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「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」とはどういうことか

「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」という荒牧課長の有名なセリフがありますが、チームプレーとチームワークの違いって何なんですかね。スタンドプレーから生じるチームワークって何なんですかね。

雑に考えてみます。

チームプレー

まずチームプレーについて。

これは野球やサッカーみたいなものをイメージするとわかりやすいでしょうか。野球、サッカーという球技のルールを理解し、チームメンバーとともにゲームをプレーできるよう振る舞えるようになることを「チームプレーができる」と呼ぶのかなと思います。

自分のソフトウェアエンジニアという仕事と紐付けて捉えると、例えば「スクラム開発のルールを学び、チームメンバーとスクラムイベントを実践する」とか「あらかじめ決めたプロセスに沿って、本番サーバでペアオペする」とか、そういうものはチームプレーに近いですね。

抽象化すると、「チームで決められたルールに則って他人と共同作業、活動する」みたいな感じでしょうか。

スタンドプレー

スタンドプレーについて。

これはわかりやすくて、「個人でプロフェッショナルとして成果を出すプレー」みたいな感じですかね。再び野球で考えると、「個人でホームラン王になる」、「個人で三冠王になる」みたいな目標を掲げ、その達成のために個として突き抜けるプレーをすることはスタンドプレーだと思います。

チームワーク

最後にチームワークについて。

「チームプレーとの差分は何か」という観点でチームワークを捉えると、差分としては「チームで同じ目標や目的を持って、その達成のために活動をしているか」が大きいのかなと思います。特に大きな目的や目標を達成するためには、個々人が自分の強みを生かしてスタンドプレーをしなければならないし、各スタンドプレーがシナジーを生んでチームとして目標達成に近づいていなければなりません。

野球というゲームを成立させるためにはチームプレーをする必要があるが、チームで勝利するために、チームで優勝するためにはチームワークが必要みたいな。チームプレー以外にも戦略や戦術を決める、その実行強度を限界まで高めるなど、チームワークの方がさらに奥行きがある印象を受けます。

そういった「チームで大きな目標や目的を達成するために、個々のスタンドプレーを積み重ねながら行うチームプレー」がチームワークなのかなと思います。よくビジョン、ミッションが大事、みたいな話がありますがこれはチームプレーというよりチームワークを成立させるために重要なものだと理解しています。

まとめ

まとめると、

  • 「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。」

とは

  • 大きな目標、目的に向かって、個々人がプロフェッショナルとしてその達成に本気で向き合うべきだよね

  • でも一人でできることって限られているから、目標達成のために個のスタンドプレーを掛け合わせながらチームとしてアウトプット (アウトカム)を最大化できると良いよね

みたいなことかなと理解しました。

チームプレーの域に留まらず、スタンドプレーができるように個の力を最大限に高めながらチームワークで大きなコトを成し遂げられるようになりたいですね。

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