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ひとこと日記/2019.06.17

気が付けば2019年の半分が過ぎていました、6月です。
と思ったらその6月もあっという間の折り返し。毎日が超特急ですね。

6月の前半はデンマーク製のラウンドテーブルと、このラウンドテーブルに合わせたい!と倉庫で温めていたチェアセットから始まりました。

デンマークのデザイナー Kay Lyngfeldt Larsen(カイ リングフェルド ラーセン)によるオーク材を使用したチェアセット。

スタンダードなデザインも細身のフレームを駆使した美しいプロポーション。
細身のフレームを用いることで見た目の軽やかさだけでなく動作性にも優れた非常に造りの良い椅子です。

その細く繊細なフレームラインに、耐久性を心配される方もいらっしゃるかもしれませんが
むしろその細いフレームだからこそ、しなやかな『弾性』という木材の備える強度を、座ってみてはっきりと知ることが出来ると思います。

空いた時間には在庫が少なくなってきたテーブルランプを仕上げて店頭に並べました。鮮やかなブルーがとても映えていますね◎

収納家具が幾つか店頭から抜けてしまったので、続けてローズウッド材を使用した大型のブックケースや
その手前の3人掛けソファの木部フレームの仕上げ作業を進めました。
ソファはスウェーデン Folke Ohlsson というデザイナーのもの。 
こちらはまだ張り替えていないため店頭には出していませんが、来月あたりには張替を進めて展示していきたいと思っています。

で、その張替なのですが

ダイニングチェアの座面の張替などはこれまでも全て自分で行ってきているのですが、縫製が必要なソファの張替などは、これまで張替業者さんにお願いをしてきました。
ただ少しずつ自分でも出来るようにしたいと以前から考えて、空いた時間に研究・練習したりして
今回遂に、ソファの張替を一から自身にて行いました。

内部ウレタン材の加工から生地の縫製まで。
研究して検証して練習して調整して、、これで行ける!というところまで準備してから作製しました。

製造工程を自分自身で経験することが何よりの学びであると、家具のレストア作業を通じて日々感じておりまして。
ただ構造や工程を知識として覚えるのではなく、経験として理解することで、見た目だけでは気付くことの出来ないデザインのディティールやその背景についてを知る(もしくは突き詰めて考える)ことが出来る、これ以上ない学びとなっています。

今後はそれが「自分自身への学び」として、ただの自己満足ではなく、経験から理解した知識をお客様へも伝えられるようになれば、お店や一つ一つの製品の価値を高めていくことにも繋げていけるのではないかと。そんな思いで様々なことを吸収して昇華していきたいと考えております。

今回のソファの張替は、ウレタン材の加工、ヌードカバー(内袋)の作製で丸一日。生地の裁断から縫製で丸一日の計2日かかりました。上手く作製出来ましたが、反省点・改善点など課題も見つけることが出来ましたので、次回にも繋げていきたいところですね。

そして6月前半最後は、また違う一人掛けソファの仕上げを行い展示しました。
こちらの張替は職人の方にお願いをしていたもので、木部再塗装などフレーム部分だけを自身で行いました。

先月から改良してきた木部オイル塗装の手順にも慣れ、艶のある良い仕上がりになってきたと思います。
無名のソファですが、とても美しいシルエット◎

とこんな感じで相変わらず家具のレストア作業をせっせと行う毎日。
成果としては、上に挙げたラウンドテーブルとダイニングチェアセット(この2つは5月末に作業を行いました)
本棚、3シートソファのフレーム、1シートソファ×2
その他、上に挙げていないものでは、シェルフ×1、チェスト×1、サイドテーブル×1、テーブル×1
計10アイテムのレストア作業を行いました。
時間も早く過ぎるわけですね。

さて後半は、というと明日6月18日~6月27日までの10日間、私用のため休業を致します。ちょっと遅れたゴールデンウィークというか、ちょっと早い夏季休暇というか、一年遅れたハネムーン(←これです)でして
イタリア~スペインへふらっと行ってまいります。

なのできっと次回のブログはイタリア紀行になると思います(笑)

休業期間中はご迷惑お掛けいたしますが、6月28日からまた営業を致しますので、何卒よろしくお願い致しますm(__)m