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三等星になりたい

あなたは醜い自分を嫌っておられるのかもしれません。
あなたの心の中には誰も満たすことのできない孤独があるのかもしれません。
あなたは人生の不可逆性を憎んでおられるのかもしれません。
あなたはとてもお優しい人です。
何時もあなたは慈愛を心得ていらっしゃる。
だからあなたはなんでも持っていらっしゃった。
しかしそれはあなたをここに引き留めるには充分でなかったのでしょう。

この溢れる敬愛を今はいないあなたに宛てて。
あなたはいつでも私の一等星です。
本当はあなたの隣で輝いていたいけれど、二等星は私には畏れ多い。
故に、せめて私を三等星にさせてください。
三等星の明るさが一番私を綺麗に見せてくれるのです。

劣った私は今日も強がりながら、先を歩くあなたを眺めるのです。

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