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自由ってよくできていてときどき難しい


ファンタジー映画が好きだ。

アリスインワンダーランドみたいな

ポップでちょっぴりダークで

セクシーじゃないやつ。

最近の民放ドラマはそんな感じの

作品が多いから安心してみてられるし

感想がいいやすい。

逃げるは恥だが役に立つとか

着飾る恋には理由があってとか

レンアイ漫画家とか

恋はDEEPにとか

アリス感はないけど全部そんな感じだ

ラブコメディが好きなんだと

小説を書き始めてから気がついた。

しかも女性目線の少女マンガみたいな

キュンキュンするやつ🤣(笑)

LGBT要素もなくて

メンズなのに自分でもこんな感性で

大丈夫かな?と思うことがたまにある

小さい頃から女の子みたいな遊びを

してたり友達もそっちの方が多かった

不思議と男の子の輪にあんまり

入れなくて中学校の時

めちゃくちゃ殴られるいじめにあった

原因はよくわからないけど

小学校の頃はクラスの中心で

ムードメーカーだったから

男子からも女子からも

雄飛、と呼ばれていて

断ったけどお笑いの漫才やるから

相方になってと頼まれたりしてた。

だからそのまま進学して

田舎の中学校だったせいか

なんの気負いもなく女子と話すのが

タブーみたいになってた気がして

自分が気軽に話してるのをみて

イライラさせたのかもしれない

見た目が普通に男だから

誰とも話せなくてみんなから

無視されて先生も見て見ぬフリしてる

状況はとてもつらかった。

親にも、誰にも、相談できなくて

超ポジティブな性格だから

最終的にいじめてた人を笑わせて

防御力1000だからとか

サンドバッグだからとか

舎弟だとか暴力的な言葉を吐かれても

自分を貫いていて

そのグループの人達と1番行動する人

になって他の中学校がなんかの事件で

こっちの中学校を狩りに来た時も

大したこともしないし強くないけど

何故か少しだけ頼りにされていた。

今も地獄だと思っているけど

もっとタフでもっと地獄の底みたいな

生活だった。

そこから抜け出したくて、

自由を求めて、市内の日本でも有数の

自由な学校に通おうと

ジレンマの中で受験勉強した。

国語の成績はずっと学年で

トップクラスに入ってて

その頃から夏目漱石や芥川龍之介、

太宰治、森鴎外、源氏物語、平家物語

などを剣道をバリバリやりながら、

読破していたから、俺は武士なんだと

ダサい暗示を掛けて、道化を演じていた。

だから中学校の時は素の自分を

完全に覆い隠して誰とも接点を

持たない硬派な人を演出していた。

それから、猛勉強して希望した進学校

に入って、順風満帆かと思ったら

メガネのリュックサックにポスター

差し込んだクウォーターの子に

最初話かけたのが失敗だった。

その人は、移動教室の間は

ラジオ用のイヤホンで

シャカシャカB'zをBGMに

頭を左右に揺らしながら歩いてて

全然会話にならなかったし

いきなりアニメの話とか

謎の話してくるから

全くわからなくて周り全部オタク

みたいな結構ピンチな状況だった。

それで出だし躓いてから、

喋り方がわからなくなって

すごい派手な人がたくさんいる学校で

ノリも良い人ばかりだから

どういうキャラクターになればいい

のか混乱してしまって

全然ノリの悪いよくわからない人

みたいな感じの1年目だった。

かろうじて、Tシャツのよく似合う

スケボーと剣玉が好きな雰囲気が

カワイイ男の子が僕を気に入って

くれて積極的に話しかけてくれたけど

その子とかあと何人かは自分の良い

とこに気がついてくれたものの

他の人は関わり方がわからなかった

のか変な絡み方をしてきたりして

ちょっと馴染みにくかった。

それから2年生になって隣の席の人が

Cottonと言う銀色アッシュの

ステューシーの帽子かぶったオシャレ

な女の子で今も大活躍してるけど

すぐに自分の才能を見抜いてくれて

プロデューサーみたいに自分の

良いところを引き出してくれて

頼んでもないのに他のクラスに

どんどん宣伝してくれたから

一気に知名度が上がって、

学年中でキノピーって誰?とウワサに

なった。

それでこっちのクラスに見に来た人

とかが自分を見つけると

ああなんだ普通の人じゃんとなって

ちょっぴりガッカリした後、

自分が話し出すとやっぱり

不思議で違和感があるから

笑ってくれて、それで友達が

一気に増えた。

今でもCottonには感謝してる。

いつかちゃんと会ってお礼が言いたい

そんな感じで僕の人生のピークは

高校2年生だった。

色んなオシャレをした。

初めて原宿行ってWEGOとか

KINJIとか懐かしめの雑誌に載ってる

店でプチプラの服を買った。

そこで峯岸みなみさんを観て

ちゃんと芸能人がいるんだと思った。

その時はバーニーズニューヨークが

1番カッコいいと思ってて

そのパンツを今でも持ってる。

デザイナーでは

キャサリンハムネットをリスペクト

していた。

高校生のときにファッションに

目覚めたのだと思う。

洋服は自由でないと楽しめない。

服装がオシャレになると喋る言葉も

変わってくる。

だから都会を舞台にしたオシャレな

映画やドラマを見たがる人なの

かもしれない。

そんな自分の青春時代と照らし合わせ

てギャップを感じる映画を観た。

【私と羽】

https://youtu.be/gm2V1gGeqY8


https://twitter.com/rum_tiffany?s=21

舞台は2020年〜2021年あたりかな?

高校生2人が主人公。

恋愛も青春も展開もない。

あるのは、淡々と続く日常のみ。

テスト終わり学校から帰ってきて
パンを食べる。メイクをする。
バスに乗る。
神社で願い事。
1人でカフェ。
ピアノの練習。
動画見てたら2人が出会う。
2人でメロンソーダ。
雨の中帰る。

たったこれだけで全部の場面が制作
されている。
でも、無意識のうちに惹き込まれて
全部見てしまった。
どこかに絵画で言うマッスの様な
ゴツゴツとした塊がある映画だった。
言葉選びや画面の切り取り方が
ユニークで1部分だけ抜き取ったら
静止画や写真みたいな美しさがある。
青ざめた美しさと乾いた切なさが
共存している。
それは、日常への反抗的な苛立ちから
来るのかもしれないし、
はたまた生活に満足し切っているが
故の天使のイタズラかもしれない。
気まぐれでちょっと映画でも撮るか🎞
みたいなスピード感がある。
この主人公は夢がない。
多分、夢を持つ気もない。
社会の歯車からエクソダスしたいと
思っている事が夜遅くに喫茶店に
行くという事になっていると思う。
そこだけが唯一羽が生えて飛べる自由
な場所だ。
彼女は、カフェでだけ自分を解放
できる。
メロンソーダを飲んでる時だけ
何も考えないで本当の私になれる。
と、観客はそこで私と羽というタイトルに納得感を持つ。
だけど、よく見ると、カフェでも
この高校生は目線を左右に動かしている。
これは、家でパンを食べている時にも
出てきたクセだ。
もう1人の女の子も、スマホ忘れたと
主人公が言った時、他人がいないから
大丈夫だよ、と言う。
この2人に自由な時間などあるようで
ない。
2人は社会規範にガンジガラメに
されている。
その象徴が制服であり、
黒く均一に揃えられた髪型であり
政治家のポスターだ。
2人はおそらく通常の進路に進む。
大学受験をしてちゃんと配分された
量だけ勉強してたまに文句を言って
カフェでスマホを見てる。
それから就職活動をして社会に出て
現実とのギャップに疑問を持ち、
外国やベンチャー企業に進むか、
何の疑問も持たず結婚して
家庭を持つかもしれない。
これは、ただの想像だけど、
この10分に
満たないドキュメンタリー風の
ファンタジーは重大なアンチテーゼ
を私達に突きつける。
我々は果たして自由なのか?
システムに組み込まれた歯車に
過ぎないのではないか?
カフェに行くぐらいの逃避行しか
残されていないのではないか?
途中出てくるほんとにわずかのシーン
だがメイキャップをする箇所、
ここだけが希望だ。
彼女は、アイメイクを施して、
赤いリップを塗って、
口紅をした事ある人ならわかるけど、
上唇と下唇に馴染ませてパッと弾く。
そこだけが集中して真剣な表情に
なっていた。
高校生の女の子らしいところと言えば
ここしか見当たらない。
あとは、どこかしら真面目すぎて
狂気が隠れている感覚になる。
家出して明け方までどこかに主人公達がいるという事もなく、
遊んでいる様子も一切ない。
多分相当エリートの箱入りの人なんだ
と思ってしまって、
時間通りに帰るところとか
その場で約束してカフェに行く事に
なっている所もすごく優等生だ。
感情が欠けているAI的な人を
わざとこれを作った人は意識してる
のかもしれないしどこか22世紀的だ。
これを作った人は相当頭が良いと思う
それに人を巻き込んで行動するのが
うまい。
何歳なのか、とか、誰なのか、とかは
よくわからない部分があるけど、
この世代の感覚は的確に捉えていて
映画の作り手として評価できる。
なんとなく思うけど、
この監督がロードムービー撮影したら
淡い情緒が湧き上がる作品を創造する
気がして色んな賞を取るかも?✨😉
と期待感がある。
これもショートフィルムなので
載せておく。
山田孝之さんの【点】という作品。
この映像と彼女の作る世界観には
共通点があると思った。

https://www.netflix.com/title/80226583?s=i&trkid=13747225

何本も、ショートフィルムを
作ってから、
俳優などで芸能活動をするか
助監督になって、
予算やスポンサーがついたら、
長編映画を撮影すれば、
化ける作家だと思う。

Twitterや、Instagramが
よく考えられていて、
いいと思う。

次世代のクリエイターを紹介させて
いただきました💐

自分も、頑張らなくちゃ🤌🏻🤍


_________________________________
木下雄飛 KINOSHITAYUHI

MODEL/CREATOR

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