danimal141

完全に立ち往生したエンジニアです。

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最近の記事

EBMを参考にプロダクト開発の投資について考えたメモ

EBM (Evidence-Based Management) について簡単に学んだのでメモです。 EBMの目的アウトカムをアジャイルに計測、管理、改善するためのフレームワーク。 主にプロダクト開発組織の重要課題である、 アウトカム、成果の改善 リスクの軽減、リスクマネジメント 投資の最適化、最大化 に向き合うためのもの。 参考にできそうだと感じたポイント特に CV: 現在プロダクトが提供している価値 UV: プロダクトが未実現の価値 を明確にする作業を継

    • エンジニアリングマネージャーガイドライン

      マネジメントという役割に向き合う上で、日頃から何度も関わるメンバーに言っている (気がする)ことや大事にしていることを本や記事で参考にした観点も交えてまとめていきます。エンジニアリングマネージャーの立場として書いていますが、ほとんどがエンジニアに限定しない内容だと思います。 継続的にアップデートしていく (かもしれない)! マネジメントの仕事4分類マネジメントの仕事は状況によってどこに特に注力すべきかは変わるが、大きくは以下の4点である。 情報収集 メール、未読チャッ

      • 柔らかいソフトウェアアーキテクチャを作っていきたい

        (ポエムです) 最速で成長し続けられるようなアーキテクチャの柔らかさってどうやって作っていけるのだろうか。 まず何は意思決定して固く設計して、何は意思決定を遅らせるのか、遅らせたとして、いつまで遅らせるのかを都度判断していく必要がある。 そしてそれをチームの共通認識にするために意思決定プロセスを皆が理解できる水準のドキュメントを残したり、レビューやガイドライン等ですり合わせないとズレがチリツモで大きくなっていく。チームが分割されたり、人数が多くなるほど難易度が上がる。

        • ChatGPTがコモディティ化した未来にどう向き合っていくか

          「ChatGPTがコモディティ化した未来にどう向き合っていくか」というテーマで駄文を投稿しておきます。ただのポエムになります。 新技術のコモディティ化AWSが浸透したように皆がChatGPTのような技術を使うのが当たり前になる世界はそう遠くない。その過程で例えばアジャイルの定義が変わるなど、前提が変わるものもあるだろう。 そういった世界線になった時に「その技術やツールをどのように使いこなすか」といったHowをコレクトしててもまわりと一緒にコモディティ化していく。大量のCh

        EBMを参考にプロダクト開発の投資について考えたメモ

          ぼっち・ざ・ろっく!が非常に良かった

          久々に良いアニメを観たなぁという気分にさせられたので感想を書くぞ!!!若干ネタバレ要素はあるかもしれないので注意。 前提感想色々あるが、論点を絞ってライブシーンの作り込みについて。ライブシーンがとにかくアツいんすよという話を中心に書いていきたい。 (前提) 随所から音楽への徹底的なリスペクトを感じる 自分も一瞬だけバンドをやっていた経験があるが、まず作品から音楽への徹底的なリスペクトが伺える。ライブ中の各キャラの動きも実際にその曲を演奏した時の動きを忠実に再現しようとし

          ぼっち・ざ・ろっく!が非常に良かった

          「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」とはどういうことか

          「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」という荒牧課長の有名なセリフがありますが、チームプレーとチームワークの違いって何なんですかね。スタンドプレーから生じるチームワークって何なんですかね。 雑に考えてみます。 チームプレーまずチームプレーについて。 これは野球やサッカーみたいなものをイメージするとわかりやすいでしょうか。野球、サッカーという球技のルールを理解し、チームメンバーとともに

          「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」とはどういうことか

          役職と役割の違い、そして役割に着目したほうが仕事が楽しくなる説

          新年一発目のポエムです。 日常的に、役職と役割まわりでモヤモヤする (ごっちゃに考えてしまう)ことが多い気がしたので、自分の思考整理のために言語化しておきます。 役割とは何かそもそも「役職、役割って何なのよ」という所から考えていきます。 まず組織では大きなビジョン、ミッションを掲げていることが多いと思います。「なぜ、何のために我々は存在するのか」みたいなやつですね。そして、As-Is (現状)とTo-Be (理想状態)のギャップである大小様々な課題を解決することで利益を

          役職と役割の違い、そして役割に着目したほうが仕事が楽しくなる説

          新卒エンジニアのキャリアについて

          最近、エンジニア志望の学生さんとお話する機会が多く、キャリアについてよく話すので、改めて自分の考えを簡単に言語化しておきます。 前提基本的にキャリアはuncontrollableな要素が強く、運や時代の変化に大きく左右されるものです。 実際に自分がエンジニアキャリアをスタートした10年前と比べ、新しい技術のキャッチアップのハードル、ラーニングコストがめちゃめちゃ下がっています。リーチできる情報源も増え、動画でカジュアルに学べたり、ライブラリを組み合わせれば初学者でもいい感

          新卒エンジニアのキャリアについて

          ドラッカーエクササイズとやらをやってみた

          ドラッカーエクササイズとやらを雑にやってみました。今後、自分のキャリアの分岐点に改めて振り返りできると良いなぁ。 参考: 「ドラッカー風エクササイズ」で期待をすりあわせて安全なチームに 自分は何が得意なのか?スタートアップのようなカオスな環境下で総合格闘技的な戦い方で成果を出すこと フルスタック開発、フルサイクル開発、チームビルディング、エンジニア採用、etc. フェーズごとに一番レバレッジが効く自分の役割を見定めてやるべきことを決める 事業と開発の翻訳家として振る

          ドラッカーエクササイズとやらをやってみた

          プロダクトチームの成果を最大化していきたい

          開発ポエムです。 開発速度が速い #とは(LayerX社内資料) に影響を受けて、私自身のプロダクト開発に対するお気持ちを雑に書いたものになります。 プロダクトチームとして成果を最大化するとはプロダクトチームがなぜ存在しているかというと、「プロダクトを通じて顧客に付加価値 (アウトカム)を提供するため」です。 そしてビジネスとは「顧客に価値を届け、その対価としてお金をいただく」ことなので、プロダクトの付加価値によって売上を作り、事業成長に貢献するところまでやり切れて、

          プロダクトチームの成果を最大化していきたい

          Webクリップの運用フローが定まったので晒す

          みなさんはWeb上で良い記事を見つけた時どのように管理されているでしょうか。Pocketやはてなブックマークなど様々なアプリでストックすることが可能だと思います。最近だとNotionがイケているなんて話もよく聞くようになりました。 最近、紆余曲折ありWebクリップをRaindrop.ioというアプリに集約する意思決定をしました。そこでせっかくなのでこれまでの自分のWebクリップ / ブックマークまわりの失敗や改善を振り返っておきたいと思います。 これまでの失敗まず前提とし

          Webクリップの運用フローが定まったので晒す

          良い目標も良い戦略もすべて良い課題設定から生まれるのではという話

          最近こちらの本を読みました。 私は立場上、自分の所属するチームの目標や個人目標を設定したり、チームメンバーの目標設定をサポートしたり、何かしら目標設定をする機会が多いのですが、個人的に目標を実現するための実行計画 (戦略立案)まわりの精度が低いと感じていたためです。 そこで本を読んだ感想として結論、私に足りていなかったのは「良い課題設定」でした。今回は読書を通じて感じた「要するに良い目標も良い戦略も全てイシューから始めろってことっすね?」という話をしたいと思います。 目

          良い目標も良い戦略もすべて良い課題設定から生まれるのではという話

          ストレングス・ファインダーを受けて自分のストレングスをファインドしてみた

          最近、たまたまstand.fmでこちらの回を拝聴しました。 そこで「皆がすなるストレングス・ファインダーといふものを、我もしてみむとてするなり」ということで、私もノリでストレングス・ファインダーを受講してみました。 今回は私の診断結果を晒しつつ、「社会人になってからのほうが自己分析って楽しいよね」という雰囲気をお伝えできればと思います。 前提 (私について)私は10年ほどソフトウェアエンジニアとして働いており、キャリアの大半をベンチャーやスタートアップで過ごしています。

          ストレングス・ファインダーを受けて自分のストレングスをファインドしてみた

          セレンディピティ型学習の効果を最大化するにはWhyを明確にすることが重要という話

          何かを学びたいと思った時、そのモチベーションは様々です。生々しい課題を抱えていてその解決策を模索している時もあれば、タイトルに惹かれて何となく気になる本と出会う時もあります。仮に前者を「課題解決型学習」、後者を「セレンディピティ型学習」としましょう。 課題解決型学習は目的が明確なので問題ないです。ブレずに課題解決に集中しましょう。しかしセレンディピティ型学習になると注意が必要です。「なんとなくタイトルに惹かれた本を読む」、「誰かのブログで紹介されていた新しい技術をとりあえず

          セレンディピティ型学習の効果を最大化するにはWhyを明確にすることが重要という話

          キャリアは具体と抽象の螺旋階段を登ることで築かれるのではという話

          突然ですが、私はもうすぐ10年目を迎えるソフトウェアエンジニアです。今は担当する事業 / プロダクトの技術戦略を描いたり、と見せかけてたまにゴリゴリ機能開発をしたりしています。 だんだんとシニアになりリーダーシップを求められる立場になった昨今、「10年前の自分に何かアドバイスをするとしたら何を伝えてあげると良いだろうか」と考えることがあります。そして「具体と抽象の螺旋階段を登り続けろ」というのが割と筋の良い回答なのではないかという仮説を持ちました。 そこで今回は「キャリア

          キャリアは具体と抽象の螺旋階段を登ることで築かれるのではという話