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【理学療法士】キャリアの終焉を考える

どうもです。
少しずつ有り難うございます。暑くなってきた(九州)今日この頃。

現在38歳、PT経験16年目…年齢的にも経験的にも理学療法士として中堅~ベテランの域に入ってきました。その自覚はあります。

新卒で22歳から理学療法士(以下PT)として、2つの職場で約16年間、リハビリテーションに従事してきました。

様々な経験を積み、社会の仕組みや常識を学び、結婚や昇進もしました。

しかし、経験を積めば積むほど、知識を得れば得るほど、「報われない」と感じる事も増えてきました。

書籍を購入して、研修に参加して、認定理学療法士(地域)になって…利用者様に対して一生懸命リハをして改善を図る日々。

●何か恩恵があったか…?

答えは 「ほとんど何もなし」

強いて言えば自己満足感を得られたくらいでしょうか…。
私の職場はPT協会で認定を得ようが業務改善やリハ研修を開こうが、何もバックがありません。

「お疲れ様でした。また今度宜しくお願いしますね」

それだけ…。

スキルアップしても、成果を出しても、個人の評価が僅かに上がるだけで給与への反映は殆どない。待遇は変わらない。

今所属しているのは社会福祉法人。営利目的に走ってはいけないし、スタッフの待遇を変えるほどの収益を上げる事はできない。

介護保険も、医療保険も、「単位」に縛られた収益システムである以上、大きな成長や還元なんか出来るはずも無い。

最近では人手不足で派遣に頼っていますが、紹介業者への紹介料が経営を圧迫しているのか、赤字の報告が多い現状。

●他の施設や病院に転職したら?

知り合い(同期)のPTによく言われます。
「そうだよなー」と思います。

しかし、福祉業界の待遇はそこまで変わらないのです。病院も給料は現状よりダウンするところばかり。

●今後の生活に影響する

端的に言うと、「未来が見えない」のです。
何を当たり前の事を言っているのか?と言われそうですが、このままお勤めしていても待遇は恐らく変わらずに経過します。

しかし、子供2人と妻の扶養は段々厳しくなってきます。子供は高校や大学などに進むと大きなお金も必要です。

そのような不安は年々強くなってきました。

投資もしているし、貯蓄も少しはあるけど、一瞬で無くなる気がするのです。

●キャリアチェンジを考える

PTという仕事が悪いわけではありません。
むしろ自分的には向いていると思っています。

しかし、社会に出てPT一本でずっとやってきて、異なる業界を全く経験していないのもどうかな?と考える様になりました。

好きなこと・興味のあること・経験したいこと

まだまだ沢山有ります。

この年齢になってキャリアチェンジは大きな賭けになるかもしれないのですが、この機会を逃すと後は無理だろうとも感じています。

●実際に転職活動→内定を頂く

周囲の人やエージェント、求人情報サイトなど、様々な情報を集め、SPIなどの勉強も頑張りました。※推論は難しかった笑

希望の待遇や職種などにマッチングした企業に数社応募し、無事に内定を頂く事になり、現在は現職の退職準備中です。

PTとは全く関係の無い業種です。
本当に1からのスタート。

給与面は良くなる(予定)ので、とりあえず家族を少し安心させてあげたい。

●今後の自分

とりあえずPTは引退です。
新しい業界で新たなキャリアをスタートさせる為、そちらの業界で必要な資格取得を全力で頑張ります。

私の根っこは変わりません。

世のため人のため、自分のため家族のため

これからも真面目に、楽しんでお仕事をするだけです。

駄文ですが、最後までお読み頂き、有り難う御座いました😊

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