小説の通信講座を受けてみて

何かにとり憑かれたように体がおもだるくイライラしたり落ち込んだりしている。これは寒さからくる「冬季うつ」 だとわかり、出来るだけ無理をせず規則正しくせいかつしたり、日光をあびようとおもう。

そんな中で、小説をかいてみたいなという気持ちが沸いてきている。ただ、沸いてきても書ききることができない。イメージはあるけれど、物語をかたちづくり展開させていく方法がわからない。

数年前に、そういった小説の書き方を習ってみたくて通信講座のお試しを受けたことがある。

原稿用紙3枚分の小説を添削してくれるやつだ。

講師は肩書だけきくととても優秀なひとのようだった。

多くのぶんがくしょうで下読み人を経験。編集者でもあり、そのアドバイスは時に数十枚にわたる。

熱意あふれる指導をしてくれる印象をうけ期待した。


わたしは1万円と3枚の原稿用紙を送った。

かえってきたアドバイスは原稿用紙3枚分だった。

ちょっと拍子抜けした。


わたしには果たして才能があるのか。書いた小説にどんな感想を持ってくれたのか気になり添削をよんでいった。

文章のあたまに「面白かったです」とあった。

「おおお!」

具体的に小説の中のどんなところが? と思いよんでいった

が、残念ながら作品の内容について触れられたのは最初のいちぶんだけだった。

あとに書かれていたのは、小学校で教わったようなことだった。

句読点の打ち方や「」の使い方、ひらがなと漢字のバランスや同じ言葉を使わないことなど。

そういう基礎的なところが出来てなかったから指摘されたんだとはおもう。

でも、ちょっと”ぼったくられた”ような、損をしたような気分になった。


ただ1万円もはらって何のためにもならないのも悔しいから

「くそー」 と思いながら読み返してみている。

読んでいると、遠回しに「あなたのようにイメージだけ書いて膨らますことができず文学賞の選考では箸にも棒にもかからないような人が沢山いるのですよ」

と言われている気がする。というか、ほぼそう言われている。

どうやら、イメージを膨らませていくことが第一歩のようだ。ことばでは理解できるけれどそれをいざやってみるとなるとむずかしい。

いっぽうで、やってみたいなとちょっとわくわくもする。


文章の通信講座やってみたいですか?

わたしは、もう懲り懲りという気持ちと別の人の意見もきいてみたいというきもちでいます。


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