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wiltzelle
2022年11月20日 16:44
僕にないものを貴方はもっていて、僕にはないとわかって分け与えてくれる。きっと貴方は優しいから、僕をそんな目で見てくれるんだろう。時より、その目は僕以外の誰かに向く。どうして貴方は優しいのに、僕を特別にしてくれないの?昇華した。あの時抱いていた貴方への愛情は別の誰かへと移った。これで貴方を煩わせることもない。僕が苦しむことも。全部。何より崇高で、純粋で、潔白で。消化し
2022年11月16日 23:58
私が幸せである時。君は私の不幸を願う。私が不幸せである時。君は自らの幸せを私に誇示する。私は君の幸せを享受できないのに、君は私から幸せを吸収する。ずっと君とは対等なはずだったのに。いつからこんなに離れてしまったのか。良いことがあったなんて言わないから、不幸なんて願わないで、君は私の友達でいてほしい。でも願いは伝わらない。明日もきっと私の不幸は彼の幸福。
2022年11月7日 21:31
あのこは私のことを嫌っている。別に喧嘩をしたわけじゃない。仲だって良かった。どうして私をそんな目で見るの?どうして私に冷たいの?私は彼女が嫌い。特に理由があるわけじゃない。ただ突き放したくなった。彼女が悲しむ顔を見たかった訳じゃないのに。彼女が失敗するところを見たかった訳じゃないのに。私はあのこが好きだ。あのこの態度。あのハリのある頬。あのこの声、才能、綺麗な指。あの
2022年11月3日 23:52
街灯が僕の頭を照らす。隣の車は、渋滞にイライラしている。少し進んで看板の下を通る。ああ、落ちてきたら死んじゃうな。また少し進んで十字路。車の流れを逆走する。僕は街灯にぶら下がった蜘蛛に謁見する。止まった赤。バイクが前を通る、pedestrianなんてお構いなしだ。あともうちょっと真っ暗闇。そろそろ終わる。家に着いたら、柔和な匂いに包まれる。まあ。君の匂
2022年10月28日 19:08
呼ばれる。私の名前が。大きな声で。何度も何度も。いや、やっぱり呼ばれていない。目が合う。私とあなたの目が。まるで恋に落ちるように。いや、やっぱり目は合ってない。声が聞こえる。猫が食事をねだる声が。甘い声で私を誘惑する貴方の声が。いや、声なんて聞こえない。慟哭をあげる。愛しい子の死に。叶いもしない理想に。ああ、むせる。今日も揉まれない。