【アンラーニング】ってご存じですか?
どうもです。今回のテーマは「アンラーニング(学習棄却)」です。
私の主観も少し混ざりますので、テキトーに読み流して下さい笑
学び方の原則の一つとして知られています。
・アンラーニングとは
アンラーニングとは、簡単に述べると米国のビジネス界で注目されている概念の一つで、「学びを一旦捨て去る、取り外す、忘れる」というものです。
そうすることで、「未来への可能性が広がっていく」とされています。
既に完成されたスキルや知識を、あえて不完全な状態まで戻して、新たなスキルや知識を取り入れる事で未来の可能性を広げる…といったものです。
・何のためにするの?
今まで積み上げてきたスキルや知識・経験の一部を捨てる…一見すれば「無駄・非効率」とも捉えられかねない概念です。
しかし、学習棄却にはその代償以上のリターンがあるとされています。
自分の成長(アップデート)です。
①思考の幅が広がる
自分自身の足下を見つめ直し、今までに身につけてきた「こうすれば、ああなる」と言ったパターン化された「思考の癖」を見直して、一旦取り払うことで柔軟な発想が出来るようになります。
「いつも」「これまでは」「通常は」の思考のループから外れ、新しい発想が生まれやすくなります。
②仕組みをアップデートできる
既存のシステムに対して「ずっとこのやり方」「これってどうなの?」といった声が上がる環境で有れば、アンラーニングの考え方は応用できると思います。
一度固まったシステムを取り払い、新たに再構築する事で、時代と整合した仕組み作りが組織単位で行えます。
様々な方法がありますが、アンラーニングも応用できるといった所です。
・事例
過去の経験や学びは、財産にもなり、足枷にもなります。
例として、ウィンドサーフィンの指導者の、「似たようなスポーツ経験者」と「体力自慢」は成長しない…という話があります。
似たようなスポーツ経験者は一見、すぐに上達しそうに見えますが、過去に学んだ力の使い方や技術で何とかしようとするので、新しいやり方を中々受け付けることが出来ずに、結果的に中々上達しないとのことです。
癖が残っているのです。
また、体力自慢の方は、力任せに波に乗ろうとしてしまう傾向があるとのことです。ウィンドサーフィンは、波や風に上手く乗ることが必須のスポーツなので、力ではどうしようもありません。
このような事例では、積極的にアンラーニングしていく必要があります。
また、どの職業でも有り得ると思いますが、私の理学療法士という職業でも大いに当てはまる事柄かなーと思ったりします。
10年以上前に学習した内容が果たして正しいのか?
医療は進歩しています。
生理学や運動学でさえ、進歩しています。
ずっと同じ知識でリハビリを提供し続けているのであれば、それは大きなリスクです。
・結論
自分の経験や知識・スキルは必要に応じてアンラーニングして、その先に得られるリターンをちゃんと受け取れるよう、研鑽をしていく必要があります。
アンラーニングは米国を始め、世界中の国で知られる概念です。
日本でも取り入れている人は多く居ますが、まだ知らない人が多い印象です。
プロとしての稔侍を持って、この「変わる」という作業を乗り越えなければいけないと思われます。
変わることを楽しめたらなお良しですが、そんなに簡単では無いですね。
日本は失敗しない教育を続けてきた国です。
答えを導き出せるように教育をしてきた国だと思ってます。
だから、新しい事にチャレンジして失敗する事に対して、少なからず恐怖心があるのだと感じています。
アンラーニングを試験的にでも取り入れる事で、何か新しい道が開かれればいいなーと思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました😊
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?