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ポジ・ネガ戦争の終戦記念日

ポジティブだね、なにそれ

人生棚卸しを着々と進めているんだけど、自己分析をする上で他者からよく言われる言葉を整理していた夜のこと。

その中に、ポジティブという言葉があった。
シンプルに、頻繁に言われる。

ポジティブというのは、その名の通り世間的にもポジティブ(良いか悪いかで言ったら良い、陰か陽で言ったら陽)な意味で使われるし勿論言われて嫌な気はしない。
しかしあまりにもそのイメージでステッカーをぺたぺた貼られ続けると、こちらも「ポジティブで居ないとダメなのでは…?」となってくる。

ポジにはポジを!と、ネガティブは通用しないんじゃないかと初見で勘違いをされてしまい、
それ大丈夫?ソナタ、心、鉄なの?ばりのポジティブエピソードマシンガンを撃ち込まれるケースが直近で多発している(親密になる前は特に)

ス、ストップ…我、人間ぞ…

ここまでくると両手を上げ
一旦その銃を降ろしてくれ、頼む、ネガティブな時もあるから…といった具合になる。
これさ、就活とか典型だよね。
ポジティブで何でも乗り越えられます!!的な。
あれほんとやめた方がいいよ、きな臭いったらありゃしない。。



100年は続いたであろうポジ・ネガ論争に決着をつける

親しい人は存じてくれているが、私はポジティブ要素は多い性分だ。しかしネガティブ闇落ちもなかなか激しい。
自分で言うのもなんだが、センシティブデリケートガールだ。

考えすぎて眠れない夜が続いたり、頭にハゲができると言ったご苦労エピソードもある。というかそんなものは誰にだってあるだろう。

ご苦労病み落ちのターン!の際はシャバに繰り出して人様と親交を深めるほどのエネルギーもないし、どちらかというと調子の良い時期に調子が良いエネルギーを振り撒き、がはがはルンルンしているからこそポジティブと見られてしまうのだ。
そこに舞い込むポジティブマシンガンをこれまでは見て見ぬふりをしていたけど、最近では両手を上げて降参、貴方が思ってる程じゃないですよ、と穏やかな迎撃をするようにしている。

ポジ・ステッカーだらけで、後々思ってたのと違う必殺クーリングオフは御免だからだ。

迎撃後、夜も老けてくると敵陣は銃を降し蝋燭を灯しながら謎のセンチメンタルモードに。
さっきまでポジマシンガン振り回してたのに、ネガティブなエピソードを語り出す。
それどこ閉まってたんだよ…心、鉄じゃないじゃん。。と、逆に安心する。


極論、どっちでもよくね?自称は意味なし


ネガティブで居たい人なんて居ないだろう。
自称ネガティブでも、側からみたら、すご!メンタル強!?と華麗に局面を乗り越える人もいるし、結局のところ自己評価と他己評価には少なからず乖離があるものだ。
自称ポジティブ一派〜主張強め、貴様もそうであれ〜は、少し厄介で…
自分に言い聞かせて鼓舞をしているのか、
過去にネガティブ大魔王に実家を焼かれたのか知らないが、ちょっと厚かましい。わかったから、うるさい。しっ!となる。

ポジ男「寝たら忘れるからさー!!」
ポジ子「ネガティブな人といると運気下がるじゃん!?」

うるさい、しっ!
そんなにポジティブなら運気になんぞ影響されずにコントロールしなはれ…そして一切の愚痴を言うな、Shut the fuck up 

そもそも純度100%ポジティブ人間なんぞ河童と同じぐらいの確率でいないし、いたとしたらブランディングが上手いけど心に飢えた狼を頑丈な鉄柵内に飼っていて、狼の餓死寸前(餓死後に閉じ込めていたネガに溺れ死ぬ)か、
人生前半に運が味方しすぎてNO挫折NO LIFEだった(後半覚悟しとけよ)パターンが経験上多い。
うーん…深みなし、やり直しっ!シャタファカ案件!

ポジティブって自称する奴よりも、さっきまでわんわん愚痴溢して泣きっ面してたのに、
数十分後にはご飯掻き込んでハイペースに飲みだすへらへらへべれけ人間の方が信頼できる。何よりも人間らしい。

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だからポジティブ布教はもうやめよう


光と闇、プラスとマイナス、生と死など、陰陽思想ですら陰と陽のバランスを重視しているのだ。
人間に限ったことではなく、宇宙のバランスや生きとし生けるものは、ずっとどちらか!という状態を継続する事は不可能。
人は24時間ぶっつづけのピーカン照りの世界には生きていけません。恐らく、眩しくて死ぬ。
「眩死」っていう新しい死因できる。まぶし!

ポジティブマインドは大事、でも、どっちだっていいじゃん。
ポジ・ネガを属性じゃなくて、個性として捉えていこう。


追伸
好きなタイプはずっと笑っててポジティブな女性という殿方達に次ぐ。
そんなお嬢さんはいない、諦めろ。眩死(まぶし)すっぞ。

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