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クオート【書籍の軌跡】

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読書遍歴の記録(クオート)。本の要約であることもあれば、読み方に関することだったり、本の一節を引用して一定の見解を述べることもある。このカテゴリーも「ダイアリー」同様、「主観的な… もっと読む
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イッツ・ア・シャッチョサンワールド〔クオート【書籍の軌跡】4〕

イッツ・ア・シャッチョサンワールド〔クオート【書籍の軌跡】4〕

一応、僕もnote活動している身。文章力の向上には多少なりとも興味はあるわけで、ちょくちょく文章術に関する本は読んでいるのです。

そんな中で、先日読んだ本に気になることが書いてありました。

この部分、引用元の箇所に書いてある通り、野口悠紀雄氏の『「超」書く技術』から引用しました。

この本、タイトル通りゴリゴリの文章術に関する本です。なのに、文章とは一見関係なさそうな(そして少々不愉快な)事例

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ライバルが成功したら、ガッツポーズ? -『夢を叶えたいなら、その夢に「名前」をつければいいんです。』〔クオート【書籍の軌跡】3〕

ライバルが成功したら、ガッツポーズ? -『夢を叶えたいなら、その夢に「名前」をつければいいんです。』〔クオート【書籍の軌跡】3〕

1:タイガー・ウッズのマインド from 引用
調べてみると、本当のエピソードみたいですね。

対戦相手がパットを打つとき、必ず「入れ!」って願い、入った時は本気で喜ぶ。

「相手の成功を願うメンタル」といったところでしょうか。  

2:筆者の感想・見解個人的には「素敵な話だなぁ」と思う一方で、

「ずいぶん簡単に言ってくれるなぁ〜」

というのが本音。

例えば、サッカーの試合中、相手チームに

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アンチ体罰の巌となりて -『イタイのはいやだ』〔クオート【書籍の軌跡】2〕

アンチ体罰の巌となりて -『イタイのはいやだ』〔クオート【書籍の軌跡】2〕

 これは、数学者・故森毅先生のエッセイ『イタイのはいやだ』の序文である。

 体罰反対論は、今でこそ社会的潮流になっているが、このエッセイが掲載されている『あたまをオシャレに-大学番外地から』(森毅著 筑摩書房)が発売されたのは1989年。

 つまり、今(2022年6月)から30年以上前に、森先生は「体罰反対」を明言されている。「さすが…」という想いだ。

 さらに敬服するのが、森先生が1928

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新・『365教』の読み方〔クオート【書籍の軌跡】1 〕

新・『365教』の読み方〔クオート【書籍の軌跡】1 〕

1「365教」と勝手に呼んでいる本がある
「『365教』の時点で"はてな?"なのに、さらに『新』ってどういうこっちゃ?」

 タイトルを読んで、こう思われたかもしれない。

 『365教』とは、「365日すべての日々を愛と感謝の気持ち一杯で過ごそう」という教義で、2021年に僕が興した「新興宗教」

…ではない。   

 ここ最近、書店で「1日1ページ毎日読んで、365日かけて少しずつ教養を身に

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