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スーダン日記 2023年1月末 スーダンで農園を作ろう

スーダンで自分たちの農園を作り、野菜や果物を育て家畜を飼って、自分たちが食べるものを自分たちで世話したいと、夫が夢見ていることを何年か前にに知った。子供の頃は山羊を家で飼っていて、搾りたてのミルクを温めて飲むのが美味しかったとか。私たちも近所を散歩していると山羊や鶏などによく遭遇する。

恐らく農場からやってきたミルク売り


けれど、家畜も畑も今の私の生活からは別世界の話。実家の両親が野菜を育てているのを傍から見ていても大変そう。植えれば育つというものでも無かろうし…と訊ねると、「土の中に栄養がたくさん入ってるから大丈夫。スーダンは太陽が強いからどんどん採れるよ」というようなかなり大雑把で楽観的な夫の返事だった。

トマトと酢橘のようなレモンは毎日欠かせない
皮を剥いたら小さな芋虫がこんにちは!


そんな訳で、畑仕事にも無関心ではいられないなぁと思いながら、一昨年の秋、石川県加賀市の移住者コミュニティーで自然農法の話を聞き、堆肥作りに参加させてもらった。農薬も肥料も使わない農業の方法を聞くと、夫の言っていたスーダンの畑の話もあながちホラ話ではなさそうだという感じがした。堆肥作りは重労働だったけど。


それで、農業を全く知らない私にも読めそうな自然農法の本を探してスーダンに持ってきた。数年前に一躍有名になった「奇跡のリンゴ」を栽培している木村秋則氏のお話と、そのリンゴ畑を研究している杉山修一氏の本。


土に触って農作業に汗を流し、五感で畑を感じるまでは、本に書かれた内容についてどうこう言うことは難しいと思いつつも、木村さんが畑を見る眼差しがとても優しく、読んでいる私にもその心が伝染するようで素敵だなぁと思った。もう少し子供たちが大きくなったら一緒に読みたい。その頃には農園作りも始まっているか…?


友人の空手道場のイベントに参加。
農園を1日借りてピクニック。



スーダンでどんな農業が行われているのかも、まだ私には謎のまま。野菜の中に芋虫を発見することがよくあるから、日本よりは農薬を使っていないのかな?車道にロバや馬が走っているくらいだから、畑でも動物が活躍しているのかなぁ?

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