ジブリ映画と大人のものさし

はばからずジブリが好きだと思っている。

となりのトトロと同い年(1988年生まれ)だし、
夏の思い出といえば、両親や友達や恋人や妻や子とジブリを観た思い出が作品ごとにある。

「一生に一度は、映画館でジブリを。」

というキャッチコピーで6月26日(金)より、全国372館の劇場では『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』を上映している。

今日は
09:30ー11:45 千と千尋の神隠し
11:45ー14:15 もののけ姫
と続けて鑑賞してきた。

30歳をこえてからジブリを観るのは初めてで、何度も観てきた作品だが、映画館で観るのは「もののけ姫」は小学3年生以来。「千と千尋の神隠し」は中学1年生以来ということになる。

内容も感想も語らないが、
明らかにこれまでとは違う場面で泣きそうになっている自分がいた。映画館で観る時の没入感の凄さもあるのだろうが、主人公を取り巻く環境や悪役とされる者たちの営みに共感するのだ。

初めて映画館で観た時は「ストーリーや演出がなんか面白い」という所で感動していたと思うが、今になって観ると「ストーリーや構造がわかって面白い」という感想になる。

これが大人と子供の境界なのではと思った。

子供の時には「なんか分からないけど凄いもの」が大人になって「理由が分かった上で凄いもの」に変わるのだ。

例えば、お祭り。
子供の時には、楽しい、怖い、でも凄いみたいな感想しか持たないだろう。大人になると、そのお祭りの意味を理解して祈願したり感謝したりする。

ただ共通するのは子供も大人も楽しいということ。

それがジブリの凄さだし、
それを理解出来たあなたは晴れて大人の仲間入りを果たすという訳だ。

公開時期も夏が多いし、もうジブリはお祭りと言っても良いのではないだろうか。

ジブリはお祭りです。

#短歌
「この夜を乗り越えたならきっとくる ジブリ映画の様な朝焼け」

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