレありなし
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2019年10月の記事一覧

ほかに誰がいる -思い込みの女王

ネタバレとくになし、あらすじに乗ってる程度のことは書く
※男性の存在あり、欠片も入ってほしくないものはおすすめしない

ゴミ箱にゴミが入れば、今日は一日こうふくだ著者:朝倉かすみ

16年しか生きていない小娘が、ある女に一目ぼれをし「ひとつになりたい」と願う。
だけの話。

文体が大変やわらかく、雪みたいだ。無垢な少女を楽しみたいというのなら、かなりおすすめできる作品だぞ。文章から少女を胸いっぱい

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少女庭国 ー百合厨夢の庭 -○○しないと出られない部屋

※注意書き後、物語の核心に触れるネタバレあり
 しかし、物語が損なわれるものではない(と思われる)

とはいえ
読んだ際何も知らずに挑んだほうが面白いタイプなので
先に本を読むことを強く勧めるぞ

扉を開けたら少女、少女、少女著者:矢部 嵩

ドアの開けられた部屋の数をnとし死んだ卒業生の人数をmとする時、n-m=1とせよ。と書かれた紙が貼られた扉と、開かない扉と、さっきまで卒業式にいたはずの少女

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